2017 初夏 母島遠征

2023-02-07小笠原母島遠征

(過去ログです。試行錯誤の初期の遠征記ですのでそこを加味してご覧ください。長文注意です。)

※釣行記を読む前にご一読願います。https://remember-fish.blog/hahajima-rock-fishing-report-attention/

1:出発

はい、只今おが丸の底近くの二糖船室です。毎度の事ながら記録的な意味合いも込めて書いておきます。

・・・・・・

この一週間は何か忙しかった。急な依頼や待機番や残業やらで準備が進まなかった。定番化したいつもの母島遠征とは何か違う感じ。今回は内地からの同行者はなし。一日目は一人で磯に乗るつもり、二日目はネットで仲良くなった母島ローカルルアーマンと乗る。

結局荷物の準備が出来たのは当日の5時。

ルアーが多すぎか?(笑)

荷物が多いからね

それでも気持ちが沸き立つあの煙突。

どこか現実感がなく竹芝まで来てしまった。車は南側の駐車場に入れた。荷物が多いから車で来てチッキに預けるのだ。受付で欧米人に声かけられる。乗り口がわからないのか?とりあえず答える。ターミナルにはいつも島にいるはずのオーナー夫妻。これまた驚き。渡船情報いただく。

 この航海そこそこ乗客多くて620名超ほどだそう。今回の母島は釣り人多いみたい。千葉のルアー軍団も来ている。良い磯にのれるか不安。1日目は相乗り、2日目は団体で渡船に乗れるとのこと。

さらば竹芝。

船に乗れたらお酒飲んでよい。と言うかここにきてやっと一息つけるのだった。遠征は船に乗るまでがドキドキなのだ。

動画撮ろうかと思ったけど面倒になってしまった。つくづく動画上げる人はマメだ。席は二等船室。雑魚寝である。客席の反対側の士業のおっさん軍団がうるさい。

…。

そして夕方起床。ワンコづれの人がいた。そんな旅も良い。

夕食はこんな感じ。業者が変わったのかな上手くやろうとして策に溺れたな、食堂よ。

また寝て過ごす。夜中に目が覚める。最近眠りが浅い。士業のおっさんは多分SAS(睡眠時無呼吸症候群)だな(汗)。

夜中の船内はなんとなくブラブラする人が回遊している。また眠る。

…。

翌朝ちゃんと起床したのは6時過ぎ。雲が多いから日ノ出は微妙だったと思われる。少し撮影しようかと思う。今回の乗客は島民とつがいと中高年が多い。若者少な目。手持ちぶさたにぶらぶらしてる人多い。帰りは知り合いいっぱいになるだろう。この落差も面白い。

しっかり食わないとヤられる。

さて、雑感として、私にとって母島に行くというのはどこか夏休み親の田舎に帰るような気分。四歳から釣りをしているので夏休みの田舎に行くやら海水浴に行くやらは子供にとって遠征のようなものだった。それがサイズアップしたような感じか。

 しかしながらすっかり小笠原にとり憑かれている気がする。ヘビーリピーターのように適度な距離感で関わっていない気がする。島に着く前の今の時点ですでに切ない。

今回は一人だから容易く感傷的になりやすいのかもしれない。

今回遠征はどうなることだろう。

2:移動

朝。やはり海はきれい。しかし天気は微妙。所々雨が見える。カツオドリがいつもより多い気がする。

すこし暑い。まずは飯を仕入れないと。

はは丸待合。人一杯だよ。

飯を食わねば。離島は飯が内地のように手に入らないけど。

天気予報は曇り時々雨。おかげて暑さも和らいでいる。乗客はなぜか子供が多い。課外授業かな?

さて母島だが。

ガスってる。明日大丈夫か?

さて雨のなか到着。宿はユースホステル(注:今はユースはやめて普通の宿になった模様)。朝飯は無しにした。あの欧米人も同じ宿だった。英語少しは出来ると思われてしまった。まずいな。宿には真っ黒な無造作頭のあんちゃんが。この人が明日相乗りする相棒。初めての小笠原で二航海しているそう。荷物を解き受付するとユースの前の渡船してくれる船長の所へ。静かそうな船長。お弁当も何時もと同じように作ってくれるとのこと。ほっと一安心。明日は行けそうとの言葉に一安心。そして早速相乗りする方と買い出しへ。人懐っこく色々聞いてくる。彼は前航海からずっと素泊まりで過ごしているそう。朝と夜の時合いに被るからだそう。そしてタックルは良い物だけどいわゆるヒラマサタックル。沖港の堤防でGTにラインぶっちぎられたらしく、GTは置いておいてマグロを狙いたいとのこと。

