離島移住記⑩2019年11月の小笠原母島 【離島大遠征?】

2021-10-26離島移住記録

スポンサーリンク

[ad01]

11月22日イケガツオ

前日は腹痛が寝る前にあったので朝は普通に起床。桟橋に行ってみた。先客はマイウェイ君。メアジの回遊は一瞬だった様子。

釣れないよなぁ、この気配(笑)。

はっ、君は先輩になついてる鳥じゃないか


今日は河川掃除。川にはカエルが小魚が。あの台風の時はあふれんばかりの濁流だったのにどうやって生き残ったのだろうか?

今日は強風吹く集落である。

焼きそばライス。
午後も河川掃除。この島のほとんどの風景を見たと思っていたが、まだまだ謎の場所がある。

河川の奥に砂防?ダム。もっと引いて撮ればよかった。遺構のようで趣がある。高い砂防?ダム。
業後は港入口へ。なんと旅行者のアミコマセが桟橋に残っている。水で流す。ちゃんと掃除して欲しい。メアジは確保出来るものの泳ぐ魚のアタリなし。そうそう新魚種を釣った。

イケガツオ。

小さくてもりりしい顔。

夕飯はカレーそば。今日は休肝日にする。(たいてい晩酌して寝ている)

11月23日

昨日釣っておいたメアジを使って港で泳がせ。イカらしきものにかじられたり岩を拾って来たりとぱっとしない。5時過ぎ遠征者のチャーター船が二艘出て行く。出船できるようで何より。

(業後の記載なし。きっと釣りには行ったことでしょう)

昼だから夜だからとメニューの縛りはないな(笑)。

11月24日カスミアジ アカマス イワシ

朝はなぜか桟橋へ見物だけで向かう。マイウェイ君が釣りをしていたのでメアジ確保のお手伝い。「沖磯に行きたいなあ」、と話す。彼は仕事でこの島に来たのだが母島の釣りのことをほとんど調べず(もしくは調べても参考にせず当初自分の内地の釣りを貫いて)母島での釣りを開始した青年である。

朝飯。
さて東港へ釣りに行こう、とその前に桟橋に立ち寄ると先輩が。

カスミアジ。この後しばらく見ているとさらにもう良型1匹カスミアジ。のち「野球の練習がある」とかで去っていった。ちなみにこの島の人たちはカスミアジを毒魚と言って食べない。南方出身の島民がお持ち帰りしていた。沖縄や八重山の島民は色々な魚を食べておいしい食べ方を知っている感がある。(食料不足で培われた文化な面もある)対して小笠原は魚が豊富だったためか食べる魚の選別が厳しい。メアジ、ハマフエフキ、カスミアジ、ギンガメアジ、ブダイ系、イシガキダイは一部の人を除いてほぼ食用にしない。
さて東港。

アカマス(と思われる)最少記録。

トウゴロウイワシに混じってイワシ。混在している群れもあるんだな。
今日もカイワリはスカ。東港のナンヨウカイワリをずっと狙っているのだが。知り合いよりGT出現の噂をまた聞く。ドキンとするが人の見えるところにバッチリゆっくり姿を見せるGTはちゃんと人間を認識している。つまり釣れないのだけれど。

昼飯。このあと気絶するようにお昼寝。
夜は一人外食。ミストラル(のちのお食事処めぐろ)に行くことにした。

外食出来立て唐揚げのありがたさ。内地じゃわかるまい。

他お酒を軽く飲んで2360円なり。オーナーのミッチーさん(母島唯一のYouTuberでもある)と奥様の二人で営業されている。穏やかな雰囲気のお店である。

かつて同礁した釣り友の先輩なのでワタクシはミッチー先輩と呼んでいる。ミッチー先輩のチャンネルは島育ちの島っ子のネイティブな強さと海遊びがわかるチャンネルです。

(ちなみに子供含めネイティブ島民のガチ釣り人(大物を狙う釣り人のことの意味)は居住中2人しか会ったことがない。(イカ釣りはするが))

さて明日はどうすべ。

11月25日

4時起きして東港へ。堤防の上はウネリがかぶっていた。結局オキザヨリのバイトのみ。そういえば堤防にライトがあったな。さらに東港で釣りしている時にレンタルスクーターがやって来た。他にもこういう釣りをしている人が来島したのかも?

久々に失敗飯。(何が失敗したのかな)

業後は迷ったが港へ。カマスが入っているというのだ。しかしオキザヨリが釣れるのみ。

台風の時に避難所に持ち込んだ本、返却した。外は嵐だったのに避難所は静かで本に集中してしまったな。

先日の子カンパチを刺身に。美味しい。
今朝絡んでしまったラインを解いていたら時間を費やしてしまった。後フックは新品に。

11月26日ハタ系

流石に1時過ぎまで起きていては3時半起床は無理だった。軽い自己嫌悪。
さて仕事。仲の良い先輩がいないので静か。

昼飯は業後のげんを担いで久しぶりにつき弁当。

業後はナンヨウカイワリを狙いに東港へ。しかしウネリがでかい。一度うねると東側はさえぎるものがないので大きいうねりが直接接岸する。
餌は先日釣ったイワシ。しかし結局ホウセキキントキとハタのみ。

ちょっと小さいのでリリース

漁協売店で買った中村屋の高級レトルトキーマカレー。
グループLINEの抜け方で考え込む。

11月27日

またもや寝坊。時間を無駄にしている。
とりあえず桟橋へ。

鳥が不時着していた。夜来たのだろう。港の街燈につられてやって来たのだろう。けがしていればそのうち環境好きな人が保護するだろう。初の母島沖磯遠征の夜にもいたなあ…。

