離島移住記⑤2019年6月の小笠原母島 【離島大遠征?】
6月、まさに沖磯の最盛期に入る。梅雨の時期も終わり、気温の上昇とともに仕事はハードになってゆく。内心引き上げを決意したので島民とのコミュニケーションは控えるように。先輩が内地に所用で出かけたりして長期不在に。その間留学生と磯釣行を重ね、若者は腕を上げてゆく。若者の進捗は早いのです。
※本編をお読みになる前に注釈にお目通し推奨です。https://remember-fish.blog/emigration-preambl/
6月1日
今日は沖磯。
結果としてはケチョンケチョンにやられた。船長と交渉し明日も乗る機会を得ることに成功。リベンジだ!
帰港し久々のアイッパラ(スマ)を先輩から貰う。島民一番人気のお魚である。夕飯に食す。
はっ占いが悪かったのか。12位だった(笑)
6月2日
気づけば最近水温測れてない。留学生に合わせて4分の3時間の14時上がりで先輩,留学生、ワタクシの三名で出戦。
しかし肩も手も痛みが出て投げ続けるのに難儀する。しかし修練したい!
詳細は別ページにて。
帰宅後はバタンキュー(死語?)。
6月3日
昨日は帰宅後から早朝まで目覚めず。よほど疲れていたのか。起きて一昨日ロストしたルアーを発注。あまり売ってないルアー、高級ルアーが定番になると困る。が大分釣りの方針が固まってきた。
仕事は遊歩道の草刈り。こう書くと簡単だが汗が止まらない仕事。遊歩道なんて1ヶ月も放っておけば植物に飲み込まれる。環境レンジャーや我々のような業者が手入れしてやっと体裁を保てるのだ。草のない遊歩道を歩いてなにが自然だ(笑)。でも楽しんでもらえれば幸いなのも事実である。
かつて人が住んでいたエリアは外来の植物がいっぱいである。
業後は脇浜でカンパチの噂あったのでルアーを20投。のち東港へ。ベイトタックルでポッパーを中心に。
オキザヨリ。泳がせしてみる。サメに代わる。
遠征組から爆釣のLINEあり。遠征で良い釣りをするのは博打だ。きっと初めての人は小笠原に嵌まってしまうことだろう。
明日からまた課題を持って釣りに行く。
6月4日
今日は早起きして釣り。夜中に起きるのが普通のルーティンにふと以前の内地での暮らしとあまり変わってないのかも、と驚く。
磯に入る。アオチビキらしき魚1バイトのみ。
仕事は草刈り。茹だるような暑さ。昼休憩後地震あり。ヘリポートにヘリが来る。お世話になった人が搬送された?
業後は脇浜へ釣り。一番良型の魚に出会える確率が高い。メアジから泳がせのカンパチねらい。しかしスカ。早めに上がる。
6月5日
大き魚に対峙する。弱さ。ワタクシは弱いのだ。強くなりたいものだ。小笠原は生き物としての強さ弱さをハッキリさせる。
朝は釣りお休み。午後は脇浜へ。ルアー釣り。ボラにGTらしきアタックを目撃。お魚さんも美味しい魚が好きなのだ。きれいな水に住むボラはきっとおいしいはずである。
朝釣行で若者2人がむこうの堤防に行く気だそう。大丈夫か心配だが余計なお世話か。
6月6日
朝。
磯に行こうか迷って近所の磯へ。波ザブザブ。
集落に戻ると脇浜にカツオ鳥ダイブ。灯台側堤防の外側は鳥山。ちなみに若者たちは二日酔いで釣りに行けず。
早起きした方が体調が良いとはどういうことだ?
業後は先輩の船下ろし手伝い。お世話にになっているのだから当然である。
そしてメアジからの泳ぐ魚釣り。
黒く見えるのがすべてメアジ。怖いお魚に追われて上ずっているのだ。
ショア用最強タックルで挑む。
イソンボも入ってきた!こういう時こそ掛けたい。しかし咥えたけれどぺっ、イソンボはこれをやる。そして陸上の人間をよく見ている。彼らは解って港内に回遊しに来ているのだ。釣れはしないが生態を知る勉強になる。あとはいつものサメ。
しかしながら客観的に見れば釣り人にとって夢のような日々である。
6月7日
今日は朝釣行。磯へ。留学生と若旦那とともに。若旦那ライフジャケットを忘れて20分ロスト。時合いをずらしたか、ノーバイト。しかし安全第一だ。若旦那は将来この島の釣り観光客をもてなす中心になる可能性がある人物。巨魚師のために決して事故にあってはいかんのです。
ゲンを担いで民宿つき弁当を予約した。業後はオフショアなのだ。
誘ってくれたのは先輩である。GTフィツシャーマンとしてのプライドもあるのかな?港には巨大なヨットが。内地から旅してきたのか!凄いな!
