離島移住記⑱2020年7月の小笠原母島

離島移住記録

いよいよ夏突入の小笠原。色々ありました。釣り以外も楽しもうとシュノーケルに挑戦しようと画策したり。引き揚げを延期し、コロナ疎開で帰省していた青年や漁師の子(少年)、Pさんと並んで釣りをよくした時期でした。色々あって諦めていた沖磯釣行にも行けることになりました。月末ついにお気に入りの竿が修理から帰ってきます。

※本編をお読みになる前に注釈にお目通し推奨です。https://remember-fish.blog/emigra

7月1日アカマス

あと32日。昨日いただいたメアジを泳がせようと思っていたのに寝坊した。たるんでいるな。メアジは生きていたのでリリース。

港への道。空気が良い。今日も暑くなるのだろうか。昔のブログを読み返す。文章少しはマシになっただろうか?前は軽いメモ書きみたいな日々の記録であったが今は言葉にしておかねばと思うことが時折ふと浮かぶ。残せてはいないのだが。今日も草刈り。風はあるが暑い。

海

休憩時間に1枚。海に雲が映っている。つくづく綺麗である。しかしこの島に住み続けるのはとても難しい…。

ご飯
ご飯

今日の昼飯。蓋が浮いている(笑)
仕事も無事終わり、集落の売店にて釣り針が売っていたので多めに購入。

エコバック
前田商店でもらったエコバック。今は有料、たしか500円。
潮

こんな潮回りである。そこまでトピックはない潮である。水は澄んでおり、メアジの群れは少なめからスタート。

海

ガチタックルにて泳がせ。試してみようくらいのノリである。果たしてサメが2尾掛かったところで予想時合いにメアジをサビキで釣り、再度放り込んだところ重くて速い走り。イソマグロっぽいかも。合わせをくれてやろうとダッシュの瞬間にストライクポジションにして竿を立ててやったら逆にのされてラインが吹っ飛んだ。えー。そんな…。PE10号なのに。食い込み切れではないのだが。

海

うーむ。ラインが痛んでいたのか?いやこのシステムは遊びがないロングリーターのラインシステム。PE10号ぐらいだど相手が強くタイミングが合えば意外とラインは破断てしまうんだよな。

魚

Pさんがアカマスを釣った。久しぶりの泳ぐ魚に楽しそう。ワタクシはといえばメアジをストックしまくる。

今日は比較的遅くまで粘る。しかしキントキが釣れて終了。キントキが釣れるとメアジの群れはいなくなった気がする。
夕飯はキーマカレーレトルトである。(写真はなし)
今週末の計画についてやり取り。楽しみである。

7月2日

あと31日。←なんか下に書くと100日後に死ぬワニみたいになるな(汗)。(当時Twitterで流行っていたのだ)

昨日のブレイクを思い出して後悔で心がフツフツ。色々と考察して悩む。

しかし都知事の政見放送見てると思うが変な人多すぎだろう。なんなのだろう?条件揃えれば立候補は出来るのだろうが。

今日は河川の草刈り搬出。草刈り業務の1番きついやつかもしれない。何故か休憩中にアイスを三つ食す事態に。血糖値が上がり空腹感があまり出ない状態に。

飯

昼休み、反動で?辛い焼きそば。生玉子を落としてマイルドにしてやった(笑)。来島される人物とDMでやり取り。(Twitterで知り合いを通じで知り合ったのだ)こちらとしては沖磯に乗れる機会に感謝限りなしである。

バケツ

島で一緒に闘ってきたバケツがついに修理不能に。さようなら。この大遠征でたくさんの戦友とサヨナラした。釣り具も人も。

釣り竿

今日はフロロのリーダー。サメしか釣れないが。

ふと島を離れたくないと言う感情が出てくる。しかし何度も書くがここには借家すらないのだ。去るなら期限を決めて長すぎは危険かと思う。内地と島はあまりに環境が違う。慣れてしまえば内地で暮らせなくなる。会社の先人たちも寮暮らしで病気をして内地に引き上げた方も数人いるそう。仕事ができなくなれば寮にいることはできないのだ。

明日の定期船はたくさんの人らしい。釣り名人とコロナ禍について話す。観光さんとあまり話さない方が良いかもとか。

山

綺麗だなぁ。

めし

メニューのネタが浮かばないので。

7月3日子GT

あと30日。草刈り業務の中で1番きつい現場。

スクーター

小花が今日も愛車に。

卵焼き

タンパク質を取れと本能が言っている気がする。

今日も草刈り、回収もしんどい。汗が滝のようである。

昼に買い出しして飯を食う。

業後仕事終わって先輩のアルバイトをして、入港日買い出し。

自粛解除後初の入港は来島者に対して微妙に緊張感が漂っている気がする。日曜日に磯に一緒に乗るIくんもやってきた。いつもの泳がせをしつつ打ち合わせ。どこか知ってる子に似ている。大物キャッチの経験はなさそうだけれど釣行経験や知識はたくさんありそうなので自分の今までをこの島の沖磯で実践してみると良いと思う。この海に気に入られるか魅せられるかどうか。

するとコロナ禍で疎開しているいつもの青年が小型ながらGTをヒット。初めての泳ぐ魚に右往左往。しかし無事キャッチ。78センチ7.5キロ。いつもの青年はあまり感情を出さないタイプだか嬉しそう。大物釣りはもちろん自分が釣るのが1番だが他の人が釣るのに立ち会えるのもとても楽しく光栄なことだと思い、嬉しくなる。(なぜか写真なし)

その後Iくんと話し込んで帰寮した。

飯

夕飯はめんどくさくなってやっつけである。

7月4日

あと29日。
果たして帰って良いのか考えてしまう状態。何かといえばコロナ禍とか未定な方針とか。しかし地球上に本当の意味で逃げ場はないのであろう。
堤防外側では何か出た模様だが危ない場所での釣りは感心しない。慢心と油断は自己の元である。どうか無事であってほしい。

今日も草刈り続き。ひたすら草を搬出する。恐ろしい成長スピードの草たちは驚異である。

飯

賞味期限の切れた豆腐で麻婆豆腐。
業後は明日の準備。ラインをまき直し、システムを組んで、それから堤防へ。明日のメアジを確保するのだ。

飯

夕飯を一枚。あ、お湯入ってない。
結局23時すぎまでかかり、就寝。

7月5日

あと28日。今日は待ちに待った沖磯の日。色々あったので居住中の沖磯は諦めていたのだがひょんなことからTwitterで知り合った若者Iくんのお誘いで乗ることになった。

海

向こうの堤防に2人。良型が釣れた模様。詳細は不明(笑)。

あっ、沖磯釣行の詳細は別ページに。

帰寮しマイボートで出ていた先輩と話す。やはり良型には当たらなかったとのこと。小さいキハダは跳ねていたらしい。シャワーを浴び、一休みして堤防へ。Pさんはギャフを持ってないから行かねば、と大物が釣れる動画を撮りたいのである。と歩いていると砂浜のところから人が。英語の先生である。色々話す。止まらない。「話してくれる人が少ないから」と喜ばれる。ふと学生時代のことを思い出す。今度島を離れることを伝えると惜しまれた。

