離島移住記⑨2019年10月の小笠原母島 【離島大遠征?】

2021-10-26離島移住記録

10月!この月は台風!

数年ぶりの台風直撃!死者負傷者は出なかったものの島の建物に大きな被害が出た月です。久しぶりのイベントフラオハナがあったり釣り戦友の同行者1が遠征で来たり、また少しづつ精神的な開き直りも出来てきたころになります

※本編をお読みになる前に注釈にお目通し推奨です。https://remember-fish.blog/emigration-preambl/

10月1日

今日から10月。夜半に雨が降った様だ。

改めての現状を記すと、
島で暮らす。仕事と家。これがかみ合わないとダメ。ネガティブな発言かもだが。家は都営住宅がベストだが、なんと妻帯者でないと今は申し込みすらダメ。普通の賃貸ほとんど空きがない。土地も滅多に売っていない。所帯を持つことを諦めてこの土地に来たのにまたもや、それを突きつけられるのである。個人での仕事は成り立たせるのが難しい。飲食はランチなら。しかし有効人口が少なく、滞在する観光客もほんとうに少ない。釣り関連のガイドの仕事も考えていたがあきらめた。とにかく人がいないのである。ということで、今は釣りの為にのみ滞在しているという状況である。人恋しさはあるがそれに囚われている場合でもなく、そこにつながりができれば離れる時がつらくなる。


そんなまとめを休憩時間に考えつつ今日の仕事。
業後は明後日の釣りの為のメアジ釣り。大きいのはデットベイトに小さいのはチャミングに。敢えて英語で言ってみた(笑)。前日に揃え切ろうと考えるとしくじることもあるんだよなぁ。ちなみに持ち込みのライブメアジはほぼ無理だと諦めている。磯で活かしておくのが至難の業なのだ。スカリを持ち込めば鮫に突撃されるし。泳がせなら磯の30cm前後くらいの小魚をその場で釣って餌とするぐらいだろうか。

夕日
夕日

不思議な色、

飯

モリモリ食べる。

人差し指にピリッと痛みが走るまさか人差し指もバネ指?手袋は合わないのはダメだな。恐ろしや。
ダメダメだらけな今日の日記。しかし気分は悪くない。


そうそう。釣りの立ち位置なのだが、最初は遠征でしかできなかった母島での釣りを思う存分やろうと思って来たが先輩との差に嫉妬や焦りを感じてばかり。しかし体の障害やスペック、性格は変わらない。それがある時から相対的でなく自分と魚なのだという認識になった。もちろん同じ時に同じ釣り場に立っていればコンペ的な要素も出てくるが。

   
ここ二回の沖磯は少し席を譲る気分でいたが次はモチベーションが上がっている。自分の釣りに集中できるのが熱い。
きちんとライフジャケットも綺麗にして(?)臨もう。

10月2日

また夜半過ぎに雨。コーヒー買い忘れた。先輩は釣りに行かなかった模様。人差し指のピリっが気になる。

飯
昼飯、ストロング缶は昼に飲んだのではないよ

本便にて同行者1チームが来島。と言っても廣瀬さんと同行者1、Aおじさんの3名だけなのだが。そういえば船を手配した島の人間からなんだかんだLINEにて中継ぎの連絡をさせられた。電話代をけちるな!

飯

10月3日

いよいよ同行者1との釣行。ということで休暇を取り二日とも同礁することにした。(注:友人でもない一般島民釣り人に割り勘目的で沖磯に誘ってもほぼ断られます)

朝

ということで詳細は別ページに。

飯
会社のお姉さんからもらったあえ物が美味かった!

10月4日

同行者1チームとの沖磯釣行2日目。

朝

詳細は別ページに。

夕飯何食べたか記録なし。めずらしい。

10月5日

今日、同行者1チームは泣きの出航日朝沖磯しに行っている。
おやすみをとって親孝行ボート釣りに出た先輩。どえらいものを釣り上げた。

魚
切り出したら長すぎるので横にしてみた

イソマグロ、51キロ。小さめのメアジの死に餌、ボートにて。詳細は不明だが6時ごろにヒットしたそう。最初は奥様が掛けそれを手に負えないと先輩がファイトしたとのこと。切り取りしたらデカく見えてしまう。実際でかい。

