離島移住記⑫2020年1月の小笠原母島 【離島大遠征?】

2021-10-26離島移住記録

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帰省から始まった新年。色々迷いつつ過ごす日々の裏で年末から少しずつニュースになっていた新型コロナの影。港ではなんとなく冬のカンパチシーズン日々で並べるとそこまでたくさん釣れているわけではないのだが。

※本編をお読みになる前に注釈にお目通し推奨です。https://remember-fish.blog/emigration-preambl/

1月1日帰省中

明けましておめでとうございます!今年もよろしくお願いします。
一年の計は元旦にあり。元旦は一年の縮小版なのだろうか?ならば遅く起きてSNSに苦笑いして、おせちを食し甥っ子たちとギターで遊び、海鮮丼を食し、録画してあった釣りビジョンを見てまた一杯引っ掛けて寝るというのはどういう計になるのだろう?
結構楽しみにしてたものも実際してみると大した事なかったりして。島に戻って釣りしたい。

1月2日帰省中

今日までのんびり。朝飯時、父も老けたなぁと実感。父と何処かへ行こうかと考えていたが迎賓館?とかに出かけてくると言うので別行動とした。島の最大の弱点、それは肉が高いこと!他はまあまあ困らなくなるのだけどこれだけは。あと入港日に入荷ない?ようなので野菜も少し買い出しし、荷物も出した。結構買った。あと内地で食べたかったものを食す。

松屋のカレギュウと生野菜。これが1番期待を裏切らなかった。大盛りにすれば良かった。

まあまあ内地は金を使ってしまう。そんなこんなをしているとふと友の顔が頭をよぎる。やはり会っておこうと思い、連絡を取る。夕方合流。彼には連絡をせずに島に行ったのでかなり驚いていた。皆この一年で色々あり、1人とは、パートナーがいるとは、とか、自覚しない孤独(それは孤独ではないのでは?(笑))とか、を考えた。

ふと内地を俯瞰して見ると物量豊かながら不景気の気配というか、寂しさというか。この国の行末だろうか。自分もこの国も不安が浸潤しつつあるが、もともと人間の生活なんて不安の塊であった気もするので、囚われすぎずに前向きで生きても良い気もする。

明日は島に帰る船に乗る。朝は余命(帰りたくない~!みたいな感情)みたいな気分も少しあったが今は6:4くらいで島への気持ちと自宅家族への愛着が揺れている感じである。

1月3日帰省最終日

夜中3時過ぎ地震警報の音で目が覚める。そうだ、内地には地震という恐怖があるのだった。(いや島にもある。長期振動型が多い気がする。また大津波には即逃げなくてはいけない)もう一眠りして何時もの5時半起床。体重を測ってみる。79.8キロ。やはり3キロ増えた。これからやせるのか?


朝風呂したところで父が起きてきて朝食を作り、また寝に行った。ありがとうごさいます。準備を整え、最後の詰め込み。書類もしまう。当初持って行こうと考えていたイシダイ竿はやはり持って行かないことにした。購入したピュンピュンベイトロッドと安いエギングロッド、そして廃盤になったダイコーギャフの柄である。スーパーの買い物の品も保冷バックに入れて持っていく。

忘れ物がないように何度も何度も確認して出発。

走り出すとやはり寒い。指手足の感覚がなくなりかけた頃に到着。待合室は正月休みから島に戻る人々がほとんど。いつもの小笠原へ行くという高揚感の人はほとんど見かけない。もちろんワタクシも。

おが丸。もうすぐドック入り。

竹芝を離れる。一緒に磯に乗った島の先生や副校長もいらっしゃった。しかし船内では見かけず。冬眠モードで移動だな。前日夜更かしして乗船したら即寝である。父島につくまでほぼ起きないなんて猛者もいるそう。船旅楽しいけれどなぁ。しかし冬眠からすればワクワク感は0だろう。

これで知ってる島っ子の絵全部見たかな?