先輩の操船は素晴らしく安心である。状況の見極めも的確。
結果はアオチビキ1。GT1フックアウト、1ラインブレイク。「何やってんだ~」、とお嘆きの先輩。変な名前のルアーまたもやロスト。
内容はツナロッド+フロロでなんとかポッパー動かせる体制。しかし1発目は合わせいれず、2発目は根の位置を見誤ってメインラインブレイクの恥ずかしいプレイ。ボートキャスティングを少し甘く見ていた。
帰港後は先輩達と反省会。楽しく飲ませていただき、しかもおごっていただき感謝。しかし頭の中は反省でグルグル。まだまだ甘い。先輩たちからするとワタクシの様な釣りバカ移住は生活のアクセントになっているのかな?
6月8日
潮回り 中潮 干潮15:39 満潮23:00 日没18:24
すっかり寝過ごしてしまった。朝は脇浜を見に行く。
海もやっと暖かくなった。
島の土木屋さんは土曜日も基本仕事なのです。その代わり悪天候で休みになったりします。
今日は草刈り。これが暑い。足腰も鍛えられる?
そして入港日。離島の友より頼んでいた釣り具が届く。入港日は集落も活気付く。
そして今日も沖に出ることになった。バタバタして先輩を待たせてしまった。買い出しに加えて職場の人につかまってしまった。申し訳ない。さて!
ボートに乗せてもらってるのでこれに報いるには釣ることである。
しかし沖はウネリが出始めており、昨日ヒットしたポイントはイソンボらしきアタックのみ。
三箇所ほどランガンし最後は島影へ。そこでやっと出た。ルアーは毎度のビギン。
可愛い奴。釣れてホッとした。
タックルは柔と硬。ルアーによって使い分けた方が動きがしっくりくる。しいて言えば固い竿だけで行けるかも。マグロ竿が悪いわけではない。好みの問題なのだ。
帰港後先輩のボートの写真を撮ってみた。(掲載はなし)手入れが行き届いているボート。お世話になっておりますと一礼。
6月9日イソマグロ
潮回り 小潮 干潮16:33 満潮23:55 日没18:24
朝早起きしようとしたら大臀筋が凝っている。船の釣りで予想以上に力んでいたのだ。朝地磯はやめて二度寝して港へ。今日もメアジは居たが1匹しか確保できず、泳がせるもサメに食われた。メアジたちはカツオドリとカスミアジに追われてボトムに張り付き。お気に入りのジグをロストするし。なんとか工夫するもダメ。釣りをしつつ先輩が育てているキャッサバについて話す。キャッサバ、食べてみたいかも。キャッサバはタピオカの材料である。
そういえば先輩は今朝も沖に出たようだがGTのコンタクトはなかったとのこと。見れば西の海が少しうねっている。この島の魚は海が荒れると釣れない。船上げを手伝うつもりが終わっていた。丘上げ後も船外機の冷却経路を真水で洗ったりと船はメンテナンスが沢山。大変そう。
島は駅伝大会。大人子供の混成チーム。ワタクシは関係してない。そういえばイベントに参加してないな。島になじむならこういうイベントには積極的に参加した方が良い。
とりあえずお昼寝。12時まで寝る。先輩は先便より所用で内地に行っている。かねてより留学生と「釣果を上げる事こそ最大の恩返し」話していた。
今日は自分で判断して場所を決め、磯で釣りをするのだ。寮の前はこのあと通行止めになるから18時までは帰れない。
何度も言うけれど旅行で来て地磯に入るのはやめておいた方が良いと思う。誰もこない磯。何かあった時に取り返しがつかない。行き先は有志のグループLINEにいれておいた。
沖合にはダイビング船だったりイルカだったり。イルカの通り道なのは良い釣り場の条件だったりする。
しかしまだ日が高い時間。まずは昨日活躍したポッパーにて。しかし音沙汰なく。休憩を挟んでルアーをローテーションしていく。16時過ぎより磯際に魚が見え始めた。と、釣れたのがこの魚。
チギ。ポッパーで寄せてミノーでフォローした感じ。釣り座移動。
ポッパーからダイビングペンシル、ミノーの順にローテーションして投げる。時間的、潮位的に余裕があるので磯周辺を色々見て回る。
ダイビングペンシルの操作が苦手なのだけれど今日は丁寧に行ってみる。すると後ろから黒い影。ヒラアジ族。ミノーのフォローでヒットするもフックオフ。ガックシ。
15分ほど休憩を入れて再開。何か所か回ろうかと考えていたが、ここで日没近くまでやる事にする。
ふと、ワタクシはこの島海に惚れかけている、と思う。生活するには気苦労があるけれど。