結局堤防はサメだらけである。
夜はIくんとやりとり。彼は後半父島に行くという予定を変更してこの島で二航海することに決め、島にいる知り合いと渡船に乗るとのこと。この知り合い危険なポイントで良型を掛けてるという話。釣りは相当上手いのかもしれないが無事を望むのみである。面識はないので何も言えないが。釣り人の釣り場での死亡事故はもう聞きたくないのである。

7月6日

あと27日。
月曜日。今週はどうなることやら。今日も草刈りから。

飯

毎度のルシエルのランチ弁当とスープがわりのカップ麺。午後も草刈り。最後行き違いで定時オーバー。ちとイラっとするもクールダウン。

海

昨日の釣りの不甲斐なさもあったので東港にて投げ練へ。100投ほど投げてみる。ベイトはいるがまったりしている。

魚

足元にはウメイロの群れが。

戻り集落を歩いていると英語の先生がずぶ濡れで歩いている。洋服のまま飛び込んで石次郎海岸まで泳いだとのことである。暑さか?ストレス発散だろうか?とにかく元気である。「魚釣れましたかー?」と。どうやら変わらずマグロが食べたいらしい(笑)。

土曜日はIくんとまたもや沖磯に行くことになった。そこでPさんも誘う。重度の釣りキチのPさん悩んで参加。Iくんは色々出費もかさんでいるようだ。だいぶお疲れ気味なので明日の釣りは誘うのをやめておいた。食事をしぼりすぎているので体調を崩さないか心配である。そういう遠征者若者に多いな。食べることに関心が低いのかもしれないが、もしくは経費節約のためなのか分からないが巨魚との闘いをしにきたと考えるのなら食事は軽視しない方が良いとオジサンは思う。長ければ一時間以上巨魚と闘うことになるのだ。

めし
しかし倉庫みたいな部屋だな

こちらはちゃんと野菜を食べてやる。

パスタ
カルボナーラである

7月7日

あと26日。今日は志向を変えて最奥の桟橋でイワシ釣り。しかしこれが食わない。

魚

いるにはいるのだが。先輩は投網で取ればよいというがそういうことではない。釣りたい人と食べるために釣る人とはちと違うので理解し合うのは難しいな。

魚

これが島でいうところの「イワシ」。多分ミズンではないかと思われる。(←引き上げてから調べたらミズンとヤマトミズンは違う種類でした)美味しいので皆大好きである。ここ数年は集落の港にはほとんど入っていなかったのだが、今年は見かけるようになった。

飯

昼はすた丼風。ガツガツ食う。体の回復には材料(食べ物)が大事だ。

午後は新しい現場の材料確認。かくかくしかじか。

スタジオ

さて業後今日のメインイベントは島のスタジオ(公共施設)を借りての練習。村役場で申請し、カギを借りる。先輩の提案である。思えばこの先輩にもたくさんお世話になったな。深く感謝。

夕方帰寮してIくんに食料の差し入れ。余計なお世話かもだが高温期のこの島の気候は体に堪える。食費を過剰に倹約してる場合ではないと思うのだ。

飯

軽めの夕飯だ。

夜は同行者1とLINEでやりとり。色々考えされられる。彼との遠征は面白かったなぁとしみじみ思い返した。

7月8日

あと25日、じゃないあと24日だ!
今日はIくんを春先良かった釣り場にご案内。緩い目なのか耳が遠いのがよくわからないIくんである。「はぁ?」っていつも聞き返すのでカチリときてつい注意してしまった。おっさんだな、ワタクシ。

靴を用意していたら先輩登場。ちゃんと挨拶は大事ですな。

磯

薄靄。

暗闇の中釣り開始する。内地の釣りのイメージを引きずっているのがちょっと針が小さい。

飯

またもやルシエルのランチ飯。旨い美味い。

業後はIくんとLINEでやりとり。遠征地でのマナーについて少し注意。磯のポイントなんて大抵は地元の方が整備してくれてるから他所の人は普通にホイホイ入れるのだ。都会の人はそれが分かっていない人がいる。これを読んだ遠征の人達も僭越ながら礼儀は考えて釣りをしていただきたいと思うのである。

さて釣り。今日はメアジを確保に走る。堤防に行くと釣り名人が癇癪を起こしている。放置しておこう。Pさんも着々と週末の沖磯の準備をしてくれている。かっこつけでない実践派の彼。このエリアの初沖磯になるからその対応を見るのが楽しみである。

飯
油そば
玉子ダブルである

よく食べたまぜそば。おそらく島での最後のまぜそばだろうか。ちょっとセンチメンタルである。

7月9日

あと23日。

リール


朝、磯には行かず釣具のメンテに充てる。メインタックルでないが小さいルアーを飛ばせるシステムを組み直さねば。

飯

昼。簡単に。そしてまた、

リール

先日ネットで購入した中古リールを分解。古いグリスを落としダメっぽいベアリングは前の機体からとって移植である。さて業後。買い出ししてから磯散歩。バランスとか刺激する。たいした距離じゃないけどスタンスや足の着き方を考えて歩く。

海

磯にて。ライトルアーお試し。

やどかり

オカヤドカリたちのお祭りは続いている模様だ。

そして東港へ。先端には観光客の車が。ご夫婦のようだ、と。釣れますか~?と声を掛けると「○○さんですかっ!?」と。へっ?と思って顔を見ると以前遠征の際に同宿だった当時新婚さんだっだクチジロ狙いの若旦那さんであった!なんという確率!やはり東港は再会の地だなあ。
色々積もる話やら質問を受けた。久しぶりにお会いした新婚若旦那さんは内地で経験を重ねてすっかり大物ルアーの人になっており小笠原沖磯に乗る資格を身につけて乗り込んできた印象。また奥様の視線が優しいのがこれまた素晴らしい。奥様も何気に釣りのキャリアを重ねている様子。
そういえば彼も影竿をオーダーして持ち込んでいた。130ZRのガイドカスタム品。もったいなくてこの海で初使用するとのこと。気持ちはわかる。当時話していた沖磯で見た良型GTに挑みたいとのこと。健闘を祈ります!