ボールがぷかぷか浮いている…まるでワタクシのようだ。

ナスとトマトのパスタ?ちゃんと作ってある。新しいレストランのコンセプトは高級感だったのかもしれない。
ここで就寝。2時過ぎ起きると船が少し揺れている。外洋だぁ、と思う。どうにも寝られなくなったので。

ラウンジへ。かつての達人達が過ごした場所。

こんなガラガラなんて2011年の3月以来だ。もっともあの時は旧おが丸だったが。まさかおが丸にこんな冷静に乗る日が来るなんて。

持ち込んだハイボール缶を飲みつつダウンロードした映画を見たりして過ごす。最近寝る力下がってるな、すぐ起きてしまう。その後外に出てみる。風が強い。しかし徐々に気温が上がっている気がする。

船内にはニュー真理子様のポスター。やはり核爆的に可愛い。親御さんが海保にお勤めとのこと。
寝台でうだうだして夕食。

これで1600円なり。もちろん遅めに行ったので客はほとんどいない。唯一の観光客っぽい若者が何か食べていた。

深夜売店でハイボールを買ってラウンジで飲んでみるが酔っ払いが煩くて結局下のベンチで飲んで寝た。

まさに乗船日記。

1月4日

朝5時起床。揺れは少なめ。

ダウンロードしてきた映画を見てうだうてから朝食へ。これで1,000円。電波が通じ始める。LINEで影竿使いさんより情報あり。オーダーロッド早く出来てほしいものだ。ワクワク。はやく使いこなせるようになりたい。

さて1番上の甲板へ上がる。島民達はほとんど歩いていないのだ。

お?ケータが見えた

自分も寝てれば良いのだが寝るのに疲れた。年だろうか。年といえば父も老いていたなぁ。時間は有限。まずは3月までベストを尽さねば。しかし体重増えたから少し絞らないとなぁ。磯にはセイルが出たという情報もあるし。セイルといえばフッキングらしい。廣瀬さんのブログを参考にしようかな。

隣の島着。ツイッターで活躍されている方は見つけられなかった。1人怪しい方が居たけれど(笑)

お弁当屋さんにて。こういうご飯、しみる。
見たことある人も多いが仲良しでもなく、声掛ける必要もないかと、港周辺をブラブラして過ごす。

何気に父島はカゴ釣りしてる人多いのか?
住んでる島の定期船。座ってた席を奪われたりしてちとムッとなるが、まあまあと映画を見て過ごす。しかし長いな。
寮に戻る。片付け終わり、ふと気づくとすごい静かである。と、そこへ先輩からのLINE。丁度良いタイミングで新ピュンピュンベイトタックルを持参して港へ。見知った方の普通通りの応対にほっとする。ちなみに帰省でそのまま島に戻ってこない人も結構いるそうだ。そして彼は今日も1匹。

小さく見えるが90センチくらいのギンガメアジ。美味しそう。先輩もギンガメアジイート派である。
夕飯は

内地から持ってきたすき焼肉にて。

1月5日メアジ ハタ系 鮫

朝から磯釣りを決めようと思っていたのだがどうにも体が重く、風も強い。落ち着いてから東港へ。

風が強い!

ワイルドレスポンスはやはり浸水。引退だな。結局魚の気配はオキザヨリの追尾だけ。しかし有用な情報もあり、今後に期待。

島の若者ハタゲット。

昼飯。牛肉を食うのだ!

夜は泳がせ。メアジは元気、他の人には何かのあたりは有るのだが。そして夜は北風と相まって寒い。夜に餌釣りをしようと思っていたが寒さに負けた。

今年初魚はメアジでした。

島の若者が小さいサメを釣った。

あまり食欲なくラーメン。夜は腹を下した。なんか悪いものが出ていくような感じがする。ふと自分の今と他の人を比較して劣等感に苛まれたりする。我慢してコツコツと生きてきている人々が眩しい。自分の思うように生きてきたのだから無い物ねだりだと思うのだが。マリンスポーツもアウトドアも一戸建ても家族もキャンプも釣りもこなされるネット上で見かける方々が果てしなく別世界に感じる。誰かを妬んでいるのではない。何でも手に入れることは自分には出来ないな。

いつになったら自分を容認出来るのだろう。
…。

少し弱ってるのか?

