離島移住記⑬2020年2月の小笠原母島 【離島大遠征?】
まだ外海はざわざわで沖磯には行けず島内で釣と仕事にいそしむ日々。内地では徐々にコロナの伝播がはじまったりして。と言いつつ島はまだのんびり。オーダーしたロッドを使いこなせるようになろうと練習の日々。たまにカンパチが釣れたりしますが釣りには厳しい時期。メンタルが落ちるようなことも多い日々。人間関係が濃いので一つの事柄が引きづることも多い時期でした。
※本編をお読みになる前に注釈にお目通し推奨です。https://remember-fish.blog/emigration-preambl/
- 1. 2月1日エイ
- 2. 2月2日チギ イカ ちびアカマス
- 3. 2月3日 ヒレナガカンパチ
- 4. 2月4日 ヒレナガカンパチ
- 5. 2月5日
- 6. 2月6日
- 7. 2月7日外洋性のサメ ハタ系
- 8. 2月8日
- 9. 2月9日
- 10. 2月10日
- 11. 2月11日
- 12. 2月12日
- 13. 2月13日イカ
- 14. 2月14日ハタ系
- 15. 2月15日ハタ系チビタマンチギ
- 16. 2月16日
- 17. 2月17日
- 18. 2月18日
- 19. 2月19日
- 20. 2月20日サメ
- 21. 2月21日チギ
- 22. 2月22日
- 23. 2月23日
- 24. 2月24日
- 25. 2月25日
- 26. 2月26日
- 27. 2月27日
- 28. 2月28日
- 29. 2月29日オジサン
2月1日エイ
朝練。港外のうねりで港は底荒れ濁りっぽい。こんな時はカンパチは期待できなさそうだがそれでもルアーを投げることにした。風は西風。しかも冷たい。
ダイコーさんのライディングシャフト390、未だ良型を掛けた経験なし。良い商品が多いのに釣り部門の撤退は誠に残念であった。
仕事、今日はコンクリート打ち。あの物体を美しく仕上げるのは難しい。熟練の技術だ。
インスタント。
業後は磯へ。なんとか入れたが暗くなる前に撤収。天気アプリなどのデータを残す。
帰ってきて、ぶっ込み。
エイ先輩。不謹慎かもだが良い練習にもなる。足元での粘り対応なんてヒラを打つGTみたいかも?
味噌煮込み。失敗である。
2月2日チギ イカ ちびアカマス
朝起きると先輩からのライン。磯に行くのはやめておくとのこと。一人で向かう。
6時開始。
ルアーでは無。
前から考えていた地磯デットメアジ。
かかったのはチギ達。
今日の最大サイズは73センチ、5.31キロのチギ。竿は曲がるが魚は反撃できず。
水温22.6度
浮き仕掛けのメアジに1.5メートルくらいのサメヒット。そこそこ曲がるものの難なく連れてくる。歯切れにてブレイク。しかし良い経験になった。色々な経験を経て道具と仲良くなるのだ。
この容器でメアジを運ぶ。
自己記録級チギ。
朝ごはん持参。起きがけに胃にモノを入れるよりよい。ロープは何時も持参。
お気に入りの変な名前のポッパー。日も高くなったので帰寮。今日の磯は潮は右から左にわずかに流れる程度であった。
焼肉丼。タンパク質!
一眠りして東港へ。狙ってアオリイカを釣ることができた!インフラに携わる男子と並んで釣りをする。全くの釣り素人。道具で苦戦しているよう。釣りって初めてやるとかなり難しいらしい。
新年初アカマス!