ライトを忘れたかと焦りつつも見つかり再開。曇りなので薄暗くなるのが早い。選んだルアーはミノー、安定のストライクプロマグナムミノー20cm。
そして10投ほどで出た。少し間があってから走り出す。アタリは小さかったが重量感が良型だ。半ば諦めかけていたのでちと焦る。ここはキャスト範囲にエッジが横たわり、縦のスリットが数本入っているポイント。
先日のボートでのブレイクが頭をよぎる。
絶対にブレイクは嫌だ!とハイドラグ(と言っても12キロくらい)とともにおすわりして圧を掛けて走りを止めた。情けないが走らせて切られる悔しさを思い出す。さらにこの強い竿を使いこなせてないがルアーのアクション的にはとても良好な竿と思う。
ランを強引に止め、寄せに入る。1分くらいと思う。深くハモニカ喰いしていたので寄せるのは早かった。
1人での良型の取り込み。先輩の言葉を思い出し、溝に誘導してギャフ打ち。。ランディング。
光らせて撮ると凄みが出る。新たな撮影テク発見か(笑)イソマグロもカッコ良い魚。
深く刺さった針を外すのに手間取ってしまった。離した時は泳いでいったが5分ほどのち沖合で浮いてしまった。改めてリリースは難しい。というか生かして逃がしたいはワタクシのエゴか、と少し考える。しかし命を奪う、それが釣りかとも思う。
しかし外すのに手間取るのはどうか、とも思うのでバーブレスフックを検討してみる。
帰寮しガッツリと夕飯。各部に報告。移住後初めてツイートもしてみた。Twitterは時として無責任な言葉や人を傷つける言葉が並ぶので距離をとっていたのだが、今日は上げてみようかと。やはり承認欲求はあるのだと思うし、お世話になった人達への報告としてはSNSは便利だとは思う。ただ情報開示の危険性は想定して行わないと。
6月10日
今日は体バキバキだ。歳だな。
南風で海上の水蒸気が山に当たり、ガスがかかった集落。朝練は投げ練というかライトタックルにてダイビングペンシルの動かし方の訂正に時間を費やす。
なんかうまく出来ていない。理想は頭の中にあるのだけれど。
ちなみにメアジは際には見えない。
今日の仕事は道路工事。先輩にバーブレスフックの話を聞く。まあ基本魚を食べない人だが。話を伺いつつトレブルフックのフックアウトはバーフの有無よりも掛かりの浅さが問題なんだな、と思う。
業後は堤防へ。メアジ確保に手間取るもなんとか釣り、泳がせへ。1発目で出た。止まらないままメインを擦りブレイク。魚は何だったのだろう?今日も港内にイソマグロの姿を見る。お散歩みたいに優雅に泳いでいる。2~3匹でスクールしている。
明日は磯釣行はお休みにした。ちょっとウネリが危険と予想したのだ。
6月11日
夜明け前からしっかりとした雨である。磯に行くのをやめておいて正解だった。
朝から降ったりやんだりしていたが結局仕事は全休。こうでもならないと自分自身も休めないかもしれない。
二度寝してバーブレスフックのことを調べる。と、昼から猛烈な雨風。台風でもないのに。つくづく海洋性気候の急激な変化を認識する。うとうとしながら今日からどこかへ遠征の同行者1とラインでやり取り。昼は即席チャーハンのためにご飯を炊く。そしてAmazonする。と、買わなくてはいけないものが多くて確定できず。ほんとAmazonだよりの購買である。ちなみに釣り用グローブ、先輩はこのドットサイバーのシリーズ、ワタクシはLD使いの方のグローブを探して使用している。いわゆる釣り用グローブはすぐ穴が開くのでコスパが悪い。
その後雨もほぼやみ、漁協へ買い出し。ちょっとお高いステーキ肉を買ってみる。給料日なのでプチ贅沢だ。ふと脇浜を見ると少し濁りの薄いところが。これは屋久島の栗生川河口の大雨後の濁りで入ってくるGTのパターンがこの島でもあるのではないかと釣り具を持って灯台堤防へ。するとボイル!お休みの留学生を呼びだし、二人でルアーを投げる。するとストライクプロの後ろにGT20キロクラスの追尾、しかしギリギリでUターン。やる気というより興味といった感じの追尾。彼にも投げるよう促すが、結局その後はボイル一回のみで抜けてしまった。
ステーキは果たして油が多くてやや胸焼け。よく考えたら牛肉ガッツリはGWのBBQ以来だった。
港で見かけたカエル。なんとなく模様が印象に残る。
6月12日
昨日のGT出現を踏まえて朝マズメ港へ行こうと思うも起きられず。甘えか?