夜

なんだこの写真?再会したご夫婦の片付け風景である。楽しくて暗くなるまですっかり話し込んでしまった。

飯

無性に麻婆豆腐が食べたくなった。
夜は同行者1とLINEでやりとり。

7月10日

あと22日。今日は、というか今日も朝釣りには行かず沖磯釣行の準備。

リール

ライトなルアーを意識して。仕事前に3つ、影竿使いさんから教わったduelのPEをひたすら巻く。パッケージが彼のイメージとリンクするなぁ(笑)。

弁当

食事も買い出しにして準備。
今日沖磯に乗ったI君含む遠征者たち、遠征若旦那夫婦はコクハンアラやイソマグロを釣った模様。良い思い出になったことだろう。
業後は会社の飲み会。たくさん食べたがアルコールもそこそこ飲んでしまった。

釣り糸


一次会で帰寮したが眠い。仮眠をとってからまた準備。糸はバリパスのPEduelのPEである。スピニングのメインのタックルにはバリパスの8号、ライトには6号である。そして2時間ほど寝る。
明日は滞在中最後の沖磯になるかもなのにいかんなぁ。

7月11日

あと21日。今月は土曜日でも休み。先週に引き続き今日もIくん、そしてPさんと沖磯へ。

詳細は別ページにて。

釣果としてはすっきりしない沖磯になった。気の置けないメンバーでの釣行としては楽しかったが。

帰寮して一休みしたらどこかへ出かけたくなった。まず集落の港を見る。

海

すると珊瑚の産卵始まっていた。生臭い訳だ。メアジもボイル。そして遠征若旦那夫妻にも会えるかもと北への道を流す。しかし港にはレゲエを流す若者が。おやまぁ。と集落へ。

ネコ

道すがら猫を見た。

飯

カレーセットを食べたくなりガツガツ食う。Iくんに沢山撮った写真を送りつけてやる。

キリッとしない沖磯が終わった。情熱の衰退か、年か、酒が残っていたか。

…。

7月12日

あと20日。日曜日なのでのんびり。というか更なる課題でうだうだ悩みつつ起床。またもや外出規制とか出てしまったら内地戻っても何もできないぞ。

YouTubeでLDリール使用でのGT動画を拝見。キャタリナLD30でのファイトはやはりドラグの分のフォローを用手でしなければいけないのを見て大変だったに違いないと、キャタリナLDのドラグの低さを再認識。もう少しだけ最大ドラグが高ければ良いのに。というかダイワはなぜソルティガLD50を国内で売らなかったのだろう?マーケティングなのか?アフターなのどの費用対効果が悪いと判断したのか?正直残念過ぎる。

閑話休題。

プライヤー

昨日の後半なぜか渋くなってしまったプライヤーをメンテナンス。ネットでも調べて見たが得策はなく、ふと開いて素早く掌底で閉めるを繰り返したら復活した。汚れが擦れて取れたのだろうか。とにかく一安心。

飯

チャーハン食べてナイフと鎌を研ぐ。

ギターの練習をして影竿使いさんとLINEして、焼きそば作って食す。遠征人達が出発の日であったが諸事情によりお見送りにはいけず。LINEやショートメールにて挨拶。セリフは「いってらっしゃい」、なのだ。また帰ってこいよーという意味なのだろう。もっと突き詰めれば内地に仕事で島を離れる子供たちに送った言葉かな?しかし内地からすれば遥かなる地だ。色々考えながらお昼寝。

さて夕方はどうしようか?と。堤防に行くかといつもの装備を持ってゆく。すると堤防に先客が。どこかで見たような。と話してみるとお隣の島から休暇で来たと。…。はっ、とよくよく聞いてみるとTwitterで相互フォローしている移住者のRくんであった。最近のTwitterは磯大物関連の人が結構繋がっていて面白いやら。並んでで釣りをする。共通の知り合いもいてこれまた面白い。好青年である。次の休暇で来島したときは沖磯に同礁しましょう、と言う話になった。

海

堤防の海はサンゴの産卵が続いており、小さめのメアジがボイルしている。結局ワンバイトブレイクで終了。なんだったのだろう?サメ?集落では誰かが花火をしている。

飯

ガツガツ食いたくて。

あぁ引き上げの判断に困る。食後はアベットのメンテナンス。ややスムーズにはなったがゴロゴロは改善されず。ギヤかな?ベアリングかな?

7月13日チギ

あと19日。今日明日で結論出そうと思う。

飯

昼!梅干しちりめんがメイン。

海

業後は蓬莱根先の小磯へライトゲームへ。

魚

チギが反応だがフッキングがキルフックとなってしまった。

海

復活するかもと海に返したが泳がず。釣りは、ワタクシは残酷だ。のち小磯周りを散策してずぶ濡れになったので砂浜の波打ち際で泳いでみた。なんと気持ち良いことか。蓬莱根先、母島では一番綺麗な砂浜かもしれないな。ただ途中岩場を歩くので磯を歩ける靴で行った方が良いだろう。

飯

夕飯は冷麺。よく分からないがうまかった。夜はまたもや各位とLINEしまくりである。

7月14日

あと18日。今日のニュースで判断だ。
→人数は100名台中盤。政府サイドでの外出規制は掛からない?

ランチパック

朝飯である。島の商店には良く入荷する。バリエーションがあり結構おいしい。しかし安定して買えるのは入港日当日だけなのだ。
さて仕事、今日は廃材の纏めである。前にも書いたがこの島には最終処理場はないので船で島外に出す。この為の準備をしなくてはいけないのだ。数名のチームで行う。

昼飯はルシエル弁当。今日もうまいのだ。そこでかつてお世話になったオーナー船長と話す。ルシエルはオーナー船長の所有施設である。「まだ引き揚げてないのかー。」の言葉。そのあとに「ダラダラと居ついて向上心もなく過ごしてしまう奴が多い、そうなってしまうのはあまりに勿体ないよ。」、とのアドバイス。身に染みる参考になる話だ。礼を言う。

父に誕生日のLINEをする。年寄りを自覚して生活せねばとのこと。ふとTwitterを見ると去年SFPCで見かけ、販売を何年も待ち望んでいたヤンバルアートのACTの通販を開始したというショップさんのツイートを見つける。手に入れるのは諦めていたので思わず二個注文。

さて業後はいつもの港へ。途中英語の先生とすれ違う。ちゃんと挨拶。島ではたとえ話したことがない人でも挨拶が大事。そういうことで第一印象が変わってしまうのだ。在来島民は新規移住者がどこの誰だか2.3日もあれば知ってしまう。ともかく北進線を進む。道中色々考えてしまうのがHSPの習性だがどうしたものか。

海

さて最近投げ込みが足りないが磯に行くほどのテンションはないので東港で投げ込む。足元を小さいカンパチがチェイスしている。ルアーを投げると大きいオキザヨリが追ってくる。とにかく19時まで丁寧に投げ込む。

パスタ
炭水化物+炭水化物である
パスタ

夕飯、ミートソース山盛りである。
またもや、LINEで2人の人物とやりとり。感謝である。

7月15日GT

あと17日。
まだ決定はしていない。昨日の船長の話もよくわかるのだ。しかし難しい状況に再度入ってしまっているのは確かである。

仕事は昨日の続き。廃材の処理纏めである。どうまとめるかを考えてやるのは当たり前なのだ。考えることはどんな仕事でも一緒だな。ふと高度なことをしている仕事への劣等感が出てくることがある。その一方で専門化しすぎて一定の環境でないと仕事すら出来ない仕事に違和感を感じたり。結局最終的に自分で直接稼いでいく方向にしたいのだ。