綺麗な色、かわいい顔である。帰寮。
夕食はめんどくさいのでラーメン。
伝え聞いたところによると港では朝メアジ泳がせで良型GTが上がったらしい。釣ったのは釣り名人らしい。見たわけではないので何とも言えないが、魚とリズムが合っていないのか。
2月3日 ヒレナガカンパチ
昨日の港での良い成果を聞き、と手を労って泳がせへ。そして先輩が泳がせにて!先輩は食べる魚を釣る人。
うおおっ!ヒレナガカンパチ104センチ16.4キロっ!めちゃめちゃ肥えている。ギャフ掛けさせていただきました!やっと、トラウマ解消!ギャフも良い魚かけられてよかったかと。きっと自信がつく事だろう。道具にも自信が必要なのだ。
業後は磯へ行ってみる。
しかし時折デカイうねりがさらい、左側が厚く波にさらわれる。風がなくても波とウネリのベクトルが重なると長めのスパンで大きいうねりとなって回り込むのだ。
ということで踵を返し港へ。港では先輩がファイトしており、なんとベイルにラインが噛んでブレイク、そしてその糸が後で釣りをしていたワタクシのメアジに絡むというアクシデント。いや回収できてよかったか。メアジが港の外に出て行ったのを確認して今日の釣りは終了とした。
焼きそばライス。溶けかけたもやしを消費。浅漬けの素でキュウリを付けてみたが時間が長すぎた様子。
2月4日 ヒレナガカンパチ
すっと5時起き。昨日は早く寝たので。
朝飯にタンパク質は良い様子。
用事を済ませ港へ。角の方に釣り名人がいるのみ。してメアジを狙うもなかなか釣れず。どこにいるのか、と15分かけてやっと確保。ベイトが確保できない時の方が魚は釣れる気がするのだが。6時ごろ他の会社の人が声をかけられた瞬間ラインが入る!すぐにあわせをくれると重めの突っ込み!キワを走っていくの対応が少し遅れて危なかった。圧をかけ振り向いた所で浮かせる。そして頭を上げさせるがもう一度突っ込まれてしまう。バレるなーと祈りつつ対応。この仕掛けメインがPE6号にリーダーが140lb、ヨリモドシを介してバイトリーダー180lb、針は南方強者の26号。タックルはいつものエランワイドパワーにXR-2/B。
ギャフ掛けは対岸から釣りをしつつ見ていた先輩が駆けつけてくれて掛けてくれた。
ヒレナガカンパチ 110センチ、17.11キロ。カンパチとしては自己記録。久しぶりの良型に気分も上がる。
(うれしかったので写真多めで掲載しております)
仕事はサンダーでのカットあり、緊張する。あれは簡単に指が飛ぶので。
昼、ボイルがあったとのことで港へ駆けつける。
メアジや何かの小魚がいる。ルアーにはヤガラがついてくるのみ。
港に行っていたので時間がなくなってしまった。急いで昼飯。ご飯の上に載っているのは塩味の焼き鳥缶詰である。梅干しではない。
さて業後。何故か先輩が朝のカンパチを捌いてくれた。手をこまねいていたヘッドは持っていかれたが。お手伝いをしてから灯台の所へ。メアジが溜まっており時折ボイルが。ワタクシはピュンピュンタックルでキャストしてみたが、なぜか釣り名人がメアジをくれたので流す。何かに襲われたがフックアップせず。合わせが決まらなかった。
夕飯である。カンパチは塩焼きと刺身。この塩焼きが嵌まると滅茶苦茶うまい!ほぐほぐと食べるのである。
2月5日
泳がせということで今日から専用竿のテクニカルゲームロッド 12Hにて。なぜかリールは小さめ。
昼飯。浅漬けと戦う。
業後も同タックルで泳がせ。
釣り名人が何か掛けた!しかし激しい突っ込みからラインブレイク。なんだったのだろうか?
暗くなるまで粘った。しかし音沙汰なし。
パスタを二束食べた。
2月6日
今日はコンクリート打ち、しかし朝練は欠かさず。GTの噂があるのだ!
メアジは釣れず昨日確保したもの。
スパム握り!(今はあるのだろうか?)
終わり仕舞いだったので港へ。日没後に1バイトあったのみ。
ピンクっぽい空。泳がせはむすがしい。
やっつけビーフシチュー。
そういえば膨張式を誤って膨らませてしまい、交換できると先輩に聞き、ボンベを注文。ついつい堤防にバイクを乗り入れてしまったので先輩に怒られた(汗)
2月7日外洋性のサメ ハタ系
朝。風が冷たい。水温21.6度。メアジが釣れず昨日のストックで泳がせ。何もなし。
シーズンに向けてこの竿も慣れておきたい。磯での泳がせ頻度は低いのだが。
今日の仕事も終わり仕舞い。大漁寿司のカツ丼を食べたくてオーダーストップ前に滑り込む。少し肉が硬くなったかも?