さて、朝。またもや雨。全休。先輩とフックについて語る。のち自室にてコメリの通販サイトで手袋注文。この製品はTwitterで知り合った九州の凄腕ベイトキャスター様の教えていただのだ。もうおそらく釣具屋で五本指手袋購入することはないな、と思う。
雨が強めに降る。昨日と同じ濁りになるか?と昼過ぎ雨が弱まったのを待って出撃。しかし濁りというより底荒れ。底荒れはGTでも苦手な様子。最初冷凍メアジを使用。のち切り身で釣った魚を泳がせた。
泳がせしつつルアーも投げる。欲張り作戦だが磯でもたまにやる。
1時ごろにストライクプロにアオチビキのバイトがあった以外はサメのみ。夕方波雨風強くなる頃漁港からメアジらしき黒影が。そこでボイルあり。職場の先輩現れ釣りをするもメアジが接近せず。
18時すぎ何故か一瞬メアジが釣れる。泳がせてみるもサメ。
しかしこの泳がせタックル慣れなくてはいけないと思っていていて、魚が何であろうがちゃんと道理を考えてファイトするよう努める。そういう意味では今日も練習にはなっただろうか?。雨の中釣り続けた意味はあったかと。
島に来て3か月、痩せたが皮下脂肪まだ多い。適応中?
6月13日子GT
潮回り 若潮 満潮15:16 干潮20:56 日没18:26
予報は当たり。
雨だ、霧雨だ。日曜日出勤が浮上。というか天候も海況も悪そう。果たしてどうなるか。
と出勤確定。沖磯は無しとなった。
連休。しかしだるさはなく。冷房の使い方気をつけないと。釣り具のメンテをしつつ同行者1とライン。遠征中の同行者1.昨日彼はデカイGTとやり合ったみたいである。ストライクプロはまたしてもテール割れしたとのことだった。そして今日は早上がりしたようだ。落胆がLINEから伝わってくる。しかしながら色々と考察が必要だ、と思い出させられる。
さて。
海況情報と、天気予報を見ると入れそうな磯あり。満潮前後を考慮して行ってみることを決断。
風は追い風で強いが釣りはできそう。1人で来れたことに少し自信を積み上げる。もちろん安全第一だ。途中ロープも使用して斜面を下る。
低い足場があるので、長いギャフはなし。
ルアーをローテーションしつつブレイクの位置を考えてキャスト。魚を寄せる効果を考える。どんな感じが魚の好みかはわからない。そして間あいだで場を休ませる。休ませた後、別注ヒラマサ220fにて、着水し4ジャーク目、全身を出して横っ飛びでアタック、食い損ね。細かく操作でもう一度アタック、乗った。重さを感じたところで追い合わせ。巻き上げはあまり重くない。
頭が岩影に。欠損個体ではない。取り込みは波に乗せて。針一本で少し焦ったが。
70センチ、4.46キロ。ソロ磯初(子)GT。かわいいサイズだけど、サイズにかかわらす充足感のある一匹。釣った一匹。非難されるかもだがGTと言ってしまおう。
その後少し粘るもあたりはなし。もう少し粘れば1チャンスあったかも、だが今日は帰る。泥濘む斜面をあくせく登るも慌てず帰路を行く。先輩の山行はかなり速かったのだなと再認識。
夕日が綺麗。
猫の目。何気に見かける。猫は人と生きるように対応した生き物だから森の暮らしも大変だろうか?
同時刻、先輩も大物を港で釣ったとのこと。
パワープレイだったのだろう。
カレー。夕まずめ攻めた時はこんな感じ。食事が問題なのだ。いや内地が食べすぎかな?
