【シマノ史上最強】コルトスナイパーリミテッドランディングシャフト550を使ってみました【ん?ギャフに使える?】
久しぶりの更新です、Kamajiです…。(笑)
今回は2023年の日本各地のフイッシングショーで一部方面では話題になったシマノさんの史上最強ランディングシャフトのコルトスナイパーリミテッドランディングシャフト550(以後コルスナシャフトに省略)を使ってみた感想をUPしていきたいと思います。
※個人的な感想ですのでこの記事の活用は自己責任でお願いします。
いきなり結論!
シャフトとしてはシマノ最強は謳い文句通り。しかしフライングギャフ用シャフトとして使うにはノーマルだと使いにくいかも、です。
まずはYouTubeを見てみましょう!
いきなりですがYouTubeをどうそ。シマノのロックショアー市場への突撃隊長(と勝手に思っている)シマノソルトモニター上津原さんの四新製品紹介動画ですね。脱線ですがこの上津原さんがシマノのモニターになってから磯大物ルアーの製品が本格的になった気がするのはワタクシだけではないはずです。ダイワに瀬川氏、シマノに上津原さんと言ったところでしょうか。
続いてシマノのテスター上津原さんのテスト動画。#1を折ってテストしてます。ちなみにこの方磯から20キロオーバーのカンパチを上げられたり、セルフランディングにこだわっていらっしゃるのも好感度高いですよね!
あとはメーカーページを見たりして。https://fish.shimano.com/ja-JP/product/rod/shoresalt/shorejiggingandplugging/a075f00003e2g17qaa.html
うおー凄いなぁ!買うぜ!これしかないぜ!となってしまいがちな動画、説明ですね。
この動画二つを見ればどのような装備がついてどういう特徴があるのかわかってしまいますが。一応特徴を記述しておきますね。
あらためて特徴!
・まずは強いこと。元々のブランクが厚めなことに加えて#1は特殊加工がされておりしかも中に強化糸が貼り付けてある。(これは#1だけ)それによりたとえ#1が折れてしまっても分離することなく引き上げられるとのこと。
・5.5mの長さ。ギャフ使用前提でこの長さは現行商品では数少ないポイントです。
・そしてしっかりとした張りがありシャフト先があまりぶれない。(ここ基本項目ですね!)
・重量物を引き揚げても固着しないような特殊構造をしている。(汚れが多く付けば別ですが)また振出しが超スムーズ(エンドキャップが一味違うそう)
厚めのブランクと補強されているエンド。
・片手で操作するギリギリの重量。自重945g強度とのバランスをとった形でしょうか。
・あと尻手管と荷掛けフック用のリング、ロングロッド用のベルトが二本付いている。
カッコ良い装いのコルスナシャフトです。
購入前にちょっと待った!
まずはこの動画2本を見たらいったん落ち着きましょう。ランディングシャフトを買おうと思って検討中の方、
1.どこで使うことを想定されてますか?水面からの高さは干潮時でどれくらいですか?
2.先端に付けるのはギャフですが?フライングギャフですか?たも網ですか?
3.対象魚はどれくらいのサイズを想定されてますか?
この辺りをよく考えてから購入されることをお勧めします。
ではワタクシの場合
以前記事にも書いてありますようにワタクシ一応はランディングツールを取り揃えて持っております。
そんなワタクシがなぜ新しいランディングシャフトを購入しようと思ったのか?
それはメインポイントとなる磯の形状に理由があります。その磯はまず足場が傾斜地でさらにその端から干潮時で約5mほどの高さがあるのです。この足場の構造が今まで持っていたランディングギヤでは厳しいという結論になったのであります。(移動できればもっと短いシャフトでも行けるのですがセルフランディングを考えると自由に動けるか不明瞭なお魚相手です)
さらにこの場所で大型魚を単独で釣り上げた方がこのコルスナシャフトを使っていたのも大いに影響を受けた点です。
さて買うことを決めたのは良いのですが近所の釣具屋さんでは定価販売しています。(定価は6万以上)…ちと厳しいですのでネットで検索です。結局いつもの離島の友ことAmazon.co.jpで買うことにしました。あ、みなさんご存じとは思いますがAmazonさんで買うときはAmazon自体か関係店舗さんかをよく確認して購入ですね。送料とか置き配とか変ってきますもんね。
それぞれの販売価格を見てどこで購入するか決めましょうね。
さて届いたのがなんと釣りに行く当日出発30分前。ドタバタでした。(笑)
なんかカッコ良いシマノの段ボール。取っておこう(笑)。早々に包装を解き釣り場に向かったのでした。
さて実践
本番は想定した磯で同礁された方のお魚をギャフ掛けしたのが初陣になりました。
実はこのギャフ掛けが少し苦戦しました。
まずうねりがある状況で水面が1m以上上下する海況。お魚のサイズが10kgという状況。ギャフは以前から使っているシングルのフライングギャフ(メーカー不明)のモノを使用しましたがなんとギャフ先が少し回ってしまうのです。重量のあるフライングギャフだからかもしれませんが魚に合わせるのに少し時間を要してしまい同礁者の方をヤキモキさせてしまったかもしれません。
のちに聞いたことですがひねり脱着式のフライングギャフでは使用が難しいというネットの意見も見受けられます。
ここで使用したインプレを
まずそれなりのしっかりしたギャフを付けても大きく撓むことはありませんでした。これが一番大事なことです。どんなに高級な柄でも撓んでしまっては台無しです。そしてそれなりに重いですが操作できると感じました。フライングギャフの場合は付けるロープの処理が大事ですのでぶらぶらさせないようにする工夫がどのギャフでも必要です。
さて問題はギャフ先が回ってしまうことですがこれに関してはワタクシ個人では対策をしました。それは各節のエンドのカーボン模様の所にセロテープを1枚から2枚貼ることです。(この対策の実施は自己責任でよろしくお願いします。)軽く隙間を埋めた形ですので固着もせず軽く固定した状態にできます。それくらいクリアランスは精密です。
もしくはシャフトを信頼してシングル軽量ギャフを使うかダブルギャフを使ってみるのも良いかもしれません。まあここはシマノさんの今後の対策をお願いしたいところです。
逆に言えばこのシャフトの特製は大きめのランディングネットをつけて使用するのにはベストマッチです。振出し速度が速く張りがあり傷に強い。むしろ開発された方はギャフ掛けよりもそこを意識されたのかもしれません。
まとめ
まあ新製品ですので良いところ悪いところはユーザーが使ってから出るものだと思いますしワタクシとしては工夫して足場に応じてギャフの柄を使い分けていこうと思っております。もしかしたらリリースを意識するアングラーには大型のネットを使用してのマストアイテムなるかもしれませんね!
と言うことで前半に出した問いかけへのワタクシなりの答えです。
1.どこで使うことを想定されてますか?水面からの高さは干潮時でどれくらいですか?
→垂直に見て水面から5mくらいののポイント。また瀬際から少し距離をとりたい状況の時。逆を言えばそうでなければ前述のワタクシの記事の中から場面にあったシャフトの選択で充分だと思います。
2.先端に付けるのは?
→大型のたも網がベストマッチと思われます。(重さに制限はあるかともいますが)もしくはギャフ(なるべく軽めの奴)。フライングギャフは対策が必要だと感じました。
3.対象とするサイズは。
→メーカーは20キロクラスを公言しています。ネットの情報では50キロクラスを垂直引き揚げで上げたというものもあります。
この記事がどかたかの役に立てば幸いです。また何かありましたら追記します!
注意事項
どんなに強くても適正使用外の使い方をすれば破損してしまうのはお忘れなく。