一方同行者1チームは名磯にも乗ったようだが不発だった。ここのところの不調の理由が不明である。水温は上がっていると思うが。


仕事は半ドン。遊歩道の草刈りに秋を感じる。同行者1に渡船代の支払いと見送りにセンマチに向かう。渡船代も消費税が上がった様子。船長奥様特製の島ずしを食べている。同行者1とAオジサンはノーガードで日焼けしたのか真っ赤。ワタクシもなぜか唇を日焼けした。廣瀬さんは涼しい顔。さすが職業旅人、備えは万全か。握手をして見送り。今日は知り合いの島っ子も島を離れる。なんとなく秋の気配で寂寥感が香るのである。…6日掛けてきて2日とちょっとの小笠原遠征。切ないしだから良いのかもしれないよなぁ。


しかし腹が減った!大漁寿司に駆け込みカツ丼大盛りを注文。このカツ丼こそ母島昼の名物でありましょう

カツ丼

早食いしすぎた。

海

食後、港をスクーターで流すとレイが。付けていた当人はまた島に戻ってくるだろうか…?

そこから爆睡。夕方起きてスジアラを捌く。そこへ先輩が。明日ボートフィッシングに出るとのこと。なんだかんだで同乗させていただくことになった。テーマはスモールベイト。


今日は母島小中学校でフラオハナの日。オハナの意味は分からない(後で調べたら家族という意味だそう)。先輩家族と並んで鑑賞。ちなみに島で子供たちはよその子でも呼び捨てにされることがほどんどである。島の子という感覚だろうか?

子供

ステージ。自分の子供が踊るのを見るのは親の醍醐味なのだろう。また上級者の踊りは素人が見ても迫力を感じる。かなりの演目が生演奏でやるのもすごいな。ちなみにフラダンスは戦前などの昔から行っているのではなくフラダンスブームで島の有志が始めたもの。一応最後まで観て踵を返し夕食と釣りの準備。

飯

一昨日のスジアラずくし。
釣りの準備は小さめのルアーセレクト。なんだかんだで0時まで起きていてしまった。

10月6日アカマス

日曜日、今朝も早起きして先輩お二人と釣り。弁当の用意をしつつ世界陸上を見る。ヨンケイ(4×100mリレーのこと)はほんと強くなったものだ、と思う。
ボートフィッシング、五時出船。お願いして参加させていただいた。テーマはスモールベイトでの釣り。狙いはキハダ。

昨日のイソマグロポイントでアスカモジョー55gを投げるとまたしてもカマスサワラのスーパーアタック。因みにこのルアーはフックサイズにシビアだ。大き目のフックを付けると全く泳ぎが悪くなる。気を付けねば。
しかしあとは沈黙。先輩はカンパチ9キロくらいのをジギングで。

先輩は餌釣りで何者かに竿を折られた。おそらく最初釣れた魚に何か食いついたのだ。大物だったようだが先輩の竿も何か不思議な竿であった。

ワタクシはあとはチギとサメのみ。。あとはポツリポツリとアオチビキとサワラがちょっかいを出しに来るのみ。こんなこともある。海だもの。今日は少し船酔いしたかも。帰宅してすぐに昼寝。(南の島はとかく昼寝が多いかも。それでも夜寝れる。)

3時に起きて先輩の船揚げを手伝って堤防偵察。コイカ見える。しかし集落内に人がいない(もともと少ないが)
と思ったらゲートポール大会だった。母島はゲートボールが盛んな島(らしい、ワタクシがいた当時はやや下火でした)因みに島の商店は日曜日でも全店閉店な時もある。要注意だ。


夕暮れになるのを待って再度堤防へ。先輩がカヤック沖磯から帰還。無事で何より。彼のエクストリームぶりは少し怖い。さてメアジは入っており何者かに追われてる模様。泳がせをするとまず1発何かに切られる。次サメに切られる。そして日没後、

癒しの魚

61センチのアカマス。なかなかの抵抗ぶりだった。楽しい。のちまたもやサメ、そして何かに切られておしまい。

夕飯はカレー。味噌汁にスジアラ身を入れた。美味なり。

10月7日

朝釣りはなし。

今日は仕事。

ダブル炭水化物

業後の泳がせ。先輩もやってきた。雑談しつつ釣り。彼はアオチビキを釣られる。いよいよ例のパーティが来るみたい。あまり気にしないようにしよう。

夕飯の支度。

この間のスジアラヘッド。頭こそ美味しいが内地では丸ごとな酒蒸しってあまり食えない。

酒蒸しにした。スゴイエネルギー。
…。先輩が言っていたようにスモールルアーはたしかに呑まれやすい。対策を考えて使わねば。またフックの考察も。あまりにも動きが変わるので。しかしこの島の巨魚たちと対するには強化したいし。うーむ。

