2019年4月21日母島沖磯釣行 二本岩
※釣行記を読む前にご一読願います。https://remember-fish.blog/hahajima-rock-fishing-report-attention/
この日の潮回り 大潮 満潮6:32 干潮:12:58 日の出5:03
沖磯2日目。今日は四人。若旦那と留学生がメンバーに加わった。今回のサブテーマは若旦那に巨魚釣りの楽しさを味わってもらう事と、留学生に馴染んでもらうこと。若旦那は島に来て釣りを始めたそうであり、留学生は生粋の釣りキチで内地でそれなりの魚と戦ってきた青年。ルアーマンである。
上磯直後、先輩のルアーにカンパチっぽいのとイソンボのチェイスあり。それを見てワタクシもデカイダイビングペンシルでキャストするとイソンボのアタック。しかし針には触れるものの乗らず。朝のゴールデンタイムに釣れはしなかったが朝一でこれだけ活性が良いのなら午後の戻りの潮にに時合が来る、と予想。
この直後下げ潮になり釣座前は激流となる。水温は22度。比較的広い磯に各自散らばり釣り継続。ワタクシは当初身餌で魚を釣って流そうと考えていたがササヨしか釣れず。デットメアジで釣れたのがこれ。
そして。潮止まり近く。昼寝から起き、マシンガンキャストで先輩掛けたのが傷だらけのキハダ。結構引いたので、すわ大物かと構えているとそうではなくサメなどに襲われた模様。それで最初から死に物狂いで泳いでいたのだ。キハダはこういう最初穏やかで命の危機を自覚してから本気で逃げるのをよくする気がする。
そしてもう1匹。やはり先輩である。
キハダ。1匹バラしたりもしているが安定の釣果。続いて留学生が
シマノのヘッドディップにて。あまり表情に出さないタイプだがとても嬉しそう。釣りが好きなのがとても伝わってくる。特徴的な背景でバシバシ写真を撮る。あとで良い思い出になると良いなぁ、と思う。
一方こっちはライブベイトが欲しくてメアジの切り身をつけて放り込むと、
まあまあの、カッポレ。リリースしました。餌にするにはデカイ。
そしてみな昼食。若旦那はポテチをうまそうに食している。
まずは先輩。
お昼休み開けに出た1匹。良型のイソマグロ。若旦那が動画に撮ってくれているが先輩のファイトが勉強になる。ギャフがけに手間取り注意を受けてしまった。失礼しました。彼はさらにもう一匹追加。
ここまで若旦那ヒット無し。色々試してもらってるのだが、いまいち魚のノリが悪い。なんとかファイトを味わってもらいたいのだが手駒が完全でなく出遅れ感あり。ただいいタイミングでメンバーに魚が掛かるので全体的な中だるみ感はない。
午後に入り潮止まりから上げ始め流れが緩む。
ここでメアジを刻んでチャミング。若旦那は持ってきたアイッパラのカシラをGTアイスクリームにつけて放り込み始めた。竿は何故かジグキャスター106HにソルティガZ6500。突っつきに来るササヨ、カッポレ達。さらに少し沖に投げたよう。するとイキナリフルベントでラインが出て行く。何かでかい魚が食った模様。止まらない。ラインブレイク。
さらにアイッパラのアラを付け放り込むとまたもや止まらない。泳ぐスピードが重厚で速め。
ここでダブルにしたリーダーの針で竿をオフショアのマグロ用の竿に変えてもらい投げるとサメがヒット。僭越ながらファイトのサポートをさせていただき、無事リーダーキャッチ。しかし前二つのラインの出方とは少し違う。さっきのは違う魚だ。
と、他のメンバーのルアーにイソマグロがチェイス。留学生のルアーに出るも針ハズレ。びっくり合わせしてしまったようだ。ルアーはベベルスイマー。びっくりあわせの旨を言う。きっと緊張しているのだ。若旦那は指導するワタクシに茶々を入れてくるが留学生は資格を持ってこの島に乗り込んできたルアーマンであるからああいう合わせは元来ならしないはずなのだ。
それでも皆でワーワー言いながら楽しむ。何気にここまでのイソマグロ高活性は初めてである。
ワタクシもストライクプロ20cmフローティングイワシカラーで投げ始めると来た。しかも先輩と同時ヒット。あちらは針ハズレしてしまった。しかし久しぶりの手応え。少し多く走らせてしまったが。無事キャッチ。先輩がギャフ掛けしてくださった。
イソンボ。先輩の魚より少し小ぶりか。コントロール出来た楽しいファイトだった。20キロチョイと思われるしギャフがけも口周りにうまくしていただいたので測定せず水揚げ後2分以内でリリース。しばらく浮かんでいたが復活して泳いでいった。よかった、イソマグロのリリースはいままで上手くいったことがなかったので。若旦那に何で喜ばないんですか?と言われるが小ぶりだしこれより手ごわい魚を釣ったことがあるからなのだ。目標はもっとデカい。
しかしまだイソンボは磯の周りにいる模様。ルアーに付いてくる。ここで若旦那にストライクプロ(20cmグルクンパニックカラー)を渡し、投げてもらう。今一水面まで上がりきっていなかったが、遂に若旦那に来た。ドラグを強めにしたリールから容赦なくラインが出て行く。ファーストランで150メートル近く出ている。彼は体力があるので魚の走りに伸されず耐えている。止まった時にテンションかけた瞬間、ラインブレイク。糸が痛んでいたか。残念。
ここで迎えの船より無線入る。お迎え遅れるとのこと。荷物をまとめ、留学生は投げ続けてよいよと伝える。メインタックルに初LDリール。激流の磯で投げ続けたので疲れたことだろう。ほか三人は談笑。若旦那はアイッパラが効いたのだと力説。意外とそうかも(笑)
そして帰路に就く。遠征の最終日なら敗北感で切なくなる時間だがワタクシも彼も挑戦は始まったばかりだ。迎えの船には観光客が三人。クジラウオッチングしてたのね。
覚書
やはりチャミング有効。メアジキープしよう。飛距離大事。ラインのコンデション大事。時期によって乗る磯、メインの対象魚によってタックル構成変えるのは必要かと思う。船によっては離れてしまうのでドンゴロス的なもの持参せねば。人にファイトのアドバイスするのは難しい。