美味い!閉店時間が迫ってるので一気にかき込む。
一休みにして磯へ。早足で40分ほどでたどり着いた。水温22.0度、1530釣り開始。
先輩からいただいたルアー。今までは抵抗が大きすぎて使いこなせなかったりしていたのだが影竿135ZGで使うと使いやすい。元来使いこなせなかったのは未熟さもあるが、ビックポッパーというものの動かし方を単一で考えてしまっていたかもしれない。力強く素早くジャークする、みたいな。もちろん強弱は変えているが。もっと水の噛み具合とか入力する時間とか。しかし135ZGとこのルアー、相性が良いのかスプラッシュが円形で綺麗に出る。ポッパーは奥が深くて面白い。
一方軽いルアーは動かしにくい時がある。タックルによる持参ルアーの構成を少し変える必要ありかも、と思う。
キャストして二投目で出た。掛けたら獲るなのでしっかりファイト。1メートルくらいの外洋性のサメ。正式名称は不明。もっと柔らかいかと思っていた135ZGでのドラグ設定緩めでも良いか。内実は実に張りがある竿だ。穂先からの移行がスムーズなのでわからなかったのだ。
ファイト自体は突っ込みは最初だけで後は魚が反撃できない感じ。ちなみにサメはポッパーが大好き。
吉成さんとこの新しいプライヤー(当時)。良い感じ。真ん中のくぼみはなんだ?しかしプライヤーって消耗品なのかも、と思う。
1630くらいに満潮。日が沈んでからと潮の変わり目を期待してキャスト。ボアーSSでワンバイト、夏至南風でワンバイトあった後に出た1匹。美味しいやつなので持ち帰る。
満月が明るい。
油そばとカンパチの塩焼き。うまいものづくし。明日はどこで竿を出すか?メアジの動向が読めないのだ。
2月8日
朝、港の入り口でメアジを探す。なんとか一尾。流すもサメにさらわれる。
どこからか歌声が聞こえてくる。反対の堤防に先輩だ。どんだけでかい声で歌ってるんだ?(笑)
と、堤防の付け替えでボイルが!駆けつけるとメアジが追い込まれていた。いつの間に!この後GTも目撃されたらしい。
昼飯。焼肉。のち腹下る。なぜ?飲むヨーグルトが期限切れだからか。
ドック明けの入港日なので買い出しは時間を要した。そのあとで海に向かうも強風で釣りできず。
昨日のハタを鍋に。半身はお向かいさんに。頂き物のお礼である。もちろんマグナムミノーは食べない。
明日は堤防で釣ろうと思う。お手伝いのソフトボール大会がちとめんどいが。
2月9日
朝練。しかし濁りもあり。大型魚は見えず。
言われていたソフトボール大会。もっと軽い感じかと思っていたが結構皆ガチモードみたい。野球経験が全くないワタクシには申し訳ない展開。2度とやることはないだろう。もちろん頑張っては見たが足に張りが出てしまい、あとは出来る範囲で参加。なかなか足の古傷は修復されないんだな。
昼飯、昨日の鍋は雑炊に。
ソフトボール後急ぎ港へ。先輩も来ていた。ルアーにバラクーダが付いてきたようだ。壊れたルアーを人のバッカンに入れて先に帰っていった。ひどい人だ(笑)。あとで先輩の釣り具箱へ入れておいた。そういえば腕をガッと掴んだらかなり太かった。ワタクシはメアジの確保に苦戦。やっと1匹だが音沙汰なし。その後は打ち上げへ。普段お話をしない色々な職種、企業の方がいたりして興味深い。しかし足のメンテもしたく眠かったので早々に帰寮させていただいた。
2月10日
早起きしたら雨が。釣りに行くのを躊躇う。
と思ったら止んだのでゆく。ルアーのみで攻める。
メアジはいるのだ。
晴れてるのに雨がパラパラ。
昼飯。味噌ラーメンもやし。
夕方もルアーで攻める。一度あたりがあるが微妙。釣り名人師弟がメアジを釣りたくてじりじり寄ってくる。トホホ。
魚づくし。あまりもの攻め。お向かいさんお勧めのきゅうりのマーボーは微妙。アルミホイルのはカンパチ肝である。あん肝と同じ調理方法にて作る。美味である。
2月11日
今日は祝日だった。
港にイワシが入っていた。この魚が入るとそれを食べた魚が美味しくなるので居ついて欲しいものだ。
さて仕事。なんとなく頭が痛いと思ったら本格的に痛くなった。それでもコンクリート打ちなので抜けるわけにはいかない。昼はなんと飯を食わずに回復に努める。なんとか復活したが軽い鼻水と頭痛、倦怠感。風邪だ!仕事終わりは最低限の買い出しをして卵を落としたうどんを食し薬を飲んで野菜ジュースを大量に飲んで部屋を暖かくして寝た。風邪を引くのは数年ぶりである。南の島で風邪を引くなんて、疲れだろうか。
2月12日
今朝も釣りはお休み。体調回復を目指す。休みは収入減なのだ。(ん?仕事を休んだのかな?
夢でふと今後やりたいことがなくブラブラしている自分が出てきた。夢の中で出てきた父に何か言われた気がしたが忘れた。SNSを見て色々かき乱されたがそんなのは人の勝手であるから。
水温21.2度。(水温だけは測りに行ったようだ)
メモ:小脳トレーニング。内股。足のサイドを鍛える。
弱っていても飯は食うように心がけている。
2月13日イカ
今日は港へ。夜明け前にメアジ当たるものの確保は1匹のみ、流すも根がかり。
納豆を食べていなかった!それが原因かも?