6月14日
朝釣行はなし。雨降ってたのと磯に行くほど海況良くないと判断してである。それでも通常5時起きである。それがこの島の普通。就業は7時である。集落内の業務は少し遅らせて始める。大丈夫夜更かしの人も大抵早起きに慣れてしまう。居酒屋の従業員さん以外はみんな早起きである。
3日ぶりに仕事。草刈り。東京都の島は道が良い。経済的強さが自治体にあるからだ。公共の事業を行う今の職場。思い返してみれば日本は資源に乏しく、優秀な企業人と税金を使う事業がなければここまで物質的に満たされた生活と多人口を支えることは出来ないのだなぁ、と思う。このまま縮小均衡していくのが良いのかも?などと色々考えてしまった。
しかしながら植物って強い。この島にいると植物の強さを痛感する。
オガトモからの問い合わせに商店のギョサンを調べる。これはハハギョサンではなかった、母島で売ってるギョサンではあるが。
いつもより業務進行の関係で早目に仕事が終わる。
先輩、魚を捌いている。大きいので普通のまな板には乗らない。要らないというので肝頂きました。身も分けて頂きました。
何時もの灯台堤防へ。今日のテーマはベイトタックルの復習。昨日同行者1とLINEにてやりとりしていて、目指す魚を取るには厳しい瀬際岩場で勝負するベイトタックルのロングリーダーシステム、遠距離へ届き、強く積極的にアクション出来るスピニングタックル、そしてライブ、デットベイトを使うタックルの3本立て。これらを使いこなせないと。と再認識。
ということでいつもの灯台堤防。いつものメアジは集団陣形。その上をイソマグロがグルグル。意気込んでルアーを投げるも乗らず。メアジは釣れず。
改めてベイトタックルを投げ込んでみる。留学生は糸巻量を減らして結構飛ばす。そういう事もありだな。そういえば、留学生の先輩がブログをやっているのだが、これが結構刺激を受ける。留学生のやっているブログもしかり。自分は1日有効に過ごせたか、を思い返す。今日は雨の中ベイトタックルで投げ続けた。手袋を片手しか持って行かなかったので左手親指が切れた。投げ方のコツを改めて思い返す。しかしもう少し飛ばしたい気もする。糸巻量から工夫が必要?。結局イソマグロの回遊が18時半過ぎまであった。チェイスはなかったが。
もらった肝でスジアラ肝。きっとうまくいく。
6月15日
今日は曇り。朝は堤防まで海を見に行く。濁りでよく見えない。
業前に前日までのブログを手直しして一部公開。ネットで人の関わりが出てくると言葉で傷つく事や立腹する事が多くあったが、良い人、勉強になる尊敬すべき人物もいる。そういう人に向けて少し公開記事を増やして無事を知らせてもしても良いと思っている。(※旧ブログは日記的な理由で続けておりリアルタイムであったので公開小規模にしてあるのです)
海洋性の気候からなのか天気が急変することが結構ある。左から雨が遅いかかかる。
午前中も仕事の切れ間で集中豪雨。トンネルに逃げ込む。
昼飯。スパムにぎりは結局食べずに冷凍。
午後の仕事を終え、入港日の買い出し。今便は釣りの人が多いそう。海が悪いが…。この島に来るのは一苦労だろうし。自然は容赦なし。
そのあとは釣り。港には人多め。日没間際で磯から帰った留学生が合流し、泳がせでイソマグロが掛かった。しかし30秒ほどでラインブレイク。港内で良型を取るのは難しい。ワタクシには怪しい当たりが三度あるもフックアップせず。
スジアラ鍋。やはり美味い!
同行者1とストライクプロのリアフックについて考察。先日の遠征は余程悔しかったようだ。メーカーにこれ以上の対策は望めそうもない。ユーザーサイドで工夫するしかない。
入港日は荷物がたくさん届く。ルアーととある方に教えて頂いて注文した手袋。良いところが補強してある。
6月16日
今日は休日仕事。しかし雨で午前仕舞い。商店に買い物に行く。
今日もハハギョを探しに行く。当然生産は内地でしているのだが。普通のギョサンより足裏が滑りにくくこちらの方が性能は高いがカラーが渋い。
昨日届いた荷物の中からよく使っているスプリットリングを若旦那に教えた。サイズと強度軸の太さ以外にメーカー的こだわりはないが軽く開きっぱなしになる製品は使わないようにしている。
OWNER(オーナー) スプリットリング P-25 スプリットリングウルトラワイヤー #8 240lb/405lb 12個 72825
昨日届いたダックダイブと変な名前のルアーを比較。似てるけど全然違うタイプのルアーっぽい。それぞれの適材適所があると思うので探っていこう。
ムウ、代用品にはならないな。
炭水化物たくさんとって爆睡。
夕方はは堤防へ。メアジ確保に苦戦。先輩親子と並んで釣り。良い当たりも一度あったが乗らず、魚種不明。
夕飯は手抜き。シチューとスジアラ肝。異様な組み合わせである。(注:小笠原ではスジアラもコクハンアラもまとめてスジアラと呼んでいます)
6月17日 GT
今日の潮回り 大潮 日の出4:38 満潮4:50
久し振りに先輩と磯へ。すこし出発が遅れた。天気は曇り。
周期的に大きめのウネリがある。今日は若者達は招集かけず。安全と入れない可能性もあったので。
そして5時過ぎ。先輩が。
15キロはあるGT。さすがです。しかし水が冷たい。あとは続かず。というか地磯の釣りは一発大物が出ると大抵それで終了である。
仕事始まると天気回復。
少しは逃げないと。かなり近くまで寄れてしまう。人間は怖くないと思っているのか?