10月8日

あら?風が止んでいる。
台風の影響はまだ見られず。仕事は変な姿勢でL型の目地詰め。

先輩がシングルフックのことを書いている。しかもルアーにはバイトリーダーも。きっとワタクシが想像していることはかなり試していると思われる。しかしそれはそれ。自分でも試してイメージしている実を目指したい。今考えているのはスモールルアーの飲み込みと歯切れ対策。(具体的にどうしたかは不明)


さて明日は台風接近の予報。どうなることやら。
業後は堤防て泳がせ。昨日のフッキングミスを考慮して小さめのマグロ針を試す。しかし今度はリーダーブレイク。フロロがいけないのか。一度スジアラっぽいあたり(あたりがあってからの突っ込みが感覚的に一番速く感じる)あるも合わせミス。先輩お二人は早々に帰宅。ノリコ君と雑談しつつ並んで釣り。最後はサメに針を奪われ終了である。帰宅時集落内をスクーターで流す。相変わらず人影はない。先細りな感は否めないこの島である。


そういえばこの間の沖磯釣行時の水温をダイビングセンターのブログで見てみた。なんと28から29度へ高めで上がっているではないか。これでは大きい魚は深みに落ちてしまう。

夕飯に前田商店で買った名店つけ麺。夕飯にどうかという意見はさておいてこういうのが離島では本当にありがたい。製造してくれたメーカー様に感謝。唇の日焼けは少し落ち着いたか?写真を撮ってみる。(きしょいので非公開(笑))

10月9日

今日は台風接近を踏まえて残った仕事と台風養生。時折強めの風と遠雷が聞こえる。
10時過ぎ終わりじまいとなる。先輩は社協で本を借りて帰った模様。読書家なよう。「少し話しましょう」と言うと「女子かっ」と言われた(笑)。

昼は先輩方、奥様と大漁寿司で丼もの。またもや奢って頂いてしまった。恐縮です。

帰宅してひと眠り。
1350、台風の手先が届いたような大雨。急ぎスクーターを社屋の影に移動しておく。衛星写真で見るような雲の様なのが波状攻撃な天候の変化。


改めて書き記す。
ワタクシの釣りの変化。対人的なものをとても意識してしまっていた自分。とりわけ島に来た当初は先輩との体力の差や上手い下手、釣果の差に悩み焦りを感じていた。当然今も意識はする。他の人の釣果もしかり。しかしワタクシはスーパーマンや伝説の人にはなれないのである。自分の持ってるものでやるしかないのだ。そして掛かったとき向かい合うのはお魚とその環境。これは台風直後のGTを釣った時に感じた。そこに他人はいないのだ。

先輩のように試行錯誤してシンプルに切り捨てて結論に至るのも良い。タックルの利点を生かし切ってそれでも根に触れたらアウトと決めるのも自らのルールとする人がいても仕方がない。

一方でワタクシは人間の都合とお魚の都合をなるべく理解同調させて巨魚に繋がりたい。また掛けたら自分のルールの中で足掻いてでも獲りたい。巨魚にたどり着くまでの過程でのラインブレイクやルアー残しブレイクを少なくしたい。(できていないが努力目標である)そのための技術やシステム、そして体力を出来る限り磨く。(いや現状体力は磨けていないか)。
これはかつて神津島で言われた「人の都合を魚に押し付けちゃだめだよ。」という言葉、八丈島で名人から聞いたお話が根っこにあるのだ。なぜあの時(故人となった)彼はあそこまでファイト方法を話してくれたのだろう…。

さて夜は先輩家にお呼ばれして焼肉飲み。飲み物を持参して伺う。ありがたやありがたや。まあ愚痴が多くなってしまったけど、お肉は美味しかった。こうして奢っていただき恐縮してしまう。「この島離れたらロスが凄いよー。」と先輩奥様に言われたがその通りだろう。空恐ろしくなる。

10月10日

雨の音が強くなったり弱くなったり。当然朝釣りはなし。
先輩からの今日明日休みのグループLINEで目覚める。別の先輩から無事かとLINEあり。

外出厳しいので基本室内で過ごす。

会社の飛ばされたカゴやらを倉庫にしまいこんで寝る。

起きてカップ焼きそば、そして寝る。

起きてAmazonプライム動画見て寝る。

起きて蕎麦茹でて食べて寝る。

先輩より避難所開設のLINEもらう。とりあえず避難しなくて大丈夫そう。

テレビを見て、のち前述のスモールルアーの対処について大証のルアーを使うキハダゲームを参考に調べる。春に沖磯でご一緒した方のブログを読んで、自分とはノリが違うなと再認識。どちらがどうとかではなく大人の趣味とライフワーク(釣り地獄にハマる)はすこし違う感覚なのだ。ワタクシは先輩のような孤高の人でもなく、適度な冷静さを持ちつつシビアに突き詰める趣味人とも違う。まあ同じでなくて良いのだけれど。