またもやとんでもない釣りキチと出会ってしまった。普通の釣り好きの私にはついていけない(注:普通だろうか、ワタクシ(笑))。ある程度の準備が出来たらまずは餌の確保。情報を相棒さんに聞くとメアジの群れは入っている模様。ここでネットで知り合った母島ルアーマンが配達で登場。軽く話をする。文章より結構テンションの高い人である。

さて、と夕食前にエサ確保へ向かう。試しに大きいルアーも投げてみるも音沙汰なし。さらに何時ものサビキではあまり釣れなくて焦っている。相棒さんがアジングタックルの持ってやってきた。すると一言、「○○さんって(ブログ)、の○○さんだったんですね!!」むむ?どちら様?「ぼくDってHNでコメントしてます!」げっ!6月に、コメントくれたDさんが相棒さんの正体だっのだ!確かに質問攻め感が似てる。さてDくんのアジングテクは凄かった。完全にメアジのノリをアジャストしていた。あっという間に30匹近くを揃えた。しかも夜もアジングで拾っていく。こうやればメアジ釣れ続くのか!

先に宿に帰り、飯。Dくんは素泊まり。天気予報で母島近海の低気圧が熱帯低気圧になったと言うこと。まさか、と思うも船長大丈夫と言っていたからな…。そして明日の準備をしはじめるとスコールが。やらなくては行けないので雨の中タックルを組む…。そしてDくんと釣り談義をしつつ就寝。なんとか明日の天気もってほしいものである。

続く。

初日。

4時起床。ユースはドミトリーなので同部屋の人に迷惑をかけないようにこそこそ準備。階下へ降りていくとダイバーのおじ様。「今日は昨日より風が強い。ヤバいなぁ…。」確かに風が強い。これは…。とにかくインスタントコーヒーを飲み、船長を待つ。

今回の船長「オーナー船長の決定を待って行くかどうか決めよう」とのこと。…。危険な流れ。→オーナー船長登場。→「今日はやめとこう。弁当貰っておいて。(バツのポーズ)」 

ああ。母島遠征を続けてきて、ついに喰らってしまった。仕方ない、とりあえず白い灯台の所へ向かっておこう。

昨日釣ったメアジは急速冷凍材で冷やそうとしたけどあまりよく冷えなかった。臭いがでてしまっている。とにかくそれをTG12BHに付けて流してみる。鮫が食うもライン切られてダメ。そこにDくん登場。しばし釣り談義をしながら今日は東港でも行くかと話し合う。「「急に行けるぞ」なんて話になったら良いねー」なんて。

すると堤防に車が!オーナー船長「風落ち着いてきたからどうする?」ワタクシ「そう来ると思ってました!行きます!」かくして急いで宿に戻り、船へ。七時半過ぎになりましたが出港することになりました。

今回の渡船→実は元カンエイマルなのでした。

朝食のおにぎり。うまし!遠征初日の朝食にはこのおにぎりとお新香がいい感じ。

最初南に向かうもうねっていて乗れる場所が少ない。先に出た千葉のルアー軍団は大根にのった様子。我々は東側に出て北上。微妙にうねりがあって東側もキツイか。結局北港の先まできた。

乗ったのはあの鬼岩。母島北端に最初に見えてくる岩。鬼ヶ島みたい。

ここでやってみよう。かの同行者1(Dくんは同行者や同行者1のこともチェックしていた)がコクハンアラを釣った場所。

ルアーを一通り投げ音沙汰なし。そしてデッドベイト。

チギ。やっとTGB12H入魂できた!

Dくんはルアーにて。

バラクーダ。Dくんとても喜んでる。思わず「まだまだこれからですぞ!」といさめてしまう。まあ前半でかなり厳しい戦いをしていたのだろう。

そのあとはポツポツ。ルアーやったりデッドベイトやったりしつつ。

サメにかじられる。

しかしスマホの電池が異常に減っていて写真取れず。

そこまで凄く暑いわけではないけど喉が乾く。Dくんに塩剤あげたりする。頭から水を被る。「冷たい!」まさか低水温。来る前は28℃くらいあったはずだが。これはダメかな。少しテンションが落ちる。それでも風船で流してみたりする。今回持ってきた50ポンドタックルはすこぶる使いやすい。しかし大きいエサはリールの部分だけ押さえても滑ってしまうのでグリップの所でもラインを押さえて投げる事で対応した。次はルアータックルでデッドベイトを流してみる。午後になり鬼岩は北側に向けてゴンゴン潮が流れ出した。するとやや良い当たり。おお、泳ぐ魚かなと期待してしまう。「おりゃ!このやろー!」なんて声も出てしまった。釣れたのがこれ。