業後はイカ釣りへ東港へ向かう。ちなみに小笠原の人々はアオリイカ釣りが好きである。
無事釣れてくれたのでイカ御膳である。
2月14日ハタ系
特別日だが、変わらず釣り。穏やかな気候。
今日はルアーで攻める。ボイルが見えるが届かない。
ソースカツ丼。そういえば大漁寿司さんが計画閉店をしている。
業後は磯へ。しかしウネリで入れず、別の場所へ。
ハタ系がかまってくれた。掛けたもんは獲る!の影竿OC135ZGだが、この竿の歴代最小記録ではなかろうか?
肉野菜炒めとお雑煮。このあと納豆も食べました。
2月15日ハタ系チビタマンチギ
今朝は港にてイワシを待ってみる。
先輩に気を使ってこちらに来たのだが彼も来てしまった。メアジをもらった。小堤防の前でボイルがあるが食わず。多分カンパチ。
塩ラーメンに決めた…ドキュメント72時間が興味深い。(内容は記述なし)
業後は磯へ。
何とか入ることができたがウネリはデカイ。こういう時は釣れないし注意散漫になってしまった。今日は影竿135ZGも重く感じる。帰り道昨日作ったマメをつぶしてしまった。気持ちがフツフツしていたので夕食後ブッコミへ。
こんな感じでブッコミ釣り。
いつもの面々。最後はテトラに潜られて切られる。
明日はどうしようか?
2月16日
メモ:そうだ、自由でいるために自分で稼げるようになりたかったのだ。
懸案だったグループラインを抜けた。清々しい。
先輩に甘えるわけにもいかないだろう。
今年は人を集めるのも厳しくなるので去年ほど沖磯に行くことはできないだろう。磯にあくせく行くのがやっとだと思う。しかし過程が大事。目標は50キロオーバー。夢は長さ重さとも自分を超える魚(エイは除く)。
7月の最終便で島を離れよう。(とこの時は決断した)
これからの時間で次の1手を計画して行こう。
そういえばコロナウィルスはどうなのかな?(初めてコロナが記事に出てきました)
さて本日の過程。
朝は港で待ち伏せ。案の定カンパチのボイル。先輩も駆け寄ってくる。できれば一人で釣りをしたい。
釣り名人が貰った竿とリールとスプールを自慢しに来た。総額数十万オーバー。世の中には太っ腹な人がいるものだ。
帰寮して朝食して一眠り。
朝食。そしてバザー。釣具はないが鍋蓋を購入。
昼飯もバザーで調達。変化を楽しむ。(島ではだいたい日曜日に何かのイベントをやることが多いんですがワタクシの滞在中は台風やコロナの影響でイベントが中止になってしまいました)
島魚弁当と、スペアリブ。スペアリブが島で食えるなんて!!
また一眠り。足の豆を労って磯は行かないことにする。
先輩からベベルスイマーを譲ってもらえることになったので手持ちのベベルを改造。リップレスベベルを作ってみた。そして壊れたルアーのリペア。
使いたいシチュエーションがあるのだ。
夕方は港へ。メアジが釣れない。で、やっと1匹。
明日の泳がせにキープ。
日が落ちてからぶっ込みするがブレイク連発。ラインブレイクは罪。罪を重ねている。何故か港が臭い。誰かがサメをまた殺したのか?
夕飯もバザー惣菜。唐揚げが遠い一人暮らし。
2月17日
昨日しっかり寝たおかげで目覚まし前に起床。日が昇る前にと港へ急ぐ。いつもの場所は釣り名人が投げていた。やっとこメアジを釣った様子。ワタクシもメアジを釣る。前半昨日のメアジ、後半今朝のメアジ。しかし音沙汰なし。港は濁りがある。何か死体が沈んでいるのだろうか?