今日は暑い。暑さにやられないように小休止を入れながらの仕事。

昼、飯を炊き忘れた。

甘いものに惹かれる。大事だ(?)。

さて午後の仕事へ向かう途中。海を見、風向きとウネリ。港へ濁りが入っている。これは間違いなくGT接岸注意報だな。

仕事終わるとそそくさとタックルを整えて堤防へ向かう。堤防には遠征者のKくん、中部地方から来た大学生だそう。二航海でこのエリアに来たとのこと。「船で釣ったことはあるけれどオカッパリGT釣ってみたい!」とのことであった。さて今日はメアジが少ない、さらに濁りで見えない。まあ時合まで待つしかない。してやっぱり来た。前を流していた大きめのメアジに中速の走り、竿を一度寝かせてから合わせ。ガッチリフックだがあまり突っ込まない。サメかなと思い巻いてみると重い。おっととこれはGTだ。と早めのポンピングで浮かせる。いたずらに長いファイトをする気はなく。ファイトの練習でもあるしリリースする気だから時間掛けて弱らせる気もないのだ。機制を制して向きを変えて浮かせる。メアジに続いて姿を見せたGT、20キロくらいかな。とここでラインブレイク。ありゃ歯で擦れてしまっていたか。KくんにGTを見せてあげたかったので詫びるが、ある意味目の毒だったかも(笑)

180lbなんだけどなぁ、掛かり所が悪いといかんなぁ。ちゃんと掛けないといけない。まだまだダメだなぁ。というかGTは結構歯が鋭い。ルアーだとそこまで顕在化しないけれど餌釣りだとこういうことが起きてしまう。

さてさて、「きっとまだGTはいる、あの魚たちは数匹のコンビで港に入ってきていると思うんですよね~。」とKくんとPさんに伝え、再キャスト。その間壁際で2度ほどボイルあり。Kくん時合にサメをかけてしまう。メアジを釣ってくんに投げてもらう。しかし10分ほどで収束。メアジの群れは出て行ってしまった。

いつものベイトタックル。これが普通の感覚になってきた。「必要な入力の時には力を掛けられるシステムでないと大きい魚は獲れない」が今のところの結論。南方の初めての遠征者は少しライト目なタックルで来てしまうことがあるのだ。先日のIくんがそうだった。食わせるまでは上手いのになあ。内地で釣りのキャリアを重ねてきたからこそのアベレージサイズの違いだから難しい事だが。

夕食はカツ丼と味噌ラーメン。ガッツリガッツリである。写真は忘れてしまった。

7月16日

あと16日。果たしてどうなるのかわからないがコロナ禍の状況は良くないと判断。9月くらいまで滞在の方向にて考えてみる。

雨である。おそらく2ヶ月ぶりくらいの雨休み。そして入港日である。とにかくさっぱりしたくてバリカンで髪を切った。5ミリであるが難しい。

山

木が綺麗。Kindleで漫画を落としまくって読む。

飯

そして昼。メカ(メカジキ)祭り。やはりメカは刺身でも美味い。
また一眠り。そして入港日の買い出しに行こうかと外を見ると英語の先生。もしかしてと思い商店に行くといた。明日島を出で内地に1ヶ月行くとのことでお別れを述べてきた。もちろん英語なので全部わかるわけではない。内地引き上げを迷っている旨伝えると同意してくださった。「残っていたらまた海岸で話しましょう」とのこと。

買い出しあとは堤防へ。今日も気配はあるがうまく乗らず。美味しそうなハタをばらした。くんはおそらくカスミをばらしたり。梯子段に行った先輩はキハダを釣った模様。珍しくお持ち帰りしてきた。カヤックで行ったのだろう。これも海流がわかっているからできる事で一元さんはちゃんと渡船で行く方が良いだろう。ちなみにこの梯子段、母島の釣り場を紹介しているメディアでは歩いて行ける磯と書いてあるが道はなく現状ほぼ到達不可能である。昔行った先輩は3時間以上掛かったとのことである。

飯

うどんが食べたかった。

ルアー

ありゃサイズ、タイプ間違えた!酔っ払いのAmazon注文は危険だな、まぁ許容範囲内だが。


この日見た記録級大物を釣った若者のツイート、「釣り以外に夢中になる物を見つけた」との書き込み。すぐ削除していたが一定人数には見られていた。ロッドデザイナーさんに「飽きたのかよ」、と呟かれていた。でも若者の気持ちもすごく想像できる。その場所での二度と破られないかもしれない記録級の大物を釣ってしまったらそれ以降の釣りは感じ方や方向が変わってしまっても仕方がないと想像するのだった。。

7月17日ツチホゼリ

あまみ
ケーキっぽいものをチビチビ大切に食らう

あと15日。スッと起きるが、朝釣りにはゆかず。釣り場早入り競争もあるけれど135ZGがないと磯に行く気がイマイチ起きないのである。朝は曇り。今日のニュースを見ていたらまたもや東京200名後半。検査件数母体が増えてるからだろうが問題はそれに対してのお役所、政府の反応なのだ。まずはなんらかの仕事をしなくてはいけないが、規制が入っては就職活動自体厳しくなる。
…。決めた。
まず8月の引き上げは撤回とする。一応9月末を仮予定とするが行動制限によって修正する事、最大は契約満期までとする。
とこの件を社長に相談させていただくと先輩方の事前仕込みもありあっさり承諾いただいた。二転三転しているが感謝である。大分迷ったのでスッキリである。

さて今日も廃材処理。炎天下での作業。休みつつやらないとやられてしまう。今朝あげたブログ記事にいいねが思ったよりついてびっくり。

アイス

アイスがたまらない。

飯
飯

昼はしつこいがルシエルのキーマカレー。小笠原古謡の歌の人が来ているようである。母島に来るとこの人の曲を聞かずに過ごすことはできない。なぜなら連絡船の船内でずっと流しているからだ。

ちなみに夢を壊してしまうと戦前生まれの歌であるこの歌、レモン林は戦前小笠原にはなく戦後小笠原に適した品種を持ち込んだのだ。つまりレモン林はサイパンとかどこかに移住した日本人の歌なのであります。さらに言うと小笠原は戦前の方が栄えていたのだ。チャンチャン。毎回聞かされるので苦手と言う島民も見受けられるのである。


午後も廃材。今日中に形にしたいところ。休憩中に先輩を堤防に誘う。先輩とスペイン語講座。発音が難しい。書かないと覚えられないかも。
業後は社協、(社会福祉法人小笠原村社会福祉協議会母島事務局)に行ってリサイクル物を漁ってから港へ。Kくん今日も釣り。頑張ってる気分の良い若者はついつい応援したくなってしまう。

海

さて時合。Kくん、青年、ワタクシで並んで釣り。ふとKくん弱ったメアジを取り替えようとドラグを緩めた泳がせタックルを重石をして手放す。しかしこういう虚を大きい魚は見逃さないイメージがある、というか隙をつくのがうまいがら長生きして大きくなっているのだ。勢いよくラインが出て行く。慌ててKくんドラグをしめベイルを返してフッキングすると5秒でブレイク。おそらくサメではない。…。なかなか上手くいかない。滞在時間の減少もあり焦るKくん。なんとか記憶に残る魚とのファイトを味わって欲しいものだが。そこに先輩登場。星を見てやんややんや。彼は目が良いので今来ている彗星が見えるというのだ。結局この日はこれで終了。