アカマス。10キロいかないくらい。あとはチギやらがぽつぽつ。サメに取られたり。沖港にいるサメに比べて勢いがあるので感心しているDくん。その後はDくんもデッドベイトで小さいアカマスを釣ったり。デッドベイトの釣りが楽しかった模様。そして千葉のルアー軍団も鬼岩までやってきた。あまり芳しくなかった模様。最終Dくんが釣った25センチくらいのカッポレを流してみたけど音沙汰なし。

そして1630撤収。鬼岩は7月の前半に45キロのGT出たようだけど今日はダメだった。港に戻り、船長から氷をメアジ用にもらう。Dくんはかなり楽しかった様子。でも「沖磯はこんなもんじゃない。今日は渋かったんだよ。」と繰り返す。とお金を下ろせないことに気づいて青ざめるDくん。「立て替えるので明日も乗りましょう。」と船長とワタクシで説得。「社会人失格です」とDくん。「もっと凄い奴もいるから安心してくれ」、とワタクシ。買い出し、「アイス旨いっすね!」とDくん。

シャワー、飯そしてノルマのメアジ釣り。Dくんは友達に釣れた魚を見せるんだとLINEをしているので先に。しかしサビキでは全然釣れない。サビキは群れが固まってないとダメなのだ。ポツポツしている個体はアジングが断然強い。しかしラインが細いので切られやすい。ほとんどDくんに釣ってもらう。20匹くらいだろうか。

そして夕食後はタックルの組み直し。ナイロンは巻き直し、ベイトはカイコンに変更。これは千葉のルアー軍団の人がカイコンDC+ssアシストで組んでいたのでワタクシも試して見ることに。少しレバードラグに執着してた面もあったがもう少し投げやすさを取っても良いかなと思い返してみたのだ。
ルアーも入れ替え。妄想空想でなくもう少し実用を重視しなくては。あ、そういえばメジャーもはかりも忘れていた。これじゃいかん。釣れたらどうするつもりだったのだ?やっぱり地に足がついていないのだ。

そして晩酌。眠剤代わりに少しだけ飲む。ミーティングルームには真っ黒カップル。女性の方がホントに真っ黒。長期滞在しているとのこと。小笠原の自然をゆったり満喫している感じでまぶしい。自分たちは闘いに来ているけれど彼らは和みに来ているのだ。

ユースは居心地いいけどドミトリーなので朝と夜気を使ってしまう。

ここで覚書。

  • アジングタックル有用。
  • 今回の船は遅くまでやってくれる。もっとも遅くても良いのかは解らないけど。
  • 簡易クーラーバックは以外と弱い。破けてしまう。
  • 急速冷却剤冷えない。デットベイトを保管するほどには使えない。

今回は厳しいかな、と思いつつ就寝。

続く。

2日目。

さて次の日。風は穏やか。今日は母島ルアーマンの皆さんとの渡し。千葉のルアー軍団は南に行くので我々は北へ。サワラ根と鬼岩の離れに別れて乗る。

と港を出て途中で雲行きが怪しい。とたんに雨に囲まれてしまいサワラ根手前で待機。寒くなるくらいの雨で一応カッパを着る。落ち着いてから渡礁。こちらに四人。上げ潮で少し波を被るサワラ根。まだ潮は走ってない。風は緩やかに南風。母島ルアーマンはポッパー、ダイビングペンシル、DくんはGTアイスクリームだったろうか。ワタクシは最初からストライクプロをベイトタックルにて。サワラ北西側の先っぽで投げていく。前日に千葉のルアー軍団が乗っているし微妙かもしれない。そしてサワラ北側を、キャスト。と緑と青の影が追ってきた。カスミアジ。よくあることだけど追ってきて食い損ね。これを次のキャストで追い食いさせたい!もう一度投げる。際を沿うように巻いてきて途中に小さくジャークを入れつつ。すると