周りに人がいない場所で釣りができる。気持ち良い。理解者は遠くの地にいる、それで十分な気がした。雑念がなくて良い。愚痴も聞きたくない。釣りのことだけ集中したいのだ。
先輩はマイウェイ君と探索に出たようである。少しネガティブな感情が出たが、ふとそれで良い。1人は危険だ。ワタクシが同行しても足手まといだっただろうと思い返した。しかし今後のスキルアップのためにも頼りすぎはいけない思った。思えばお陰様で釣れていた気がするのだ。理想としては単独で巨魚とやり合いたいのだ。
昼飯。ラーメン比率高いなぁ。
午後お向かいさんから「またハタを食べたいなぁ」とのリクエスト。まだシーズン前のこの時期、少しモチベーションが下がっていたから目的をもらうのは良い事。
業後港へ向かうも先客あり。「邪魔だな」と思ってしまったがふと先日の釣り人のプレスを思い出し自省した。自分の中にも醜い我欲があるのだ。結局降り出した雨に退散。早めに夕食を作る。
食後はメインのリールのメンテナンス。スプールエッジに傷は良くないな。修正せねば。手持ちで一番細かいやすり目であるフックシャープナーとオイルで研磨する。
足のマメ。注意が足りなかった。肘の鈍痛もあるので磯は木曜日までお休みとする。
夜はパスタ祭り。こんなに食っても太らないのが肉体労働系な島の生活。
2月18日
予想より雨雲の中心が早く通り過ぎたようで天気は曇り。朝釣りは控えておく。右手がまた疼く。
業後。海は荒れ、濁りもひどいが釣りへ?メアジは釣れず。デットで打ち込むと、まずサメ、そして2回目のあたりは強烈なダッシュ。「これは何だ」とファイト。TGB 12Hがバットから曲がり、のされそうになった。例によって港の出口に向かおうとする魚を止めて向きを変えさせたところで針が外れた。何かはわからないが、大きい魚だということは確か。そのあとはサメサメ。
少し早めに帰寮し、ふとお向かいさんと飲みに島っ娘に。久々に人と飯を食した。たまには良いものだ。(ちなみに若者たちはよく宅飲みしているようである。)
2月19日
ウネリの影響で港もかなり濁っている。それでも朝練に行ってみる。バネ指がまた少し出ていて困る。
TwitterでMCワークスのXR2の話題が出ていた。今は10ft以外のXR2もあるようだ。興味はあるが20キロ以上の魚を相手に考えるとちとそこまで試す余裕がないのが今のワタクシの状況。でも非常に使いやすい竿。
仕事。今日から新しい現場。新たな気持ちで臨む。街中の作業はその土地の人の歴史を考えてしまう。元々の遺構のような基礎が出てきたり、古い瓶が出てきたり。過去の工事人たちの苦心が見える。
昼はスタミナ丼と喜多方ラーメン。今日は入港日だったので買い出しを済ませて港へ。他の釣り人がいなくてほっとする。今日もいきなりのアタリで糸が走る。が、ぷっつりとブレイク。サメだろうか。
こんな島でも水が濁り、ゴミが浮いている日もあるのだ。メアジは日が落ちた18時過ぎから当たり。連チャンする。最後は良型メアジで終了。
2月20日サメ
昨日仕込んだメアジも4匹あるぜ!と意気込んで灯台のところに行く。しかし1発目は根がかり、2発目はサメ、3発目もサメ、そして最後もサメ。針を奉納したようなもの。メアジを追加しようと投げサビキには何か掛かってぶっちぎられた。
同じようで同じに行かない日々。
色々考えねばいけない。昼は弁当。
業後ももちろん釣り。
サメを確保して針を回収してやった。ワタクシの中には残酷性がある。
ナマコ初めて釣った。
今日もメアジは18時に現れた。それなりの数をキープすることができたが昨日の謎の魚との接触はなし。
夜も弁当。先輩からいただいたのだ。昼夜同じ弁当だが気にせずいける。
2月21日チギ
来るべきシーズンに備え、起床時間を10分早くしてみる。
餌は昨日確保したもの。今日は久しぶりに凪だ。結果はサメのみ!まあ、仕方なし。
7月29日を引き揚げ日とする。(結局変更するのだが)
仕事はうまく行かず、なんかスッキリしない。愚痴は聞きたくない。親和しやすくてメンタルが影響されるからという面もある。
業後は磯に行く。久しぶりの磯。磯は気分が良い。嫌なこと、心象カラーも少しは緩和される。
チギが釣れた。あとあたりも5発ほど、小物だろう。久しぶりに106XXを使ってみる。やはりこの竿ルアーは操作しやすい。竿は自分のしたい釣り方でファイトスタイルに合うものを使えば良いんだよな。長さはそこからのものだと思う。
磯から帰ってから港に行き、135ZGで投げ練。200投ほど。
チキンカレーの素。1月31日賞味期限切れだった。大丈夫かな?