1月6日色々小物

今日から仕事始め、と言っても顔合わせのみ。うちの会社は緩めなのだ。先輩が契約延長を勧めてくるのだった。なぜかビールが出てほろ酔いなのでお昼寝してから行動開始。

焼うどん的カップうどんに肉追加。そういえば健康診断、A1cが少し引っかかってたな、血糖多めかも。


軽く買い出しをして東港へ。風が横から。餌も持参したが根掛かりしてしまう。ほうほうのていで集落へ帰る。

集落の港の所にゆくと三人の観光客が釣りをしていたが全く釣れておらず。仕掛けが逆についている。竿は宿で借りたようだが教え方がさつすぎる。頼まれて軽くお手伝いしたらポコポコ釣れ出して楽しんだ様子。よかったよかった。

帰宅してメアジ切り身でのぶっ込みの用意。美味しい魚を狙う算段だ。

色々釣れてくれた。美味しそうな魚も。カマスもやっと釣れた。最近続いていた頭痛もこの時は治まった。

21時まで釣りしたので簡単に。

1月7日ヤガラ

一応都心から1000キロ南にあるのだが慣れると寒い。都心の方が寒いのだが。寒さは心を挫く。
直近の課題はやはりドック入りの買い出し。先輩方から色々アドバイスを受ける。あまり心配しなくて良いと言われるがひもじいのはきつい。

定番チャーハンと自作スープ。

島の若者がアジングワームアオヤガラ。元々バックパッカーの2人。最近彼らの間で釣りブームらしい。島に来る前から知り合いで飄々としている。自分たちのことをニートというのだ。いやいや二人ともとっても働き者である。

夜第二ラウンド。ウキ釣りにて。餌はメアジの切り身だ。浮き釣りにはトキメキがある。

なんと飲みメニュー。さっと寝る。

1月8日

前の仕事の夢を見た。仕事を教えてもらおうとしてペアがなんとかとか言われて困惑した所で目が覚めた。思えば産休とかで長期離脱した医療関係者の復帰ってすごい大変なのではないだろうか。特にそういう取り組むのが民度的に低い臨床工学技士は大変なことだろう。
この島来週からドック入りと言って定期船がお休みしてしまう。なので野菜を確保する必要がある。そこで、

ドッグ入り前買い出し用にこんな紙を提出。

昼は味噌ラーメン。ご飯は少し。気をつけねば。

業後買い出し。少し買い込む。のちメアジ釣り。今日は釣れた。ちゃんと袋に入れてストッカーに保管である。

一昨日釣ったハタを鍋にした。安定のうまさ。レバー焼き鳥もつけた。
島は不便も多いが釣りが出来る。内地のザラザラさとは別物。先行きの次の一手をずっと悩んでいる。

1月9日

朝4時起きしたら爆風が。のち雨がザーッ。釣りに行くのは辞めて二度寝。
朝先輩から契約更新のことを社長が気にしていたとの話を聞く。具体的日取りを決断せねば。

仕事開始時刻には雨が上がった。今日はコンクリートのちまたはつり。

昨日の鍋をおじやに。
業後もメアジ釣り。しかし全く当たらず。外海は大荒れで港内にも濁りがあり。こういう時は大型魚には良いんだけどなぁ。

ちゃんぽんと刺身は合わないか?