Kくんと並んで帰ると前から旅行者っぽいお姉さんが。真っ暗でライトもなさそうなので声を掛ける。どうも星空が見たいそう。ふうむ。少し3人で話すとちょっと思う所あり、気が向いて2人を星空スポットを含む夜のドライブに三密を避けて対応した上で誘うことにした。一度各自家に帰ってから南から北までゆっくり走る。なんか観光ガイドみたいだな。しかし2人とも喜んでくれたようで嬉しい限りだ。ふとこの島の星空についても慣れてしまっている自分にも二人の感動っぷりにハッとしたりする。

2人は南の島の堤防の上で進路について語っている。コロナにより留学を切り上げざるを得なくなり、目標と進路を定めきれないK青年の悩み。旅の途上で会う人々。旅の醍醐味だなぁとそっとしておく。10時すぎ解散。
とりあえず飯は食べておく。

飯

今気づいたがカレーの連チャンだった!

7月18日チギ モロコ アカマス

ということであと〇〇日カウントは一旦終了とした。

飯

朝は納豆。しかしダラダラ過ごしては勿体無い。まずは部屋の整理整頓から。大掃除もして継続的日用品も買い出し。ノートを買った。色々書き留めたい。
釣りは夕方のみにしておこう。先輩が堤防に行きたいと言っていたし。もちろんこの先輩はルアーのみの人だ。

飯

なんたる昼飯。
一眠りしてお向かいさんと週休2日制の素晴らしさについて話す。この島は週休1日が多いのだ。もちろん休日出勤扱いである。
さて夕方。港に向かうが今日は海水浴をする人が多い。と、そこには遠征者のKくん。先輩と並んで釣っている。

釣り人

チギを釣った模様。今日こそは泳ぐ魚を釣りたいとのこと。良い思い出になるようにサポートしてきたが結局エイとサメであった。「また来るしかないよなぁ」、と呟くKくん、皆釣り人はそうなる。さてワタクシはといえば粘る彼に付き合い釣り。メアジを切り身にしてぶっ込みすると。

魚
魚
癒しの魚

小型のアカマス。そう、今日はスピニングで泳がせしていたのだ。泳がせをスピニングでやるのは難しい。食い込みを邪魔してしまいがちだ、と思う。

釣り竿

こんな感じで合図が出るようにしてある。ステラSWもこんな使い方にビックリだろう(笑)。強度のある道具たちが普段使いな南の海。

魚
魚

おっとまたアタリ。根に噛んでいるのでスルスルずりずり巻いてみるとツチホゼリ。小型なのでリリースかと思ったがエラを切っているのでキープとした。
そうしていると昨日のお姉さんが現れた。Kくんの釣りを見つつ話すことに。ついでに買い出しをして堤防で一杯ひっかけつつ語り。飲み屋に行くのは抵抗があるとのことだったので。

…。

一昨日まで見ず知らずの人と語るなんて旅の空みたいだが彼らは旅の空なのだな。彼らの良い思い出になると良いと思う。
結局1時近くまで三人で釣りをしながら語り、お開きとなり連絡先を交わして解散とした。

文房具
色々書きこもう学ぼうとメモを買う

7月19日

会社は二連休。夏の前半だけのようだがありがたい。
さて今日はAmazonで購入したい物を吟味するも詳しくない物の選定に時間を要す。結局まず必需品のみ購入とした。この時期は地磯厳しい時期でもあるし、ほとんどしてこなかった海遊びのアイテムも購入して楽しみたいと思っているのだ。と言ってもワタクシは泳ぎは得意ではないので補助するアイテムが必要だな、と。

飯

朝飯にこれか!トホホ。

飯

昼はジャージャー麺。そしてうとうと。

隣の島に来ているおが友からのLINEで目覚める。あり?雨?で、夕方はいつもの釣り。結局雨はこちらでも降った。逃げ帰る。

飯

早めに帰寮してモロコを捌く。刺身美味い!肝吸的なものも作る。

アスパラ

定番のアスパラ茹でがまた美味い。もちろん輸入ものだ(笑)。

7月20日

すっかり寝坊モードになっている。昨日はAmazonと睨めっこであった。夜半過ぎ彗星を見にスマホアプリ頼りに出かけたが見えなかった。聞けば彗星はかなり暗いらしい。
週初めは新しい仕事。懸案だった台風で破壊された川沿いのプレハブの撤去。島の土木屋はなんでもやるのだ。

飯

牛肉はすき焼きのタレで炒めてみた。チケットのキャンセル払い戻しをしにいったら変更が一回出来るので9月末に変更してみようと今日は持ち帰り。

午後の仕事。いつもよりは曇っているのだが汗が止まらない。湿度が上がっているのだ。

業後は買い出ししてから港へ、と集落の砂浜を見るとPさんがファイト中。急いでUターンして駆けつけると魚影が。ヒラアジ属、おそらくロウニンアジだとのこと。イワシ(ミジュン)を釣っていてそれに食ってしまったらしい。60センチくらいだがラインはフロロの2号である。結局役場の人が慌ててギャフ掛けしようとしたところでギャフがメインラインに触れてしまいブレイク。慌ててしまったのね、役場の人。
さて今日も港釣り。水温が上がっているように感じる。先生方は穴釣りにご熱心。名前のわからない魚(テリエビスあたり?)を釣ってくるがワタクシもよくわからない。ワタクシはまずは1.2m四方くらいのエイ。底についていないはずなのに何故?活性が高いのか。とにかくちゃんと浮かせてからラインカット。そうして釣りしてるとボバっという水音と遠雷が。これは危険と皆帰宅。ワタクシ最後になって片付け。放り込んでいたメアジを巻いているとスゥッとした感触ののち重く走り出した。え?こんなタイミング?と、ファイトしていると突っ込む。さっきのエイより重い。なんだろうか?と、根ズレの感触。ラインフリーにしてギャフを用意してベイルを戻すとブレイクしていた。
…。
油断していたわけではないがテンション低く釣りをしてしまったしっぺ返しか、油断か。この島にいる主たる理由を思い出さされた。ワタクシは巨魚を釣るためにこの島に居残りしているのだ。タックルも古いものを使ってガチテンションを掛けられなかった。折れるかもなんて思ってしまった。(多分大丈夫なのだろうが。)最も魚がなんなのかはわからなかったのだが。