労働者にとって母島のお役所関係及び支払いなどはお昼休みにやるしかない。就業時間後にはに郵便局やってないことあるし、ちょっと残業するとお役所閉まってしまうし。しかし住民税の支払いは痛いな。
昼飯。焼きそばライスオンザ目玉焼き。これくらいが良い。
業後の釣りは不発。(書くこともないほど貧果だったのだろう)
夜もガッツリ食らう。野菜炒め天ぷらうどんライス。
6月18日 ワフー
今日も磯へ。昨日よりウネリ少ない。単独行である。
左のほう。早速頭を出して襲い掛かるワフー(カマスサワラ)にラインカットで奪われる。ルアーをローテーションして行く。デカゲロバイトでラインカットからダックダイブ、ストライクプロマグナムミノー20cmバイトあり、別注220、オシアイカスペシャル、そして梅雨D7で5投目、表層近くをジャークでヒット。
撤収。今日もお仕事である。
港へ荷役で向かう。
荷受。船って大きい。しかし海を目の前にするとあまりに小さい。この船が我々の生命線なのである。
奇跡!ルアーが帰ってきた!ダイバーさんが拾ったのが釣り名人に行き、それが先輩に渡ってワタクシの所へ。兄貴プープー仰っていたがいじりである(笑)。なぜか針は外してある。
昼飯に先輩のお土産をいただく。カレーである。スパイシー!!!
業後は灯台堤防へ。ユーチューバー?がいた。撮影をしている。ワタクシの知らないユーチューバー。金髪サングラス。釣りの方メアジはいるが魚は不在。サメ二匹。伝え聞いたところによると彼らは明日は沖磯に行くそう。
しっかり夕飯は食う。とにかく食わねば。
6月19日
磯に行こうかと思っていたが爆睡。何故かあそこに行こうとすると寝過ごすことが多い。
朝からポツポツのち大雨で仕事は待機。先輩方によると今年は雨が多いそう。収入減を少し心配する声もあり。
Amazonでポチり。仕事時の暑さ対策及び磯の暑さ対策品。暑い夏に備えなくては。
業後タイム、買い出してから投げ練。何故なら港が濁っていたから。GT入ってくるかもと少しだけ期待。
ベイトキャスターに教わったグローブを着用。やはり補強箇所が良い。あとは濡れた時の革の具合だ。乾燥して固くなるようだと落第である。先輩登場。今日は釣りをしないそう。だべっている。気を使ってくれてるのかも。プライヤーを代わりに買って欲しいというのでその場でポチり。いつもお世話になっているのでプレゼントするつもりだ。
さて明日はどうか。
6月20日
今日は朝寝坊で磯へ。
なぜかメインラインを切られた。ストライクプロをロスト。思ったよりザブザブしている。何かにかじられた??オキサヨリ?バラクーダ?ワフー?