2月22日
水温20.9度。朝からルアーとデットベイトで釣り。今日はあえてデッドベイト。傾向として生き餌の方が良いかもだが磯に生きたメアジは持参しずらい。やはりテーマを持って臨まねば。港では何か出た模様だが切られたそう。
今朝は人との会話や過去のこと、受けた態度…。色々ネガティブなことを考えてしまう。人に不快なことをして喜ぶ人間もいる。
…。
まあそれは置いといて、一人での取り込みと安全釣行を構築するようことを考えよう。
昼飯。
何故か余った弁当を先輩がくれた。
ネガティブな思考がぐるぐるな一日であった。
2月23日
今日は日曜日だがまだ磯は厳しいと思う。こんな時こそシーズン中できなかったことをしておきたい。ちょっと困難なところもあり一人では行ったことがなかった磯。地図アプリのトラッキング記録を元に向かってみる。目標はオンシーズン薄暗くても行けるように、であるが難しいか。毎度のことながらこの島の磯は初見で単独はオススメしない場所。
そんなに深くはないポイントだから水温が低いと全くだめな気もする。東港ではお向かいさんがイカ釣り。何匹か釣れたそう。北港にはシジミチョウ調査のお兄さんが釣りを。知り合いの方からシマノの逆輸入リールとオフショアロッドをもらったとのこと。初めてみるリール。日本のメーカーが海外では高強度の比較的安価なリールを出しているのが歯がゆい(笑)。大物釣りに挑戦したいのだとのこと。そのうち一緒に釣りしましょうと約束。
山道をドキドキしつつなんとかたどり着き、7時半実釣開始。
まずはダイペン。オキザヨリの1バイト、後ろにもわっと出たのが1。ルアーは1時間おきに変えてみる。8時水温測定、21度。
パンドラ。使いこなせていない。余談だがこのパンドラとFCLのイカペンというルアーが今まで使いこなせなかったというかしっくりこなかった物。
9時測定、水温20.9度良い事、カツオドリが回っていた。悪いこと、亀がいた、目の前の葉っぱが中々流れていかない。潮が動いていないな。
マグナムミノー 。そしてスプール交換によりPE6号+140lbナイロン4.5尋に交換。ダブルラインにしなくても影竿135ZGの基本ガイドセッティングならほとんどトラブルなく飛んでゆく。竿の長さのおかげもあるが、これってすごいことなのだ。世の中の他の竿では無理なのだろうか?
9時45分休憩。
天気の良いこの島の早春。シーズンに向けて出来ることをしておかなければ!
しかし今日のワタクシは雑念が多いというか、昨日に引き続き釣り中ネガティブなことを考えてしまう。以後1時間おきに休みつ励む。ルアーは30分おきにローテーション。
10時半過ぎにグルクンの群れに突っ込むカッポレを見た以外は魚食魚は見られず、時折足元をササヨの群れが通り過ぎたり、チギが見えたり。平和な海ということだ。集中できたのはラスト30分くらいから。
12時、あらかじめセットしておいたアラームにより釣り終了。肩と背中がパンパンである、バネ指由来の手も痛む。自分のポンコツ具合に情けなくなるがあるもので最善を尽くすしかない。この滞在、いや長期遠征も残りが見えた。終了日が見えた。きっとこの遠征が終わると内地での生活が安定するまでこの島にしばらく来ることもできないだろう。釣果が出なくてもここからは極力自力でやり切りたいものだ。
港ではマイボートで出た先輩がまたもや50キロ近い巨大イソマグロを釣った模様。話によると掛かったチギに喰らい付いたとのこと。やはり巨魚は大きい餌なのかも。彼は午後にもオカッパリで良型カンパチを釣ったそうだから良い一日だったことだろう。他の先輩もボートで出た模様。この環境でマイボートで出掛けるなんてなんて贅沢な素晴らしいことだろう。しかしプレジャーボートは漁船に比べると海の荒れに弱い。皆さん気楽に出船しているわけではなさそうである。
さて帰寮したワタクシ、一眠りしてまた磯へ行くも予想した以上にスリットがきつく投げサビキは難しいと仕切り直し。港に戻ってサビキからの泳がせ。怪しいアタリはあったものの合わせたらラインブレイク。メアジの出港ルートは理解できたのは良かったが。
帰宅。
残っていた醤油豚骨ラーメン大盛り。テレビではマグロ特集。オカッパリからあのクラスを釣るのは無理か?竿と人間をつなぐハーネスなしで手持ちのセットでどれくらいが限界なのだろう?