飯

モロコずくし。軽く唐揚げ風と味噌汁にドボン。うまいうまい、と独りがっつくのである。

7月21日トビエイ

雨水

夜中にまとまった雨が降った模様。島の担当者によると下水処理的には雨が少しは降った方が良いとのこと。

さて午前中はプレハブ解体の続き。

ブルーシートにたまる雨水さえ綺麗。埃が少ないからだ。

木

この木はこの島の在来種ではない。こういうのはほとんど外来種である。

飯

昼はもう楽に。すると雨が。
…。

午後はお休みになった。早めの時間から港に出てイワシを釣る。簡単に釣れてくれないイワシ。なんとか6匹ゲットして桟橋へ。

釣り竿

ライト泳がせで遊んでみる。すると漁協のお兄さんも現れ並んで釣り。お兄さんはバックパッカーであり「次は南米に行きたかったがコロナ騒ぎでダメになった」ことや、「なんか動き出す腰が重くなったような気がする」といった話などをしていた。ふむふむなるほど。とそこへもう1人お友達のお兄さん現れ「泳がせに使える竿を教えて欲しい」とのこと。あまり釣りをしていない人でもこの島で釣りを始めると最低限でもそれなりに強いタックルを揃えないとお魚に瞬殺されてしまう。とりあえずということなのでジグキャスター106Hをお勧めしておいた。比較的安いが実績のある竿。リールはまずはお兄さんが貸すそうである。

と、そこへメール。
!!!!
影竿ビルダーさんより135ZG修理完了のお知らせ!普通のロッドの修理スパンからすると結構速い。交換ブランクを良いタイミングで焼いてもらえたと思う。思わず小躍りしてしまう。島にいる間に間に合って良かった。というか添付書類不備とか色々あったので修理を断られるかもと思っていたのもある。とにかく良かった。

トビエイ

何故かトビエイの団体がウロウロ。何をしているのだろう?彼らは甲殻類や貝を食べると記憶していたが。たまにうろうろしている。そんな時は水質が微妙な気がする。


結局本気のスコールがやってきたので釣りはやめて帰寮。残ったイワシは明日の朝使おう。
早速修理代金入金の手続き。離島ではゆうちょダイレクトなどのネットバンキングシステムが使いやすい。島に来る前に準備しておくことをお勧めする。

飯

丑の日?だそうで買ってきた。
食後は携行用のロッドキャリーケースを物色。そう135ZG用である。手持ちの携行用のものではガイドが入らないのだ。

7月22日

4時半起床。135ZGが帰ってくるのだ。また早起きの習慣をつけよう。

海


今朝は集落の桟橋でライト泳がせ。面白い魚を期待したのだが。

オキザヨリ

オキザヨリ。中々のファイトであるが君ではない。飲んでしまってるのでキープして餌にする。瀕死のイワシを投げるとピャーっと走るライン。乗らず。なんだろう。イワシについている魚食魚はたまに面白いものがいる。メインは美味しいカンパチだが。

飯


早起きしたのでしっかりご飯。

さて、今日も廃材処理。

飯

昼飯。最近買い物たくさんしたから節約しないとなぁ。

飯

入港日の買い出ししてたら前田商店にてトウモロコシが蒸されていた。思わずリアクションバイト!美味い美味い。内地だとあまり食べないのに。
港に行っていつもの泳がせ。しかし不発。水温は少し下がった感がある。

ACT

入港日のお楽しみは注文したものが届くこと。このルアー。数年にかけて欲しいと思い続けたもの。役者が揃いつつある。

飯

またもやカレーが無性に食べたくなった。父からの物資も届く。ありがたい。そういえばTwitterで親が子に食料を送ることに関する短文を前に読んだことがある。遠方に住ぶ子供のことを心配する時最初に浮かぶのは「ちゃんとご飯をたべているか」だそうである。ともかく感謝である。

7月23日

またもや夜半過ぎに大目の雨が降ったようだ。今日の仕事はちとしんどい。今週の山場である。

パン

こんなパンも商店に行けばいつでも買えるわけではない。もう慣れたが。

虫
なんだ君は。

飯

力をつけねば、と、多色丼と納豆そば。

釣り竿
釣り竿

業後まずは投げ練。そして噂のACTを試してみる。ふむふむ、フックサイズでアクションや沈み具合とかガラリと変わる。ポイントや深さで色々変えてみるのも面白い。こちらのメーカーはパッケージに取説がある。作った人の狙いどころはどこだろうと、また自分がこのルアーに望みたい感じをしてもらえるか、とか。

今日はメアジにアタックしているGTにルアーで挑んでみるもすっかりスルー。ボイルはしているのだが。のち彗星を探しに行くもよくわからず。だいぶ暗くなっているらしい。あとで聞くと先輩は見えたとのことだが。

飯

どうでも良くなって適当飯。餃子がうまい。ふと、毎日同じメニューの人っているのだろうかと思ってみる。

7月24日

昨日の草刈りで右手が腫れている。一度傷めた関節はなかなか元には戻らないと、しみじみ思う。
今日も草刈り。真夏の草刈りは灼熱である。この島には唯一チクチクする草がありこれが手強い。アームカバーをしているのだが。また場所が重機が入れないので手作業であげるのだ。体力には少しは自信がついたつもりだがベテラン達には敵わないな、と思う。

飯
飯

昼はルシエルの弁当。また来た!と小声で言われた(笑)塩ラーメンをつけてみた。タンパク質はガシガシ取りたい。

業後は先日の取り壊し作業のお礼の一杯で乾杯。少し付き合ってから港へ。今日もボイルはあるが食わない、いや青年に1発出たな。多分泳ぐ魚。ワタクシはサメ、サメ、タマンをスカしてPさんはエイ。

ランプ虫に慌てて帰寮してから彗星探しへ。展望スポットにいた星目当ての旅行者の方に聞いてやっと判明。イメージしたより全然暗い。ピークは過ぎてしまっているとのこと。

旅行者さんと少し話す。星空に関しては恵まれた環境。どんどんこれが普通になってるが。

隣の島に来ているオガ友から彗星のの一枚をLINEにて見せてもらった。肉眼ではここまで見えない。一眼レフとセッティングして撮影したものを仲良くなったカメラマンからもらったとのこと。

飯
またもやどうでも良い飯。

食後影竿使いさんより影竿ブログにワタクシの竿が出ているとLINEあり。拝見するとビルダーさんのツッコミとご愛用いただき有難うございますと言うニュアンスを文章から感じ恐縮至極である。きっとベテランさんだから竿を見たらその状況などお見通しなのだろうなぁと思う。
ふともっと良い人に買われたらこのブランクも傷だらけにならなかったのになぁというちょっとした申し訳なさや、しかし自分が道具ならばいつも使ってほしいと思うかもなど擬人化してみたり。ともかく届くのが楽しみだ。kwガイドでもカバーできそうなロッドキャリーケースを購入してせめて山行時には傷をつかないようにしようと思う。

そして釣具は造形や色彩の美しさは置いておいてやはり美術品ではなく道具。使い込むことが道具にとって1番幸せかも、と言う結論にほろ酔いながら思った。

7月25日アオチビキ

竿も送られてくることだしぐうたらしておられぬ、と早起きして釣りへ。

パン

朝飯。沖縄系のご飯は暑い時にも食べやすい気がする。

ルアー

ACT磯での初実践。最初のトレースでガチリと当たる。つい、びっくり合せ。

ルアー

ACT、2アタック。魚は不明。頭の傷は岩かな?。
うーむ。横風の影響下、やはりイメージする飛距離の10メートルほど届いていない。難しい所だ。自分の力不足だが135ZGが待ち遠しいのが本音。