デットメアジに一度あたりあるも飲み込まなかった模様。

焼うどん。

先輩が育て始めたバジル。

休憩中の一コマ。水滴が綺麗。


業後は入港日買い出し。入港が遅れたので商店は長蛇の列。レジ待ちしつつ留学生のブログを読む。店を出ると真っ暗。遅くなってしまった。

暗くなってからデカメアジ。カマスっぽい?アタリはあったのだが今日も不発。

注文していたルアーが届いた。噂のfclLaboの萌ステッカー付。

今日届いたルアーを肴に妄想を膨らませつつ野菜天ぷらと蕎麦。

夜腹を下した。(ルアーを口にしたわけではない(笑))

11月28日

釣りに行こうと表に出るとスコール的な雨。負けんぞと桟橋へ。先客でマイウェイ君と名人あり。ギリギリまで粘るものスカ。今日は誰も釣れなかったよう。

昼。眠かったのでインスタント。
先輩とこの島でルアーで釣れる魚についてまたもや議論。やる気のある魚と全くやる気のない魚の白黒で釣りを考える先輩と微妙な状態の魚とも同期させて掛けたいワタクシ。性格によるものかもしれないし、考え方の違いによるものなのかもしれないな。最も浅瀬に入って来るのはやる気がある個体だけでそれ以外はいないという考えも潔さはあるかもだが。

業後は今日も美味しいと噂の?カマスを狙うもスカ。何カマスかはわからないが。何気にライトタックルでのトィッチが右手に響く。が、小さいルアー(内地のライトショアジギングくらいのやつ) も楽しい。なんとなく先輩が付いてくる。なぜだ?

カンパチの漬け丼とフカヒレスープ。結構食べてるな。
明日こそ磯へ行こう。

ふと人格とかを考える。ワタクシはまったくもって小さい人間なのであるなあ、と足元を見、日々の自分の気持ち、SNSを見て思う。

また若者たちの話だがきっとどんな巨大魚を釣っても自信形成は別だと思うのだ。釣りとは他人の評価も大事なのだけど最後は自己満足。

「根拠のない自信がない人が自らの意志で自信を持つのは実績ではなく、自分を卑下しない覚悟のようなものではないか」と思いつつある。自分にその種の覚悟ができているわけではないが。
…。
今の環境での残り時間と次の一歩を考える日々。この環境、この期間での巨大魚とやりあえるチャンス、もうかなり可能性は低いだろう。しかし試行錯誤を重ねて挑戦していきたい。雑念なく臨めるよう心持ちを持っていきたいものだ。

11月29日タマン

早起き出来た!ということで北港へ。

囲まれているので外洋のうねりの影響は少ない。水温26.3度。今日もあたりはなし。雰囲気は良かった気がするのだがベイトがいなくてはこの浅瀬には入ってこないか。

話はそれるが磯大物ルアー 釣り(仮に磯からGTを狙うルアー釣りと仮定)する女性ってなんでほとんどいないのだろうか?オフショアは増えたようだけど。少し増えればタックルの進化など面白いと思うのだが。その理由、当初はトイレや腕力、体力のことを思ったのだが、登山やボルタリングなどしている女性の増加を考えるとそこでもないかと。やはり確率の悪い釣りは女性受けしないんだろうなと推察した。船の釣りをプッシュする釣具業界の意向もあると思われるし。いや別にいなくてもいいか。というか磯大物ルアー釣り人口が増えなくても良い気もする。(どういう決着?)

閑話休題。

焼きそばライス。

ゴーグルしてマスクして耳栓して完全防備。側溝を作り直すので砕き続けるのだ。

午後になり風が強くなってきた。
業後は桟橋でカマス狙い。またもや先輩がやって来る。愚痴は聞かないぜ?

夏よく釣ったチビタマンを久しぶりに釣る。なつかし。(年中釣れるのだが)

できれば全部閂に掛けられるようにになりたいものだ。

どうしてもチャーハン。あまり夕飯にチャーハン食べないイメージだが世間一般にはどうだろう?
明日は仕事が山場なので釣りに行かないのだ。

11月30日

少し寒く感じるくらいの朝。
今日の仕事はコンクリート打設なので釣りも自重。何を担当するかわからないが構えて臨む。
冬が近づいて風が強くなって寒くなってきた。(母島でも冬になれば多少寒くなる)

昼!カツ丼、今日のハイライト。先輩たちはちょっと多いなと言っているが外で食べるカツ丼はうまいのだ。

業後、先輩たちは急遽発生した道路の清掃で残業。ワタクシは先に上がる。少し後ろめたさもあるが沢山いてもどうしょうもないと切り替える。寒い1日だった。

勝浦担々麵(B)

ちなみに島では土木業の社会的地位は低くない。仕事が生活に直結していることを皆目にして理解しているし住民構成比でも一定の割合を占める。土木業の経験のある島民も多い。

仕事は公務員、教育業(塾はない)観光業、漁業、農業、土木業、電力、上下水道、医療、介護、商店、飲食業、自動車整備業、郵便局である。(インターネット、通信関連は必要時に外部からやってくる)サービス業もIT関連も不動産屋も銀行支店も芸術家も作家も営業職もいないのである。職業ってなんだろうなぁ…。人間もこの島に流れ着いた生物の様だな。

12月に続く!

12月

離島移住記録

Posted by Kamaji