何を言っているのやら。
そして夕飯はちゃんと食べる。

ステーキ肉!(おそらくいただいたお肉)野菜がないのがいかんな。

10月11日

今日も台風休み。先輩の生きてますか?のLINEで目覚める。不思議な男である。(笑)ワタクシが覚えている限り彼が心乱されたのは夫婦喧嘩の時と愛用しているロッドが破損した時だけである。

朝はラーメン。そして寝る。起きて洗濯。YouTube見て寝る。テレビをつけると内地では関東直撃予報の台風対策で大忙しのよう。そもそも台風対策が定番化している島嶼部とは違い非日常感が凄いのだろうな。とある応援している方のTwitterを見てツッコミのツイートをしようかと思ったが控えておいた。彼は絶対リア充になれると思う(笑) そして風がすこしおさまったので集落を散歩。釣りに行ったことのある先生とすれ違う。挨拶。島では挨拶は絶対である。都会ではお隣さんでもご挨拶しないことすらあるが、島では島民で話したことない人でも挨拶しないとのちのちよろしくない評判となる。知らない顔がいれば観光さん?→何者?→不法滞在者(小笠原では野宿は違法)?→不審者となる。たまに野宿者がいるがほぼばれている。

島にずっといられるのなら仲良くする人を増やしたいと思うが、定住することが難しい以上知り合いを増やしたり深く付き合うと別れが辛くなる。今は友人もなく寂しさを覚えているがそれは仕方のないこと。そんなワガママなワタクシでもこの島はあまり行事に強制参加とかないのでそこはありがたい。いや、定住などもともと夢物語で来たのかもしれない。この一年はワタクシのワガママでの一年。すこし定住の夢はあったのだ。しかし住処が見つからない。都住は妻帯者のみ。先のことが見えてしまうのは切ない。

…。

ボート達は無事。しかし木々は森の中でバキバキになっていたり(特にガジュマル)。ダウンバーストでも起きたのか?

磯が波に飲まれる。堤防は風波で飛沫がすごい。適度に落ち着くのを待つしかない。落ち着いたらGT狙いだ!海がかき回されるのを期待してる。

で。遅い昼はパスタ。

ふと言葉の過敏さについて考える。もちろん流すことも知っている。しかし舐められたり失礼な要素を含んだ発言には敏感だ。「自分と同じくらい気を付けて発言せよ」とは言わないが無遠慮な発言をする人間とは関わりたくない。そんなことで頭のリソースを奪われるのもマイナスなのでうまくセルフコントロールせねば。そんなこんなでおっさんの割に全然固まっていないワタクシ。良い面でもあるし情けない面もある。しかし歳ばっかりとっていって中身が成熟しないな。(勝手に)応援している彼にはそうはなってほしくないものだ。

冷凍庫にいたカンパチを炊く。

ちと味が薄かった。

10月12日チギ

今日は久しぶりの仕事。体を動かすのって素晴らしい。

倒木と塩害。この島の被害。休憩中先輩とサメ、ルアー、デットベイトのことで討論。ルアーだけならサメは寄ってこないと先輩。巨魚はルアー限定では掛からないとワタクシ。あと沖磯周りでかかるあのデカイサメを釣ってみたいとワタクシ。年中釣りの話ばかりの我々である。島の先生を釣りに誘えば良いとか困ったもんだ。君のアシストはあてにならん(笑)

エネルギー補給だけのメニュー(笑)

業後の釣り。少し理想より波が高い。

チギが釣れてくれた。マイウェイくんに北港で拾ったルアー を見せたらやはり彼のだった。初めてシイラを釣ったルアーだそう。思い入れのある道具は持ち主のもとに帰るのである。

油そば、うまく出来た(笑)そばの上は島の自生しているきくらげである。

10月13日ギンガメアジ

軽食

内地は関東直撃の台風被害で大騒ぎ。システムが複雑になると危機対応も大変そう。
こちらはと言えば台風一過であるものの夜半に大雨で夜明け前釣行は控えた。すっかり目覚めて堤防までスクーター走る。なんて気持ち良いのだろう。

