離島移住記㉑ あとがき
※本編をご覧になる前にお目通し推奨です。https://remember-fish.blog/emigration-preambl/
離島移住記いかがでしたしょうか?全くもって母島に惚れ、釣りに狂ったおっさんの離島での日々の生活をつづったものです。脚色なし、離島の生活のリアルを全日公開してみました。(地磯情報は上げていませんが)
現在内地での生活に順応しようとリハビリの最中ですが(笑)小笠原諸島母島で暮らせたこと、昔からの夢であった海のほとりで暮らせたこと、釣り中心の日々を送れたこと、そして理解し内地に引き上げたこと、どれもワタクシの人生において後悔のない選択となりました。
・・・。
自分の部屋から一キロ以内には憧れの巨魚が泳いでいる海がある。そして人の匂い(時として異臭)のほとんどしない場所がある島。沖縄や南西諸島とも違う、人間の歴史がわずかで幅を利かせていない場所がこの国にはあることをお伝えできればと思います。
…今でも思い出すのです。
まだ日が昇っていない暗い中寮を出て静かな集落を愛用のスクーターに乗って、信頼した釣り道具を片手に大好きな海に向かう…。そして大きなお魚と海と自分だけの時間。日が昇り海面に朝日が差すとその時間も終わり。
なんて素晴らしい日々だったのだろう。表現力が稚拙で言い表せないのですが。
しかし!ライフプラン、家族を持つ、仕事のキャリア形成と言う意味では果たして良いかどうかは考えなくてはいけない問題です。そのあたりは別稿にて纏めようと思います。また生活についての諸問題も稿を設けようと思っています。
さて。
島を離れてから一年以上。ネットを通して伝わってくる島の情報は新しい宿ができたり総菜屋さんができたり通ったお弁当屋さんが休業していたり。少しづつ変わりつつも衰退していくのか…?この国の辺境の地はどこもこういう状況にあるのでしょうがいつまでもあの島の空気が続くことを願うばかりです。先日は移住の釣り人が問題を起こしたりして嘆かわしい限りですが。
結論として。
この国に生まれて小笠原に行かないで人生を終えるのは勿体なさすぎます。自分の行動に節度ある人が訪問して下さることを願っています。