乗った!カスミアジはダッシュは速い。丁寧にファイトし取り込みは母島ローカルのソウルズさん(ソウルズのキンバルを使っていたので)がやってくださいました。

尻尾の写真。キープ。これはこれで嬉しい。

しかしまだ潮は上げ途中。時合いはまだだろうから朝食にしよう。我々はお握り、ソウルズさんは大スパム弁当マヨネーズ。麦わら帽子さんはパンでした。

その後はデッドベイトで際落とししてアカマスとカッポレ。

そして南側投げるも音沙汰なし。南角でデッドベイト風船仕様にてアカバ。これをライブベイトで流してみる。も不発。
デッドベイトのムロアジはササヨによくかじられる。いいのか悪いのか解らない。ササヨは見かけるけど魚食魚はルアーに反応は薄い。

しばらくして潮が沖側に流れ始めた。ホッパーやデッドベイトのアクションに小さめのイソンボが反応、追尾しはじめた。お、良い兆しかと思い始めた、そこへイルカの大群…。しかもイルカの群れはサワラ根をぐるぐる回り始めた。万事休すか。

ここでソウルズさんお昼寝、DくんはデッドベイトをしたりGTアイスクリームしたりベベル投げたり。でも当たらない様子。麦わら帽子さんはダイペンをコツコツと投げ続ける。ワタクシは色々なルアーを試すも不発。12時過ぎに麦わら帽子さん遂にヒット。良い走りで上がって来たのはいいサイズのカスミアジ。

ここで少しモチベーション上がり再び皆頑張るものの不発。磯替えを提案する。

そうして上がったのは鬼岩。昨日と違って凄く穏やか。ワタクシはデッドベイトでアカマスやらチギやら。(しかし浮かせてからポロリしてるので写真はなし)各自裏の水道やら(GTには良い?)色々攻める。穴の中でソウルズさんがカスミを一匹。Dくんはアナダコを取って貰って流すも根掛かり。

夕方が近づき際の潮がガンガン流れ始めた。風船デッドベイトで流してみるもかじられるだけで不発。他のメンバーもデッドベイトしてみる。するとDくんにヒット!「どうしたらいいですかっ!」の声に僭越ながらアドバイスさせてもらう。「サメかもー。」というので「気を抜いちゃダメだよ」と声かけ。そして上がって来たのは10キロくらいの良型アオチビキ。ギャフがけさせて頂きました。

ここで1700磯上がり。夕暮れの中で帰港。鬼岩の離れ組はカッポレと10キロくらいのGT一匹とのこと。期待していたのでガッカリ度は大きい。あと朝泳ぐ魚のデカイのが掛かり200メートル近く走られブレイクしたらしい!くーっ!鬼岩の離れとサワラ根はそんなに離れていないが違いが出た。

わずかでもチャンスはあったのだな。

宿に帰り約束のお魚を持参。次の旅人のご飯になるでしょうか。そしてシャワーを浴び、精算。今回は大人数だったので比較的割安になった。色々心遣いしてくれる今回の船長夫妻。お弁当大変美味しうございました。

食後はDくんに大漁寿司にてカツ丼を食べてもらう。(注:大漁寿司は母島名物ともいえるお店。大盛カツ丼と愛想の少ない店員さんが特徴的。喫煙可のお店。)

その後は明日の準備。恒例の最後の足掻きに行くのだ。しかし今回は当てがあるので期待できるかもしれない。

続く。

3日目、そして帰路へ。

さて朝。超早起き。微睡んでいたらDくんに起こされた。母島ルアーマンに迎えに来ていただきポイントへ。行く道が結構しんどい。ワタクシ「待って~」を連発。帰り道が心配すぎる。Dくんに笑われてしまう。

息を整えて遅れてルアーにてアタック。時合いになりボコボコとボイルが聞こえる。まずDくんヒット、多分小さめのGT。しかし根に巻かれてブレイク。ワタクシもルアーにアタックあるものの乗らず。残念。いいところで邪魔(漁船)が入り魚が散ってしまった。少し島の話も聞く。

帰りは何とかマシになって帰る。泥濘がきついが。母島ルアーマンの方々には大変お世話になった。お土産も無事渡すことが出来てよかった。

宿に帰りシャワー、カップうどんとさんま缶詰め。お会計。荷物をチッキに預けるため運ぶ。渡船船長の車をお借りする。優しい母島の人々。

チェックアウトし、まずは商店へ。しまった今日は日曜日だ。一個しかお店やってない。とりあえずチューハイをのみまったり。母島ベテラン釣り人の話を聞きつつ。渡船は少し遠目の磯をお願いしたほうがいいとのこと。ササヨでもGT釣れるとのこと。一人瀬渡ししてもらったこともあるとのこと。クーラーにヒモつけて渡ったりしたとのこと。

同宿の人々とガジュマル下で一杯。となりのオーストラリア人にはよく英語で質問されて閉口した。日本に来たんだから日本語喋れっーの!