仕事は草刈り。島の草刈りはハードである。最近テンション低め。昼は焼きそば2玉。
業後は先輩と磯へ。
今日の夕方潮回り 中潮 日没18:28 干潮13:04 満潮20:46
今日は向かって右側。少し冷たい海水。潮は右から左。いつもは左からなのに。右から左の方が良い気がする。リーダー切れて先日のアタリ針梅雨ブギィD7飛ばす。自分のミス。
結果、何も無し。しかし行かねば確率は生まれず。
6月21日
先輩と約束した訳ではないが磯に行けなかった。テンションが低いのである。少し自己嫌悪。
今日も草刈り。やはり結構ハード。自分よりも背丈のある猛草相手に戦うのだ。もっとも蜂や毒蛇はいないのでそれは良いことだがチクチクする草もある。先輩たちはけろりとしているが。
カタツムリはワープできるのかもしれないな(笑)
そして入港日、買い出し。堤防には去年52kgGT を釣った達人釣り師が来島。リーフオーナー様からお話は伺っていたがなるほど感じの良いお方。ゆとりをもって釣りを楽しんでいらっしゃるが目の奥には闘志もちらり。
入港日は注文品が届く。しかしAmazon経由の商品で初めてスマホカバーでミスあり。返品すべきかな。
6月22日
今日も起きれず。勿体ない。賞味期限の近いブッセを食べる。
土曜日、なんか仕事を10連勤してることに気づく。今日も草刈りはハード。草刈りといってもちゃんと公式の契約に基づく案件なので一定期間のうちに契約回数切らなくてはいけないのである。さもないと南の島なんてあっという間に猛草に乗っ取られてしまうのである。
そういえば昨日の便でお気に入りの変わった名前のルアーが補充できた。もうこのルアーなしにローテーションの組み立てはできないなぁ(笑)
Amazonのサイズ違いの製品は返品とした。島からはこれがメンドクサイ。
さて今日は返還祭の前夜祭。といっても普通にお祭り。出店で夕飯にする。声を掛けてくれた先輩のゴザに座らせていただいた。お気遣い感謝。見れば留学生も出店にて働いている。
島の子供達や有志の出し物が続く。部外者感で見ている。何も参加してないから当然なのだ。期間限定と決定したのだからあまり多くの人と関わらないようにしている。
早めに切り上げ帰寮。眠いのである。
6月23日ハギ系
せっかくの日曜日なのに今朝も起きなかった。ちょっとテンション落ちてる。
とりあえず東港へ。のんびり釣りをしよう、と。
52kgGTの達人と釣り名人が釣りをしていた。「良い魚は釣れませんわー」、とのこと。
結局釣れたのはベラとササヨと写真の名称不明なハギ。1330まで行う。堤防内側にはシュノーケルを行う人々。しかし少し冷たいのかな?早々に上がっている。
夕方は磯へ。途中新規開拓を目指すも降り口分からず。結局いつもの磯へ。
雰囲気は良いが出ず。日没までやったのだが。
持参したルアー。音沙汰無し。大体固定メンバー化してきている。カラーによる差異は?であるが黒いカラーの変な名前のルアーでは釣ったことはまだない。
その後は返還祭へ。またも先輩のござに間借り。(注:ちなみにこの年は返還祭の花火は実施できず。新造船の構造的理由で花火を輸送できなかったからだそう。2021年は花火実施した模様です。)ガーッと屋台飯を掻き込み呑んで帰宅。夜中トイレ。飲みすぎたか?
6月24日
朝はのんびり。釣りする気は今日は無し。Amazon返品に郵便局へ。のち少し買い出し。夕方は磯に行くつもりが非常用の笛を無くしたりして戦意喪失。日曜日の渡船の手配をする。おなじみの船長に頼むことにしたのだ。
それでも飯は食う。そばと野菜いため。明日は仕事がハードだ。(この日は珍しく釣りをしなかった模様。)
6月25日 GT バラクーダ
今日の潮回り 小潮 日の出4:39 日の入り18:29 満潮11:29 干潮6:03と17:45
今日は道路にコンクリート打設の仕事。この島にはアスファルトの路面はないのである。アスファルトプラントがないし地質の関係でアスファルトが良くなじまない?みたいである。
この工事、時間制限で警察から交通制限の許可を取り行う仕事。終わるまで休めない。もっとも私は交通誘導だ。先が読めないから体力温存のため朝から釣りに行くのは控えていたが、先輩は気にせず行ってGT釣ってきた。体力無尽蔵。若さってまぶしい。磯にて。
仕事はハードながらも順調に。お弁当も配給。2時過ぎに終わる。港を見ると先輩が船を下ろそうとしているので手伝うと、お誘い受け釣りに行くことに。急ぎ用意してオフショアGTへ。
アオリイカ釣り名人の先輩。大物釣りは少し勝手が違うようで苦戦気味。
あの名磯ローソク周りでも投げるが無反応。
帰港後は島っ娘にて残念会。固辞するもまた奢ってもらってしまった。何もお礼できないのが苦しい。しかし楽しく飲ませていただいた。感謝である。
6月26日
今日で100日。最近すっかり朝磯に行けておらず。何してるんだと自己嫌悪。しかし体の負荷を考え、仕事に支障が出てはいけない。契約はちゃんと履行せねば。
昼は焼きそば。ワタクシは焼きそばが大好きである。
仕事の後、磯に行こうと考えていると、先輩がオフショアに行く途中で先ワタクシ達を眼鏡岩に渡してくれるとのこと!急に来たチャンスにテンション上がる。
しかし先輩にチェイスがあったようだがバイト無し。
私は試してみたった南西の深場ポイントで投げてみるも音沙汰無し。先輩達も厳しかったようだ。
夕食後は宿へ行き若旦那のタックル作りの手伝い。なんとか磯大物釣りの楽しさを理解してもらいたい。私は日曜日の沖磯が遠くてガッカリ。
6月27日 イソマグロ
今日は寝坊気味。
昼休みは先輩の船おろし。飯ギリギリ。時間ギリギリで内地の昼休みみたいになった。
今日も先輩に強制連行(笑)で沖へ。
釣れたのはこれ。20キロくらい?のイソマグロ。船べりまで追ってきて目の前でイソマグロが食う瞬間からの止まって頭を振る姿を観察できたのは収穫だった。動作の時間的感覚が観察できたのも勉強になる。
そしてまあまあの大型魚でバーブレスフック での初のキャッチ。このイソマグロ相手では問題なかった。外すのも楽。うまくエラブタにギャフ掛けしてくださったので元気に泳いでいった
しかしGTは留守。そしてこのルアーも最後にはサワラらしき魚に取られた。バイトリーダー再考か?