うーん、いまいち。

1月10日 

朝。風はないけど寒い。すっかり朝釣りしてない。

契約更新のことで今日も悩むことしきり。何もなければ島の方が過ごしやすい。体調も良い。内地にいると空気は悪いは頭は痛いは便秘気味になるはで困る。しかしここには終の住処がない。あと次の一手が見えてないのだ。
ルアーエギの腹の色は空の色に合わせる。とは会社のイカ釣り名人の言葉。そうなんですか?
昼は焼きそばライスと昨日の魚を味噌汁にぶっ込んだ。美味いが腹一杯である。

どんと焼き。面白そう。内地の都市部ではやっているの見聞きしたことない。
業後は泳がせに。なんでもウルフムーンらしい。どこがウルフなのか、欧米の呼び方かな?今日もメアジは不在かと思われたが、17半過ぎ、

突如時合!確保して泳がせる…サイズは様々。

丸い月に愛竿。
堤防にあるロープを右手で掴めた、登れた!これはワタクシにとってはとても嬉しいことだ。ばね指で以前はこのロープを掴み登れなかったのだ。しかしここまで手がポンコツだと土木関係は厳しいかもしれない。休職というわけにもゆかないし。

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1月11日

今日も寒くてぐずぐず布団の中。契約更新について悩む。

こっちの良い所 釣りがとことんできる。空気が良く、体調が良い。人間が少ない。
内地の良い所 肉が安い。人間がいる。他の釣り場に遠征に行ける。旅に出られる。

昼飯

家が手に入らない以上ずっとこの島にいるわけにはいかない。次の仕事、何をするか決まっていない。
さあまた悩み始めた。
適当に仕事をしてきたわけではないが。
そうだ今までと違うことをするって前職辞める時決めたんだった。
不安など弱気になればますます増す。
夢中になれるものがあるのは素晴らしい。
 GTが狙える場所にいるなんて。海の綺麗さ。


明日は先輩より午前オフショアにお誘いいただいた。もしロウニンアジ、キハダ、イソンボ、アイッパラのどれかが釣れたら延長しようか?

1月12日

五時起床。会社の先輩たちとオフショアへ。港へ向かう。咳が出てもどしそうになる。寒いかと思って着たヒートスーツがだめみたい。海はうねりがあるが釣りは充分できる。先日購入したFCLのCCは使いこなせなかった。しかしほとんど魚からの音沙汰ない中先輩が自作ルアー(通称とうもろこし)にて。

スジアラ、10キロ超えくらいか。これで彼はご機嫌。その後属島回りで投げるとカマスサワラがついてきたが乗り気にならず。気付くと船の後方で鯨の背中がズーン。感動はもうしないが釣りにはマイナスになるかもと思ってしまう。

島の間からローソク岩。帰寮して一眠り。

昼飯。エネルギーを溜め込んだ。

午後は磯。先輩と一緒に。良いところまで届いていると思うのだが。今回は特に魚に気付いてもらうのを意識してやってみた。いつも同行させてもらえることに感謝。

結局何も出なかったなぁ。
…(笑)。

中村屋カレー(レトルト)に最近ブームのアイスアップルティー。

1月13日

夜中に雨が降ったようだ。
のそのそと起きる。踏ん切りが揺らぐ。親の事、仕事に新たに着くことを考えれば引き上げるべき。
・・・。
ねばならない、を繰り返すとどうしようもなくなってくる。
「考え出すとネガティブになりますよ」、と先輩に言われる。
ただ今の仕事やりがいは程々。仕事なんてそんなもんという気もする。
インスタに「人の事を気にしてやりたい事をやらないのが不幸の始まりのような事を書いていた人がいたな。

昼飯。やはり炭水化物多くなってしまう。

業後はメアジ釣りからの泳がせにて。アタリあるもののまたもや食わせきれず。小さい魚なのか?のちサメがかかるも針だけ持っていかれた。
夕飯はめんどくさくなってカップラーメンとビール。セルフネグレクトかっ(笑)。

1月14日

予報は雨。しかし夜中に降ったようで始業時間には曇り。今日もコツコツコンクリートを砕く。チームワークもちょっと大事。午前の終わりから空が怪しい感じ。

昼もめんどくさい。寝る。食後から雨雨。一眠り。午後はお休み。そののち風も強くなってくる。皆寒い寒いと口々に言う。

港の浚渫が始まった。浚渫は年に一度くらいだろうか?今日は釣りできないな。漁協のお兄さんズが磯で口白を釣ったとのこと、羨ましい!素晴らしい!
今日は釣りは諦めた。一眠りしてから釣具の手入れ。片付け。

取っておいた豚肉でソテー。野菜もたっぷり。食後のダルさもなし!