Power朝飯。玉子は二個。そして朝寝。

アノール

部屋にどこから入ってきたのか、アノール。

飯

焼きそばライス。日が高い間はライトゲームをしたり、島内ツーリングをしたり。

ふとこの間来ていたKくんの話を思い出した。コロナ禍は多感な時期の若者たちの心に大きな傷を刻んでいるのだ。数年後が怖いものだ。

夕方は堤防で釣り。先輩も対岸でルアーを投げに来ている。結構盛んにボイルしていたが誰にも当たらず。そしてメアジがさった後にデッドメアジを放り込んで談笑していると、まず左手で流していた青年に強烈なアタリ!そしてワタクシにも強烈なアタリ。ガッチリ合わせると速いツッコミにちと驚く。なんだなんだ?ランが止まったところで間髪入れず巻き上げて一気に浮かせてみたら。

魚

105センチ、12キロ超えと思われるプリプリしたアオチビキ。ファーストランは結構強かった。

魚
勇ましい口のアオチビキ

漁協のお兄さんにギャフ掛けをしてもらう。持ち帰ることに。それにアオチビキはファンが多い美味しい魚だ。

飯

色々処理をしてたら相変わらずのやっつけ飯。
明日も休みなのが単純に嬉しい。

7月26日

ありゃ、寝坊した。昨日の魚を捌くので夜更かししてしまったのが響いたか。午前中はぐうたら。最近ぐうたらだらけだ。時間を有効活用しなくてはいかんのに。昨日の夜見たコロナの先行きを考えてみる。昼前からは影竿使いさんとまたもやLINEでやりとり。磯ルアーのエキスパートの彼はちゃんと釣りの方程式を持っている人だなといつも思う。
昨日のアオチビキを切り分けてみた。デカイので一杯である。会社の皆は食べてくれるだろうか?先輩の中にはアオチビキが好きな人もいる。実際フライで一番うまい魚かもしれない。チギはワタクシの中ではそれなりな感じの印象。ひとそれぞれかな?

飯

昨日のアオチビキとりあえずソテー。イマイチ生かし切れていない。

このままぐうたらはいかんと足が遠のいていた磯を散歩がてら見に行くことにした。歩いているとスコールが。

海

岬の方はまだ雨が残っているな。

羽

道すがらには黒い羽が散乱していた。これは鳩だろうか。ネコに襲われたな。猫を残せば、捕りきらなければ鳥は襲われる。

集落に戻ってきていつもの堤防へ。ボイルはある。島のお兄さんあたりあるもののフッキングせず。魚が小さいのか、針がでかいのか。そして

魚

先輩が釣ったロウニンアジ。ちびっ子だか マグナムミノー200 に食ってきた。彼の粘り勝ちだろう。ホッとしたような表情が印象的であった。(ちなみに滞在中、港内でロウニンアジが食ってくるのは数回しかなかった。)


この魚のことをやりとりしてるうちにお食事処めぐろに飲みに行くことに。色々話す。オフショアの人である先輩だがオカッパリ用のギャフを買おうかと検討するとのこと。結局閉店まで飲んでしまった。そうそうポテトサラダを頼んだらなんと星ぶどうが入っていた。ワタクシにとって干しぶどうはこの世で1番嫌いな食い物。とほほである。

7月27日

昨日は先輩兄貴のプチ飲み会に行ってしまいさらに夜更かししてしまった。
で、朝はライトタックルを持って港へ。チギがチェイスしてきたのみ。

海

爽やかな朝。これで仕事がなければな(笑)。いや仕事があるだけ幸せなのだ。

帰寮し朝飯。

飯

玉子かけご飯である。単純に美味い。

今回の現場も色々と難しい。

比較的今日は涼し目。段取りケアレスミスしたりして反省しきり。

父からの応援食材も届いたので節約しないと。

飯

業後は少し休みつつネットのチェック。そういえばSNSで遠征のことをUPしている釣り人が最近は多くいらっしゃるのだが個人的感情は別として色々考えさせられる。確かに磯大物釣りは特にファイト技術の習得が難しい。が、普段地元でやっている釣りの構成要素について理解が曖昧だといつまで経っても成果が出なかったりする。しかしワタクシ自身もそういうことに気付けたのは実践と色々な人々との釣りの結果だったりする。なんて言っても自分も全然進捗が遅い釣り師なので偉そうなことは言えないのだが、以前よく読んでいたブログの記事をこういった時に思い出すのだ。ああ、こういう事なのかも、と。

さて今日も釣りへ。出港中だが観光客?がいる。おや?砂浜にアベットを付けたタックルの人がいるな。彼女さんらしきひととの旅行の様だし、そっとしておこう。

さて今日の成果はなし。リーダーも細いものしか持ってこなくて流れがよろしくない。サメが多かった。水面を光る虫のようなものがフラフラと泳ぐ。濁りは少し引いたか。メアジは新子(小さい個体)が多かった。良い魚はいるのにダメな1日だった。見切られてるのだろう。

飯

アオチビキスープ。美味い。

7月28日子イソンボ

ありゃすっかり5時半起床がくせになっている。目覚ましも何故か音が小さい。ちょっと罪悪感である。パンを食しつつFacebookを見ているとかつてお話をしたことがあるナイロンスタイルの磯師が30lbクラスで世界記録の魚を釣り承認されたというニュースが出ていた。努力の成果というか積み重ねが結果になったということなのだろう。おめでとうございます、と思う。


今日から大分作業メンバーが減る。通常なら夏休みで内地に行く人が出る場面だが、そういうことではないのである。このコロナ禍で内地に行くのを控える島民が多めである。こういう事態も元来メンタル的に煮詰まりやすい島民の心理に影響すると思われる。簡単に言うとイライラしやすかったりローテンションになったり。今年はその傾向が強い気がする。

今日の仕事は何気にシビア。適当に指示されて次に指示してくれ!と言われて困惑。ワタクシも適当に仕事しているわけではないので少し作業を止めて貰って確認。

飯

昼、冷麺にしてみた。

午後は大分コツが掴めたのかなんとか進行する。
日用雑貨を買い出ししてから釣りへ。

そうそう、釣りに行く前の時間を勉強などに有効活用しようかと思っていたが出来ていない。こういうのは一回開始して習慣化すれば良いのだがなかなか。あと新しい企画(夏休みの隣島旅行)が立ち上がったので色々手配。

釣り竿


釣りに関しては今日はルアーのみにて。第一投目に子イソンボが追尾してきたがすんでのところでUターン。あとは音沙汰なしだ。観光客はいないがカイエンの人もウロウロ。

飯

夕飯、牛肉とタコである。タコは以前獲ったもの。

7月29日チビタマン

今日も昨日と同じ場所で仕事。少しずつ段取りが見えてくる。

花

現場近くには花木が多い。移入種だ。何でこんな絶妙な模様なんだ?