生かしておいたメアジで泳がせ。不発。

朝飯。昼飯は焼きそば(写真なし)。

夕方は先輩方と泳がせ。メアジが密集している。オキザヨリが多い。

久しぶりのヒラアジ族。

カレー。集落では御岳神社カラオケ大会。先輩方に「寄付を1万円するとお弁当がもらえる」と聞いた。もちろん冗談。判っている(笑)冗談はさておいても目立つことはしないのでカラオケ大会は出ないな…。新人は出るもんだなんて先輩の誰かが言っていたがスルーである。

10月14日ギンガメアジ

夜中眠りきれず…朝起きれず。気付けば今日は祭日か。しかし島の土木業は祭日も勤務です。なので祭日の感覚が薄れてゆく…。(内地に戻ってからしばらく祭日がピンとこなかった)

ナンヤァ君達は!

今日はテンションがおかしいと先輩方に言われる。そんなことはないのだが。先輩は落ち込むことがないらしい。自己嫌悪がないのか?

休憩中話に出たので豚丼?

業後の堤防は祭日なので家族連れがいっぱい。

この魚は暗くなってからのりこくんが釣ったもの。ギンガメアジ87センチ、6.14キロありました。良い潮が回ってきたのかも!

夕飯は残り物攻め。煮込みラーメン。

10月15日

メモ
午後は雨で休み…大雨。収入が…。
留学生よりニヨン礁の情報問い合わせあり。
入港が遅いと買い出しは翌日。なんとか買えた。
日没後ルアーをキャスト。反応なし。社協に行き、皿を購入。本を借りる(社協では本が借りられるのだ。)
すこし夜更かししてしまった。

あーあ。
雨脚強くなる
借りた本「旅」につられた
昼飯
夕飯

10月16日アカマス

仕事。今日は草刈り。

すこし心がざわつく情報あり、が関わらなければ良い。と、思い返した。

業後先輩の船で出撃!なんと贅沢なことか。しかし釣果は無!

港でノリコ君が釣ったアカマス。

カレーが美味い!市販ルーだけどやはり自作は良い。

天気の良い一日だった。

10月17日

朝からオフショア。

チギが釣れてくれたのみ。

今日も仕事。フェンスを作る。現場がコロコロ変わるので困る。

また考える。
終の住処がないのだ。仕事を辞めてから居場所がないのでは困りすぎる。そういう土木関係者いるとのこと。もしくは体を壊して病院に送られ島に戻ってこれないとか。飯場暮らしとはそういうことなのだ。


先輩に「もっとテキパキやって欲しい」と言われた。冗談まじりにフォローワードを付け足していたがこの先輩の性格からして本音かもだな。もしくは他の先輩の真似をしたのか?凹むがトータルで考えると頑張ってあれなので詫びるしかない。

枯れ木に菌類

手の痛みは相変わらず。

ヤシの実ジュース?変わった味

もちろん島で普段はヤシの実ジュースなんて飲まない。市販の甘いジュース好きな人が多い。


業後もオフショア。先輩のルアー にアタックが一度あったのみ。帰りにキハダ掛ったがばらしてしまった。先輩動画を撮りつついじり、アイッパラかもと聞いて慌てる。…。キハダ苦手は克服できず。

帰宅後は素早く買い物をし、シャワーを浴び飯を食べずに就寝。(珍しい)

10月18日

アメリカは関税関税ってアホなのか?(当時はトランプ政権時代ですね)
今日はのんびり起床。
草刈り道路清掃。持参してきた作業靴が壊れたので編み上げで仕事。踏ん張ることが多いからか半年持たなかったな。

昼、うどんが食いたくなったので。

業後は先輩にキャプテンしていただいてもう一人の先輩と計3人でオフショアへ。島の裏側。すこし風が涼しく感じたエリア。

先輩、自作ダイペンにてワタクシはいつもの変な名前のルアーで開始する。

一匹目。良い出方。反応なくなったので瀬(サンゴの山)の潮が当たる方に船を回してもらう。

二匹目。

夕暮れ。自分のでない船でも乗りこなすとはさすが先輩。色々回ったけどお目当てのお魚は留守。

先輩にも自作ダイペンにて最後にキャッチ。良かった。ムキになるからなぁ(笑)

一匹持ち帰った。この島にいるとこれでも小物に感じてくる。そういう意味では釣り天国なのかも。

島に来て初すき焼き!うまい!