1月15日

雨は上がった。気温も落ち着いたよう。
朝は目玉焼きご飯。腹持ちが良いとのこと。
そして今日はドック前最後の入港日。買い出しは戦いであろう。
さて仕事は雨とのイタチゴッコ。濡れたり砕いたり。

鳥丼とわかめスープ。なるべくインスタントは控えよう。そういえば先輩にベリーネットで購入したオシア GTが届いていた。状態のよさげな竿。我が社では GTフィッシングが過熱しつつある。何故かは謎である。業後は買い出し。しかし台風後の買い出しの方が大変だった。ドッグ入りも代替え船の導入で今年で終わりらしいという話もある。ともかく必要なものはほぼ確保できた。そして釣り。浚渫は続いているがメアジは釣れた。しかし泳ぐ魚はなし。

そして遂にオーダーした竿が届いた!ネームが入っている。サービスか。

ドック前の買い出し成功。配達も無事届いた。あとは保存が大切。

今日も自作。インスタントはなし。小麦粉の取りすぎは良くない?

1月16日チビタマン

今日も天気は微妙だ。風は強い。雨が問題。

海鮮焼きそば。上手くできた。業後は昨日届いた影竿のテストへ。定番ルアーの飛び、予想通り良好。ライントラブルもなし。あと重いルアーも問題なさそう…ただ水平に竿を構えるのはやはり重い。想定内である。ラインを固定してのベント。新しい竿を買ったら必ず行う。どういう曲がり方をするか、軋みはどうか、などなど。適正な角度で曲げた時の強さを確認したいのだ。あと前に使いこなせなかったクッキーカッターがうまく動かせた。スラッグ?撓みをうまく使わないと綺麗にスプラッシュしないのだ。こんなことからも安直にこのルアーは使いこなせないだ、動かない、なんて言ってはいけないな、と自省するのだった。

リールはどっちが合うだろうか?(笑) 実際にはルアーとデットベイトで使い分けるつもり。

仕切り直して夜釣りではチビタマンが釣れてくれた。観光のオジサン釣り人がいた。話を聞くとなんでも「この島に来れば入れ食いだろうと思ってきたのになぁ」とのこと。そんなわけはない。が昔々のワタクシも似たようなものだったかもしれない。でもネットを探せば結構情報あると思うのだが。何故かタックルが微妙。失礼ながらある意味良い時に来なくて良かったのかも。プチプチ魚に糸を付けるだけの簡単なお仕事です、になってしまう(汗)

遅めの夕飯は野菜ラーメンである。

1月17日

例によってただの日記です。

寒い寒い。天気予報はコロコロ変わる。
今日もコンクリートを壊す。
昼は何を食ったろう?あ、カレーだ!メンチカツカレーだ。
先輩がキャッサバを収穫してきた余りを見せてくれた。それをみた先輩がワタクシのことを「出来損ないのタピオカみたいだ」と言い出した。どういうこっちゃ。この島の人間は口が悪い(笑)


業後は東港へ。 先輩がポッパーを自作しながら「どうせ釣れませんよ」と悪態をつく。同時オーダーした彼の竿は届いていないので羨ましいのだろう、困ったものだ。OC135ZGを早く使いたい、慣れたい、魚を掛けてみたい。
しかし。

バッシャーン。ザトウ鯨かよ。複数いる。これで今日の大型魚の可能性は失せた。大型哺乳類がいると大きい魚は釣れないことが多い。しかしこんな岸際まで入ってくるとは。オスに追われて逃げてきた親子かな?