とり

おわかりいただけただろうか。よーく見ると鳥がいます。メグロかな?落ちたガジュマルの実を食べにきているのだ。

めし

パスタは昼飯には時間が掛かるが。
そして入港日は買い出しへ。なんと玉子を買いすぎた。

玉子焼き

とりあえずだし巻き卵をつくってみた。今日は昨日ボイルしていたところを見にゆく。群れはすぐに出て行った。

デッドメアジをぶっ込んでおくと何かが当たる。巻き上げてみると歯形が。ちびタマンだったようだ。

入港日は宅急便の日。頼んでいた品がたくさん届いた。物欲が満たされるが。しかし1番待っているものが来ない。

めし

惣菜のコロッケが入荷していたので。みそらーめんにバターってそこまで良いのか試してみる。…まあまあ。

7月30日

救命胴衣
シュノーケル用に買ったのだ。遊びで溺れるわけにはゆかぬ。

さてさて1番待っているものの件、ヤマト運輸の追跡調査を見ても羽田なんとかという場所のまま。発送先の日時だと、届いているはずなのだが。

とにかく仕事だ。職場のジッサマの体調不良により人割が変更。遠く北港周りと遊歩道の草刈りに行く。何度も書いている事だけど遊歩道とか探勝路?とかなんてかなりの人手が入っているから普通に歩けるのだ。それを自然と言われてしまうと少し滑稽な気がしてしまう。

はと

という事で遊歩道を歩いていくと毎度の黒いハト。ジッサマ先輩が1m位に近づくまでのんびりしたもの。こんなんだからネコにあっさり襲われるのだ。と、はとにお説教しておく。個体による学習ってしないものだろうか?まあこの黒い鳩、大分増えた模様。昔は見ることができるとかなり得した気分であったが。

海
ちょっと濁っているな

終点の大沢海岸。沖縄あたりだったら出店とかありそうだが、そんなものはない。仮にコロナ禍でなくてもビキニのねーちゃんなど滅多に来ない(笑)。

ツル

ゴミも多い。砂利の上の蔓の伸び方が面白い。生きるってチャレンジだなと思う。

遺構

この遊歩道かつては人が住んでいた山道を使っている。昔はこの北港界隈に400名以上住んでいたのだ。

さて昼飯に帰寮すると社長から「郵便局に行って着払いして、竿届いたから。」と。

!!!

箱

バババン!きたぁ!たまにある翌日配達になっていたのだ!夢じゃなかろうか。間に合ったのだ!!思わず小躍りである。あ、箱は送った時のもので返送していただいてるからであり輸送が雑だったのではないのだ。

飯

影竿を前に飯。そしておもむろに箱を開封。#1のみ袋に入っている。ズタボロの135ZGであります。フツフツと漲るものがある。さて戻って仕事仕事である。

海

今日の現場。

さてどうするか?あれもこれもやりたいがまずはすべきことから。例の竿135ZGを持って港へ。

釣り竿

繋いでみた。そして持ってみた。やっぱり重い、と笑みが出る。お気に入りの大口径ポッパーを付けてアクションしてみる。ズボっ!というアクションが決まる。「これですよ、これ」、と独り言。 マグナムミノー200 も引いてみると小さいカンパチが付いてきたのでサイズを下げてみる。

釣り

16センチマグナムミノー 。投げられるかな、とも思いちょっとお試し感覚で投げると、普通に飛んだ。しなりとガイドの低抵抗で投げる感じだ。恐るべし135ZG。
のち場所移動。今日はボイルあり。GTだけでなくスジアラも出たか。

めし

夕飯はパワフルに。

めし

やっと役者が揃った気がする。と、まったりしていると影竿使いさんから竿の配達の件での影竿ビルダーさんのブログが上がっているとLINEあり。到着していないのを気にかけてくださっていた模様。慌てて「届きました」メールを送る。強面だが気遣いもあるビルダーさんである。

7月31日

ゆるゆると起床。朝食を取り、少しだけ投げ練へ。早く感覚を取り戻したい。本当は磯に行きたいが今日の仕事はハードそうなので抑え目に。

釣り竿

お気に入りのポッパーを付けて20分ほど投げてみる。力むのではなくちゃんと芯に乗せて両腕を活かして投げないとすぐ右の背中が凝ってしまう。早く思い出すよう投げ込まないと。しかしながら135ZGでアクションさせると大口径ポッパーのポップが心地よいというか好みの音と泡が出るのだ。硬い竿だと投げられてもアクションがイマイチしっくりこなかったり、だっりしてこの大口径ポッパー関連は使ってなかったのだがまたこれから使えるだろう。そして弁当作り。

今日は北部の長い遊歩道を草刈りするのだ。殆ど観光客も通らないしそもそもガイドブックにもちゃんと出ていない道なのだ。歩くのはレンジャーと研究者と自然保護ビジネスの人々くらいだろうか。先日見かけた鳥羽散乱現場にはネコトラップが。1匹子猫が捕まっているがこいつが犯人ではなさそう。成ネコがいるのだ。本気でやらなければ捕らえることはできないだろう。何故かネズミも捕まっていたな。

遺構

昔の遺構。ため池か?

草

希少種のラン、らしい。普通に歩いていては見落としてしまう。

木

ガジュマルトンネル。観光スポット的にはかなりキャッチーだと思うが。

遊歩道沿いには遺構がいっぱい。かつては多くの人が住んで農業をしていたのだ。亜熱帯の気候を利用して色々作っていたそう。つまり一度農地になった斜面が戦後の数十年の無人島期間で森に戻ったのだ。だから元農地エリアに固有希少種がなくて当然ともいえる。
最盛期、農業の人々も作物の時期的希少性の内地出荷でそれなりに経済的に潤っていたらしい。

看板

この先は保護地域。許可なく入ることは出来ないエリア。こういうところは希少種も残っているのかな?残ってると良いなと思う。残ってるなら夢があるな。我らの仕事範囲はここまで。折り返す。

看板


降りてきて海岸で昼休憩。集落から遠いので各自弁当持参。先輩のそうめんは伸びていて膨張。
日陰でうたた寝。なんと贅沢なことか。海から吹いてくる風が適度に涼しい。観光客がぱーっと来てチラリと見て帰ってゆく。おそらく朝の便で来て14時くらいの便で帰る日帰り観光の人々。様々な条件によりこうなってしまうのだ。そんなに早くては母島の良さがわかりにくいよ、と思うが滞在時間は短い。ちと残念。個人的意見だが最南端到達とか一生に一度の小笠原旅行、船移動が目的でなければどっちかに集中した方が良いかと思う。でも小笠原旅行、一回で終わる人が大半なのかもしれない…。

さて午後はまた短い遊歩道に登り草木を刈る。初めての遊歩道である。

港

いつもの東港を望む。見晴らしが良い。まあ遊歩道的には終点まで登っても見晴らしがよいわけではないのだが(笑)。


業後は毎度の港へ。ボイルあり、青年泳ぐ魚掛けるもブレイク。

めし

夕飯、インスタント味噌ラーメンを分割して食す。野菜がない(笑)。

8月に続く!

離島の友

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離島移住記録

Posted by Kamaji