10月19日

夜更かしして起きるのは無理だが困ったものだ。先輩は磯に行ったようだがノーバイトとのこと。


新しい台風が生まれそう。

遅くなったので冷凍食品で飯。とあるご一行が何か掛けたみたい。良い遠征になると良いですね。
船の作業中近くを通り過ぎたようだが…。仕方のない事であろう。色々あるので、心の中で一礼。
船を下ろす手伝い。のち昨日の魚を捌く。そして、

食す。悪くない。赤いのは血抜きしなかったからだ。

10月20日

美味しい魚アカバ

会社のメンバーでそれぞれボードを出して釣り。キャスティング組は朝にサワラのチエィスだけ。ワタクシはまたもやキハダバラした。水温午前27.2度。

午後もオフショアへ出港。午後水温28度。

夕日綺麗。

タコライス的なものと先日の魚の卵の煮つけ。

10月21日カスミアジ

久しぶりに早起き。磯へ。水温26度。(島の基準では)中物タックル持参で。

カスミアジ71センチ、6.14キロ。ルアーは別注ヒラマサ19cm。ほか小型魚(50cm超えぐらい?)のチェイスあり。

幸運のパイプウニ。


やはり水温は目安になる。前日もカッポレが出た模様。昨日のキハダも思い出してまだいても良いかなと思う(魚のコンタクトこそ元気の素かも?)。会社前を通る先生に先輩が声掛けてる。すこし雰囲気変わった?元気なし?

仕事はハンマーふるって旗振って珍しく残業あり。コンクリート打設以外で残業は珍しい。

昼飯

会社で米もらった。

夕飯。魚はまだある。野菜ジュースで野菜不足を補う。ひとり暮らしって野菜を腐らせやすいよな…。

10月22日

手が痛かったので朝の磯練はお休み。
例の人間は沖磯には行けなかった模様。いつもの漁師さんと釣り名人が港でだべっていた。世の中は休み。マイウェイ君は磯に行ったようだ。カッポレが釣れたけどウネリにやられそうになって慌てて撤退したという。くれぐれも気をつけて欲しい。

雲が綺麗。船は1日遅れで来るようだ。業後は急いで釣りへ。水温27.7度、一度コツンと感触があったのみ。水温だ、やはり。

おわかりいただけただろうか

ねこ。

夜の東港。

夜の港。ソーラーパネル付の常夜灯がぽつりと港を照らす。東京都心から1000km離れた無人の避難港でずっと灯り続けているのだ。

10月23日

先日発生した台風21号がいよいよやばそう。島に直撃予測だ。
今日はその台風21号対策のため寮、会社設備を養生して終了。買い出しをして昼飯を食していると役場より避難所開設の放送。高台に住んでいる先輩とLINEして夜には避難することとした。

食いかけ昼飯


16時ごろはまだ静か。ちょこっと堤防で竿を出す。

オキザヨリがかまってくれた。イカップル(男)にすこし絡まれる(笑)リア充め!とやり返しておく。

17時避難所開設。先輩と一緒に行き、場所を押さえておく。というか避難所に来るのはわずかだろう、とのこと。その後何故か避難前に先輩たちと居酒屋で飲み。またもや奢ってもらってしまう。恐縮である。恐縮すぎて小人になりそう。

避難所。避難所は村役場(小笠原母島支所)である。二重窓、食料、そして自家発電装置装備。ちなみにカラオケは予約すると歌えるらしい。曲の新旧は謎。島民以外の人は公式イベントで来ないと見ることがない場所だ。

隅っこに確保。

9時過ぎ貴重品をもって避難所に入る。停電を加味して先輩より無線機をお借りした。会社のほかの数名の先輩も避難してきた。トータルで12名くらい。少ないな。しかしやはりやばいのかも。強風の予想65mって想像つかない。今回の台風、直撃コースであり、風が強そう。あとは停電。寮が破損して釣具がダメージを受けるのが危惧する点である。わが住まいはプレハブなのでいざとなったら吹っ飛んで荷物が吹っ飛ばされるかもしれない。とりあえずロッドはロープで結び、荷物はカバンに極力詰めておいた。
チョット雑魚寝感が旧おが丸二等っぽい。いびき等が迷惑をかけないかが心配。一応そのことは伝えておくがいびきかいたらいじられるな。