就寝前にyoutubeにてPTPの曲を聴く?見る。コメントに詞訳が載っており。聞き入る。惹かれる理由があったのだ。それぞれの場面にテーマソングの様なものがある。そんなのはまだまだワタクシが青臭い証拠かもしれない。ともかく良い歌は歌詞が異国の言葉でも何か伝わるものがニュアンスというか、感じみたいなものがあるのではと思う。
2月24日
気分も一新して朝から港へ。今日は先輩も来ないだろう。と思ったら出没。
ラインを巻き替えてみた。
打算のある付き合いとかそういうものに嫌悪感を感じる子供なワタクシ。ふと島で人付き合いを疎遠で過ごす人達の気持ちが想像してしまうのである。よくそういう人は変わり者と言われるが。あと小笠原ブラックジョークが嫌い。これが移住者の負担になっていることがわからないのだろうか?(※個人的感想です。言葉に敏感なHSP特有の反応かも)
釣りとしては泳がせ以外にもデットベイトの針とかリグも考えを深めたい。今日も泳がせつつブログを書いたり天候をチェックしたり。
今日もダメかな?(笑)XR-2/B意外と華奢なのだ。(内地の釣りものなら華奢に感じることは少ないと思うが離島だと、という意味です)
仕事は今日もお世話になっている先輩と。いつも飲み物等をおごってくださるので申し訳なく、うまく断るつもりが気分を害したかもしれない。(気にしすぎかもしれませんね。ただ島を離れることを決断しているので返せない恩を受けることに罪悪感を感じていたのでした)あと親指をハンマーで叩いてしまった。ジンジン痛む。
業後も港へ。デットベイトは二回も根がかりブレイク。やはり18時にメアジの回遊あり。癒されるなぁ。
暗くなるまで釣り。なんか腹減って速く食べたくて、ご飯なんでもどうでも、良くなって炭水化物だらけ。
2月25日
今朝もひやっと寒い。朝から港奥へ朝練。ちなみに今日は入港日。荷物が届くのが楽しみ。勇んで釣り場へ向かうもギンバルわすれて帰寮して仕切り直し。昨日釣ったメアジは無事。
そろそろガタが来ている。中古で探してみようかと。
最初ホームセンターで買ったプロハンドラーという手袋。トカラの堤防で釣りをするベイトルアーマンの方のブログを見て購入し、使用して以来お気に入りとなっている。離島の友ことAmazonでも購入可能。(最近新型が出た模様?)
mcワークスのソフトパット。10キロ程度の魚ならなくても良いかもだがこの島で泳がせをするならこういったものがあった方がよい。デカい魚とやり取りするとあざができる人もいます)ウエストタイプの救命具に取り付けている。
今日の針はこれ。Amazon様々であります。6/0~4/0あたりを使ったりします。この針自体に深いこだわりはないです。
ふと南の島でも鬱になる人の事を想像してみたりする。人の業はきっとどこに行っても変わらない、と。ストレートに自分の意見を吐き出せない環境なのでこんな文章を書くのも癒しだな、と思う。
餌のメアジはふらふらと行ったり来たり。おそらく怖い魚はいるのだろうがヒットなし。
いじりをうまくやり過ごしてみる。
なんでも3月に知り合いになった遠征者がまた来る模様。厳しい季節だが良いのだろうか、と心配になるが仕事などのスケジュールが最大優先なので仕方ないのだろう。どの季節でもお魚天国というわけでではいこの島なのであるが…。
昼飯、かなり手抜き。味は良い。
業後今日は入港日なので買い出し。最近惣菜が楽しみ。天ぷらを購入。凝った料理を作る時間なんてないので。
のち投げ練。久しぶりにこのセットを持ち出した。なんとか使いこなせた。軽く感じるのは最近使っているあのセットのお陰か。練習すれば感触はあっさりと改善していくのだ。
帰寮後は去年ご一緒した龍さんから電話あり。宿のことやら話す。つくづくこの島に釣りで来るのは大変。その障壁が魚を守っているのも事実。
そういえばよく渡船が高いと言う人がいるがまずチャーターであるし、普段の漁で稼げる人が何故安い金額で時間を使わなくてはいけないのか、と言う観点で考えると分かりやすいかと。もちろん安くなるとありがたいが。遊漁専業でやるにはこの島は時間もお客さんも少なすぎるのである。
お金持ちならいい思い出来るには反感を持つのはワタクシも同感だが人生で何度も相手できないようなお魚と戦えるチャンスなので少しは節約して貯金しても良いのではないだろうか。たかが釣りと考えると高いかもだが海外旅行に行くときはもっとお金使ってませんか?と思ったりして(笑)。
閑話休題。
入港日の夜には荷物が来て少し物欲満たされる。配達をしている農協職員の皆様夜遅くまでありがとうございます。しかし今後のことも考えて節約節約である。気を付けねば。
2月26日
今朝も目覚まし前に起きたのだが釣り場着は少し遅れた。メアジを釣るには遅い時間だが今日の課題はデットベイト操作の上達のなのでまあ良いか。
しかし結局何かに根に持っていかれてブレイク終了。堤防の前にも根があったのだ。
仕事前、先輩がマスクをしているので尋ねると花粉症っぽいとのこと。杉ではない何かと思われる。(注:小笠原にはスギ花粉はない。杉がないので。そのためにスギ花粉症を避けるために小笠原に働きに来たと言っている人もいました)自分も鼻がぐずぐずしているのはそのせいかも?