美しい母島。砂浜にはイワシ(注:島ではイワシと呼ぶヤマトミズン)の群れが。ときおりカツオドリがダイブする。なんでここに群れているのかは不明。

そして出港。港には見送りの人々が。母島ルアーマンの皆さんも来ていた。何時ものオーナー船長夫妻、カンエイマル船長ともご挨拶。新造船は結構大きいとのこと。

水で文字を書いてある。(現在はやってるのか不明)

ギャル男に戻ったDくん。涙ぐんでいる。若者が二航海もするならば凄く心に残る時間になっただろう。「また秋にきます!」と誓っていた。これから色々考える事が出来るから楽しみが一杯だろう。

帰るときが一番の快晴。母島遠征あるあるであります。

父島見送りタイム。甲板には見送りに感動する父島旅行者。そのうらでラウンジにて虎視眈々と次の計画を練る。(次の計画ってなんだろうか(笑))

今回も父島ユースの光通信見えました。

甲板にて特盛スパム弁当食べつつ仕事で来た方のお話をうかがう。今回船、特に年配のヘビーリピーターが多い。島民も多め。

ここで眠くなり就寝。ひたすら眠る。10時頃目が覚めるもまた眠る。起きたのは日ノ出頃。しかし雲が多くて残念だっただろう。

朝日の時間、空いてるラウンジ。

朝飯はDくんと食す。アジングについて講義を受ける。メアジを捕るならアジングが良いと思う。(注:しかし内地のアジより力強いので対応を内地のままだとラインブレイクが多発してしまいます)電波が入るとずっとスマホとお友達のDくん。そっとしておこう。ロッドの話はなんとか決着。

今回は釣りで筋肉痛にならず最後のポイントへ行くので筋肉痛になってしまった。フィジカルの準備が大事なのは解っているのに忙しさで出来ていないワタクシ。

この遠征最後の食事。おが丸の食事が名残惜しい。

そうしてまもなく竹芝。次の予定は未定。

覚書そして反省会

7月は微妙なのかな?(注:そんなことはないが冷たい潮が入るとアウトである

遠征に関係あることと無いこと含めての雑感含みます。

 2017年の母島遠征も貧果の内に終わってしまいました。一緒に釣りをしたDくんのように結果に関わらずニコニコでは終われないのが欲の深さか余裕のなさか立ち位置の問題なのか。が、2016年の母島遠征後よりは落ち着いているのかとは思うところです。

  環境としては毎度お馴染みの水温3度低下を食らったこと、母島到着後に発達した熱低で海が少し荒れたこと、ベイトの接岸ピークに乗り遅れたことでしょうか。それでも港には中規模ながらもメアジにミジュンの群れも入っていました。もしかしたら7月の方が海況は難しいのかもしれまないのかな。いや偶然かな。とにかく人が多かった。今度は五月の終わりとかどうだろうか。しかし自分の中で水温低下を感じてからモチベーションの低下があった感は否めず、努力しつくしたかどうかは言い切れないな。

今回は母島ローカルとお話が出来たことが収穫。皆さんおだやかな人ばかり。屋久島もそうだったけど豊かな自然環境で暮らすとおだやかになるのかな。

改めて小笠原で暮らすってどんな感じだろうか。あと感じる文化経済の中心感覚とか。普通離島に行くとそこは外れとか田舎という感覚が強くなるけれど沖縄本島や石垣島や小笠原、屋久島は何か別の体系に来たように感じる。

そこで暮らすことに対する魅力と現実との葛藤に右往左往する日々です。自分を取り巻く事柄もあるので気楽に走りだす訳にもいかず。

  遠征は楽しい。しかし大物へは中々たどり着けずならば、住んでしまった方がいいんじゃないかと思ってしまう。ここのところそういう前を走る釣り人との出会いが最近多くて。刺激が強い(笑)。

ともかく収入や住みか、コース、人生の終末、体の事をしばらく考えてみよう。

注釈

2013年に母島遠征を初めての四年目。少しは形になって来たのかしかしながらまだ迷いだらけで試行錯誤の最中の遠征でした。ルアーの選択もまだまだブレまくり。人生の進路もブレまくりでした。

離島の友

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小笠原母島遠征

Posted by Kamaji