一応にと防災用の非常食も準備された。夜半過ぎから風が徐々に強くなる。windyで情報チェック。西側通過のほぼ直撃コースだ。

10月24日

避難所で目覚め。何気によく寝ていたようだが風がひどく吹く。朝飯はカップ焼きそばとおにぎり。すると停電→自家発電装置。ついに発電所か電線がやられたか。前田商店から炊き出しのおにぎり等が届いた。ありがたくいただく。こういう所作はかつての母島の名残なのかもな、と思う。絶海の孤島で住んでる人が分け合って助け合って暮らす、のような。
風が止んだのでメイン通りを見に行くと商店の倉庫が潰れたりした。一応わが社は無事。

のちの折り返しの風でさらに吹っ飛ぶ
樹木が上から押されている


しかしこれは台風の目。折り返しがやってきてさらに強風が来た。午前中より強い風が吹く。
結局13時過ぎまで強風が続き、停電が続いている。避難所には携帯の電源切れで充電に来る人が次々とやって来る。やってきた子供たちがはしゃいでいる。停電は続行。テレビは視聴可。15時前だいぶ風が落ち着いてきた。被害状況を見に集落を回る。わが社は本社は比較的無事。車のガラスが割れた。強度というより風向きで助かった感じだ。

消防団の屋根が。
シャッターがちぎれ飛んでいる。シャッターってそこまで強くないんだな。
壁に飛来物が突き刺さっている。どれだけの風速だったのだ
元スナック(空き家)の屋根が吹っ飛んでいる。

停電は夜になっても復旧せず、話によるともうすぐ携帯も使えなくなるらしい。今日も避難所暮らし。居酒屋の人、個人農家さん、さわやか夫婦、ほかの先輩もやってきた。色々お話を伺い、和やかな避難所であるが被害は大きい。久しぶりの台風被害だったとのこと。

10月25日

台風のことを記録する前に。
(ということでメモが残っていましたが恥ずかしいので公表は控えます。:釣りに関するものでした。内容は魚を釣ることの残酷さとそれを忘れないこと心遣い見ないなことなのだが一部何を言っているのかわからない。ちょっと中二病的でした(笑))


さて、朝5時過ぎ避難所を退避し、寮へ戻る。避難所に来なかった他の人はこの暗闇の中息をひそめていたのだ。水シャワーを浴びて作業へ。今日は倒木処理。しかし丘の上からの海の見晴らしが良くなってしまっている。へし折れてしまったのだな。


12時過ぎ電気が復活。パワーグリッド(島の電力設備の管理会社)の皆様ご苦労様です。冷蔵庫の品物無事。腐らずギリギリ間に合った。

シンボルツリー的な海岸のヤシの木。葉っぱがバキバキだ。

やはり自室は良いな。

10月26日

仕事は朝雨で待機。買い出し。停電で少し溶けてしまった冷凍食品が4割引き、なので冷凍ちゃんぽんを買う。(もちろん食品としては問題ないもの)

仕事は午後から。この間に先輩は家の修理をしていたよう。手伝えず残念。いや高所恐怖症の自分には無理か。そういえば避難所でご一緒した個人農家の方は大丈夫だっただろうか。お手伝いしたいところだがでしゃばるのもどうかと。

さて午後も倒木処理。先輩はいつの間にかトレーニング中に転んで手を怪我した模様。休憩時間に年末の釣りの話。ミノーでトラウトを釣りたいという。ルアーマンでにルアーにこだわりがある先輩。「カマジさんはこだわりはないですね」と言われる。「はい、ルアーにこだわりはありません。」と答える。(面白さは理解しますが基本そんなものは人間の都合です。大事なのは繋がることです、と思う。)

夕方は港を覗く。他社の現場監督さんがメアジを釣っていた。

台風、人間と色々あって明日の午後から港の釣り解禁。しかしながら釣りを3日連続で休むのは初めて。すこしはバネ指を休めることになったか?
会社の別敷地の倉庫は吹っ飛んだり屋根が飛んだり。酷いもんだ。片付けが大変だ。資材も多かったのに。

しかし夕日は綺麗。

珍しくザ・フィッシングを見つつポッキーを一箱開けてしまった。大人のくせに(?)。

夜、海苔とチーズでひっかけることにした。
その後音楽を聴きつつ飲酒していたら腹が減って冷凍食品を食べてしまった。Spotifyにて音楽を聴く。有料で申し込んでいる。昔気に入っていた曲を見つけて嬉しいかぎり。楽器を演奏したいのう…。

10月27日チギ

まずは色々思ったことをメモ書き。(SNSを見たりブログを読んだりして感じたこと。釣り関連のことである)
さて、朝。ちゃんとした?朝食から。

今日は休み。

まずは北進線を見に行く。フェンスの向こうはまだ手付かずだ。

野良烏骨鶏たち。2羽とも無事だった。どこに隠れていたのだろう?