一通り投げ練した。デットメアジでも良好な飛距離。のちぶっ込みしてみた。サメにやられたのみ。
帰ろうとしたら突然の本降り。雨装備持ってきておらず凍えながら帰寮。この島に来て1番寒かった。 

炭水化物少な目?一杯ひっかけて寝る。

1月18日

夜半から風が強い、強すぎる。始業時間になったら大雨。仕事は午前半休。定期船は早めに出航となった。それならばと二度寝。贅沢な気分。起床したらブログを書いてすると支給の弁当が。今日は休み時間なしのぶっ通し上がり仕舞い業務だったのだ。

この大漁寿司カツ丼が普通でうまい。サラダと味噌汁をつけました。
そうか、都会で住む理由はお金もあるのか!なんか会社でそんなこともあり、やはり7月末までにしようかと思うのだった。

業後は泳がせ。外海は大荒れだがこんな時にあの魚は来るかも?いや来なかった。

ガツって夕飯。明日の朝は荒れそうだからのんびりしよう。

1月19日 チビタマン

休日。この島にいると本当に人と会わない。人口は420人くらいはいるはずなのだが。お向かいさんが燻製機を作っていた。先輩が会社に来て何かやっていた。あまりぼーっとはしてられない人だな。というか何かやることを見つけて動いているのも島で過ごす秘訣かも?自分の判断で動くならストレスも少なめかな。
少し海を見に行こうと新ヘリまで走ると通り雨。慌てて帰寮。また眠り、起きて煎餅をポリポリ。島の商店は全て休み。島の恐怖商店全休。なんとか打ち合わせしてずらしてもらえないかなぁ。
今日は海が悪すぎるので山に行くことにする。上るのは母島最高峰の乳房山。この遊歩道の除草も仕事になることがあるそうだから慣れておかねば。

何分で登れるだろうか?昔遠征の時は1時間半掛かった記憶が朧げにある。

中間近くのガジュマル

南崎。

着いた!

東崎。

地球は綺麗?

鯨。雌を追っかけているわけではなさそう。何匹かバラバラに見える。ワタクシは鯨に対して神聖な者感は全くなく、同じ生き物だな、くらいの感覚である。ちと増えすぎてる気もする。

こんなタイム。いや以前が遅すぎたな。先輩方は重い荷物を背負って登るのだから凄い。最初酸素負債になれるまでがしんどく、そのあと均衡するのかな。途中から息が少し楽になった。

西側。海に雲の影が映るのだ。綺麗。
ふと時間を見ると13時台。これなら帰って磯に入れるかも。上から見るとうねりの影になる場所がありそうだ。そそくさと早足で山を降る。しんどさは登りの方がきつく、筋肉にくる負荷は下りの方がある。
さて準備をして磯を見に行く。予想通りうねりが回ってしまった。ということで別の磯へ。

結局出ず。豪華な投げ練となったな。付いているのはγの200?デカイルアーだがこの竿には合っている気がする。でも、良い運動になったかな。

めんどくさくなって適当めし。

食後魚の引きを味わいたくて夜のぶっ込み。

これはどういうことだろう?最初の餌はメアジの切り身である。

1月20日

内地が寒いとその余波が時間差でこの島まで届く。つまり寒いということである。
「悩みがあってそれに囚われるのは暇だから」というツイートはなるほどと思う。
昨日のフィールドワークの疲労で少し体が強張る。効果が出ているということかな。

昼 またもや焼きそば

業後は港で泳がせ。最初良型のバラクーダがデットメアジに着いてきて期待が高まるも虎の子のライブメアジには結局サメが食って終了。
先輩は別仕事で早上がり。磯に行って良型タマンを釣ったようだ。

またも適当。

離島移住記録

Posted by Kamaji