帰港していつもの堤防。今日もメアジはいる。
女性のフィリピン人の英語の先生(ALTという担当の先生とのこと)お散歩中。日本語たどたどしく。そこへイソマグロがボイルでどーん。聞けば今日はスジアラも釣れたらしい。
二転三転したがやっと沖磯に行けることになった!デカイ魚とやりあう機会は自分で作らなくては!
6月28日
今日は投げ練しようと思っていたが寝坊。
相変わらず朝の磯釣行は仕事の負荷が読めなくて無理ができない。人付き合いはなんとかクリア。しかし先輩と二人での同船は遠慮した。この件を提案した先輩とは微妙な空気になったがワタクシが同船しても何の役にも立たないと判断したのだ。
結局ハードな草刈りはなし。交通誘導を担当。
昼飯。買い出しは入港日でなくてもそこそこなら手に入る。でもほしい物があるなら入港日。
午後勤務。9月から職人が増えるらしいとの噂。怖そうな人との話に少しブルー。それだけ今のメンバーは穏やかな人が多くて助かる。
業後は港へ。メアジ追い込まれたのか溜まっている。そこへイソマグロがどーんとボイル。しかし誰も釣れず。しっかり見切っているのだ。ワタクシはサメ二匹。またメアジ用にしているミニジグロスト。お気に入りはタングステンジグなので高い。遠征で来ていた52㎏GTの達人とお別れの挨拶。話を聞くとも昨日の良型スジアラ釣果は達人だったよう。流石です。
またもや先輩から肝をもらったのでソテー。健康的な大型魚の肝臓。うまし!
6月29日
今日は少しだけ早く起きて投げ練。手袋を忘れたが20投程投げてみる。先輩たちはオフショアキャスティングに行ったようである。ワタクシに相方を勧めてくるのだがボート初心者の先輩と危機管理も機械整備もできる先輩のコンビが今はベストだと思うのだが。友情的な要素を見ているのだろうか??海況は良くなっているから何か出たかも。
留学生達も磯に行ったようである。釣果より無事に帰って来ると良いと願う。
しかしベイトだと右手の痛み少なくて良いな。力が掛かる筋がちがうのかな?
朝飯軽く昼飯ガッツリ。
業後はオフショアへ。約束していたので先輩と二名で出船。しかし今日は全く音沙汰なし。
先輩自分のボートで釣らせたい思いがあるのか色々回って下さる。ありがたい。色々話も聞いて下さる。
帰り道。いちいち感動してしまう。この時間の贅沢さを痛感してしまう。
明日は久しぶりの沖磯だ!夜は準備に時間を費やす。相方は留学生のみである。
6月30日
今日は久しぶりの渡船沖磯だ!島にいてもそこまで渡船の機会はない。自分で交渉せねば!昔は漁のついでに朝おろして夜拾って帰ってもらうみたいな牧歌的なこともやっていたようだ。そして島のかつての釣り人たちは魚が釣れなくなったと嘆き釣りから遠ざかる人が多いのだ。
詳細は別ページにて。
帰港し今日お世話になった船長の船の陸揚げを手伝う。エンジンが止まらなくて少し焦る事態に。何とか停止してよかった。
先輩の船を出しての釣り遊びにちょこっと同行し、帰宅。
カップラーメンを食べて寝たら夜中まで爆睡してしまった。
やはり磯は楽しい!すぐにでも行きたいものだ!
7月に続く!