一眠りして昼飯。

12時すぎ。釣り解禁。堤防を見に行く。

お世話になったカヤックが150m近く吹っ飛ばされていた。かなりきっちりロープで杭に固定してあったのにちぎれたのだ。破損してなくて何より。

釣り。まずは遠征者の廣瀬さんの影響で購入したブルーブルー(Blue Blue) スネコン 220S ツムブリでバラクーダヒット→フックアウト!。

後泳がせでチギ。

オキザヨリ!なんでも釣れると楽しい。

ついつい夜まで粘る。穏やかな環境あってこその釣り。

ギョーザとビールをやりたくて。(普段やらない組み合わせだけど)

10月28日チギ

朝。生かしておいたメアジで短時間釣り。

チギが釣れた。
「他人の言葉など気にしないようにしよう」、今日のテーマ。
さて仕事。台風で破壊された家の解体。パートナーという機械で鉄粉だらけ。


午後先輩より足幅が合わなくて履かなかった安全靴を格安で売って頂く。履きやすくて良い。ソールを踏み抜き防止のものに交換した。新しい2トンダンプとなかなか仲良くなれなかったが後半はいい感じである。ちなみにこのダンプも台風で片側のドアガラスが割れてしまったのだ


業後は台風後初の釣り道チェック。釣り道具は持たない。やはり荒れまくっていたが綱は切れていなかった。明日行ってみるか。

踵を返して堤防へ。新しい保育士さんとお友達が釣り挑戦中。こんな状態でスミマセン(?)。持ち帰れないメアジを貰った。見た目プリプリで美味しそうなメアジ。しかし多分二度とメアジ釣りに来ないだろうなぁ。ともかく新しい職場で頑張ってください!

今日のメアジはサイズが良い。泳がせつつブログを打つ。

メアジが泳いで行くラチェットの音が心地よい。

サメ。やや大きめ。ファイトで使う筋肉少しだけを刺激できた。合わせもきちんと。

高級レトルトカレー、レタスを食い尽くす。今週末の沖磯確定。内地から来るのは先輩の知り合いの方かな?

10月29日

朝はお寝坊。

今日も台風片付け。草が膨大。疲れる。相変わらず先輩の一人が遅いと言ってくる。…。頑張ってるつもりだが、謝るしかない。そんなに気に入らないのだろうか。この島は昭和の感覚が強いのである。

筋肉痛になりそう。

10月30日

疲れが残っていたので朝磯はお休みとした。仕事は今日も台風片付け。草木と戦う。先輩にすこしカチンときたりしながら。

昼はそば。昨日食べ過ぎて後半へばったので。踵を返して郵便局に入金そしてゆうちょダイレクトで振り込み。これが一番手数料が安い。

午後も農道掃除。イベントも行われていたカフェ。大きな屋根が吹っ飛ばされていた。どこに飛んで行ったのだろう?

掃除で先輩イライラ。言いやすい下っ端のワタクシに失礼なことを言ってくる。色々思う。まあしかしそれでもわが社は島で一番穏やかな土木系会社なのだ。

業後は磯!疲れてるし確率的に釣果厳しいのもわかっているが1時間くらい投げ込む。練習みたいなもの。釣りでも仕事でも使っている大同スパイクがへたってきた。島で売ってるし買おうかな?

焼きそばライス。揚げ出し豆腐を停電からみで仕方なく廃棄したのが痛い。
流石に筋肉痛の気配あるな。

10月31日

今日はのんびり起床。雨が降った気がしたのは気のせいか。
今日は台風で屋根が吹っ飛んだ会社の資材倉庫の片付け。長年のツケが回ってきたような仕事。大汗をかいて行った。

少しづつバナナの新芽が。全く葉がなくなったのに台風が来てから6日でこんな大きな葉を作るのだから成長が速い。

通算3足目の大同ノンスリップ

なんと7千円台!大同スパイクはピンが特殊で長持ちするのがよい。滑り止め力高いのに離脱性も良い。問題は足袋タイプばかりで磯靴はないこと。昔は色々な製品があったようだが。
業後は邪魔が入りつつもなんとか釣り。桟橋にはサメの死体があるためか亀がウロウロ。堤防に移動すると、やはりサメ。
帰宅してガッツリ肉を食べて寝た。(鮫を食べたわけではありませんよ(笑))

11月に続く!

離島の友

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離島移住記録

Posted by Kamaji