仕事中はあまり喋らないように心がける。口は災いの素、だな(笑)。
昼はラーメン。今日もラーメン比率高い。
業後は東港へ。用意していると何かが追われている。ベイトは20センチくらいの魚。果たしてポッパーについてきたのは目測2メートルオーバーのサメ。一瞬躊躇してしまったが再度キャストして狙ってみることに。しかし追尾のみで食わない。のち追われて飛び出たベイトの所に自作のリップレスベベルスイマーを打ち込んだところ巻き始めて三しゃくり目でにヒット!しかし根に入られてブレイク。15秒くらい。対応する間すらなかった。
ヘナチョコなワタクシに付き合ってくれる道具たち。磯に向かう道などで傷だらけである。
夕食は味噌煮込みうどんマックス(?)。写真はなし。リーダーを組み直す。明日も東港へ向かおうか。
2月27日
4時半起床。東港へ行こうとしたら家を出る前に雨が。タイミング良くずぶ濡れにならずに済んだ。しかし先輩は磯に入った模様だ。自分の判断に後悔はないが刺激になる。
仕事は雨にたたられる。
昼はレバニラを。レトルト+モヤシ。専門店はなくても楽しめる。内地は物が多過ぎる?もう少し物量控えめでも充分かも。
業後は東港へ。しかし北風のせいかベイトが見えず、昨日のデカサメも姿を見せない。ジグにカンパチ?の追尾とバラクーダのバイトがあったのみ。全身を使って影竿135ZGを振り込むけれど芯を使えてない感じがする。速めに小手先で振っているのか?デットベイトは良い感じに投げ込めたのだが。
夕飯。す〇丼的な。力をつけたい。学生時代よく食べたなぁ。
K -tenたち。何故このルアーをブログに乗せたかというと、留学生のM先輩がとある磯でK-tenによって巨マサを仕留めたのだ。M先輩とはTwitterでフォローさせていただいてるだけだ。お会いしたことはなし。(目撃したことはある(笑))
…。
磯大物釣りで「釣った」には運不運はあっても釣り人側の偶然はないとワタクシは思う。(?言っている意味がややこしいですね)
好きでやってることだが思考し努力し研鑽した人しか大物は手に出来ないのだ。勝手な想像かもだが彼のツイートには都会に住む若者が思考し情報を探し投げ練に励み鍛える姿があった。肘の痛みは筋力不足もあるがゴツいタックルを使いこなそうと努めた跡に感じたのだ。ワタクシも通ったあの島の雨の中を思い出す。予感と諦観と希望と歓喜…。よく投げ続けましたね!ともかくM先輩おめでとうごさいます!刺激になります!
そう考えるとワタクシはまだまだ努力が足りないな。
2月28日
朝、今日は寒かったので磯に行かず、港でルアー。そんなにK-tenって優秀なのかな、と再検証。名ルアーであることは確かだが。
仕事。今日の穴掘りは堪えた。イラッとした。
昼はパスタ大盛り。
業後は久しぶりに泳がせ。寒い。なにもなし。
改めて見るとワタクシの食事は炭水化物が多い。なんとかしたいが腹が減ってしょうがないのと肉が割高なのだ。20代のころのような食事内容だな。しかし体重は70キロ台半ばである。ちなみに島に公共のウエイトトレーニング設備はなかった。しかし夜の部活動に参加してスポーツ、武道に勤しむ人は結構いる。またランニングを日課にしている人もちらほら。島対抗の大会もあるそう。
2月29日オジサン
寒い寒いでついに防寒着着用して泳がせに向かう。
となりには仕事で来島しているルアーマン、磯ヒラタックルのようなので投げている。気づけば1カ月くらい滞在している。釣果を出すには中々厳しい時期だ。伊豆大島にもよく行かれるとのことで色々伺う。たまにルアーに当たるようだがめぼしい釣果はないようだ。
仕事もスッキリせず。皆が皆同じ感覚ではないのだ。色々な立ち位置から物を見ようと心がける。しかし握力が落ちているのは少しがっかり。職場の先輩達の体力が羨ましいが、体力筋力を自分のアイデンティティの基礎としない方が良いことも前職の経験から理解している。
業後は磯へ。音沙汰なしは相変わらずだ。沖合には鯨のスラップが。あれが始まると釣れないのは八丈島も母島も一緒らしい。どっかいけーっ!(笑)と叫んでみる。
港に行って浮釣りするとおじさんが釣れた。島の若者と少し話す。島にずっといることの難しさ。ないもの。皆色々悩んでいるのだ。
夕飯はお好み焼き定食。関西人かっ!(笑)
結局2月は一度も沖磯に乗れなかった。ちょこちょこ計画はあったのだが。2月とはそういう時期なのだ。
3月に続く。