離島移住記⑰2020年6月の小笠原母島
6月。母島の6月はなんとなくの梅雨も落ち着いてゆき海は凪、快晴が続く日々が多くなっていきます。と同時に夏の気配もちらほら。釣り遠征、ダイビングなどのマリンスポーツはベストシーズンを迎えます。夜の散歩に出ればアフリカマイマイやオカヤドカリ、カタツムリ達がうろうろ。砂浜を歩けばウミガメが上陸していたり。繁殖期ですね。
例年ですと返還祭の月なのですがこの年はコロナ禍にて実施されず。普段と違う2020年の母島です。ワタクシ事の内省的な文章もあります(笑)。
※本編をお読みになる前に注釈にお目通し推奨です。https://remember-fish.blog/emigration-preambl/
- 1. 6月1日 タコさん
- 2. 6月2日
- 3. 6月3日
- 4. 6月4日
- 5. 6月5日
- 6. 6月6日
- 7. 6月7日
- 8. 6月8日
- 9. 6月9日 チギ
- 10. 6月10日 チギ アオウミガメ
- 11. 6月11日
- 12. 6月12日 アオチビキ
- 13. 6月13日
- 14. 6月14日
- 15. 6月15日
- 16. 6月16日 GT イソンボ
- 17. 6月17日
- 18. 6月18日
- 19. 6月19日
- 20. 6月20日
- 21. 6月21日
- 22. 6月22日 GT
- 23. 6月23日
- 24. 6月24日
- 25. 6月25日
- 26. 6月26日
- 27. 6月27日
- 28. 6月28日 ハタ系 チギ
- 29. 6月29日 アカマス
- 30. 6月30日 ハマフエフキ
6月1日 タコさん
あと62日。しっかり寝坊。弛んでるな。いや、ゴミ捨てもあったのだし。と思ってみたり。部屋に置いてあるライフジャケットが臭い。ふと頭の良し悪しと仕事について考えてみる。ワタクシは頭悪い…。
穏やかに暮らしたいと思って足掻いてきて最前線に立たされる事態が多い。その癖考えすぎしまったり。コツコツできる仕事に憧れているがそんなものないのかもしれない。どうせ最前線でハードな思いをするなら自分で稼いだほうが良いのでは、なんて思ってしまう。
さて今日も現場へ。帰り道先輩がもうボートには乗せないと。まあ仕方ないか。贅沢なことであったし。ちょっとホッとするところもあったり。
メルカリで購入したグランツ。予想通り重低音ポップである。素晴らしい!だいぶ好みや効果的な動きなどのイメージが集積してきた。このルアーの動きは釣れそうとか、そういったもの。科学的論拠はないのだが。
幸運のパイプウニだが、なにもなし。
大きめのシャコガイ。綺麗である。マリンアクアリウムやってたのでついつい金額換算してしまうかも。
気が強いタコさん。動画を撮ってみました。
同じ写真でも焦点の位置で変わるんだな。
恋の季節かカタツムリもオカヤドカリもたくさん群れている。踏んじゃいそうで怖い(汗)。
6月2日
あと61日。
エアコンの温度を下げすぎた。すっかり起きれず爆睡。いやモチベーションが落ちているのだ。あまりの釣れなさに飽きたのかもしれないし、135ZGが手元に無いので気合が入らないのかもしれないし、人間関係にうんざりしたのかもしれないし、疲れることにもう疲れてしまったのかもしれない。自分の行動の中核って意外とわかっていないようだ。
もう一つ今日はビックイベントが。会社に退職を申し出るのだ。と、思ったら社長は打ち合わせて揉めてきたようなので事務員の姐さんの助言もあり後日とした。
仕事はまあ色々あるがまあ囚われないように身をおく。自分のできる範囲でベストをつくしておこう。給付金が振り込まれたがこれに関する弄りがうざい。
業後は買い出しして港へ釣りに。例の人がストレッチをしていたがもうどうでも良い。向こうは無視したようだが黙礼しておく。
堤防にはメアジの集団陣形。何かいる。時折ボイルもある。しかし釣れず。
夕飯はガッツリ。総菜カツ丼である。島のカツ丼提供してくれる大漁寿司さんはコロナ休業している。
6月3日
あと60日。
なんとか気力を振り絞って磯へ。釣れない釣りにモチベーション落ちているのだが、後で後悔すると2時40分起床。すると屋久島のI様のツイート。釣りは命を脅かす行為。それが真実。ましてや陸からの大物釣りは余裕が無いのでリリースは難しい。釣った魚のことどうこう言う資格はないのかもしれない。
340釣り開始。
朝焼けが綺麗だがカツオドリもベイトも見えない。
なーんもなしで540終了。このポイントのピークも終了だろうか。
朝食食べて着替えて気を引き締めて仕事に臨む。今日はコンクリートをひたすら練る。暑く感じなかったが汗が止まらない。湿気が多いのか?こういうのはエネルギーを奪われる。
集落にある宿ルシエルで始まったランチを購入。思ったよりボリュームあり。味もよし。腹いっぱい。昔のラメーフの夕飯を思い出す。(※2021年11月現在ランチをやっているかは不明)
業後やっと社長を捕まえ、退職を申し出る。先輩の助言もあり円満退社である。あースッキリした。
さて、お散歩ツーリング。
つくづく綺麗な島。引き上げた後、きっととてつもなく懐かしく思うのだろう。
東港先端を覗いてみる。クマサザハナムロ?これが滅茶苦茶手強い。
帰りに新夕日が丘。内地の友に画像を送る。
ざるラーメンと揚げ出し豆腐。うまい。野菜がないぞ、で野菜ジュースで罪滅ぼし。ロングツーリングの豆知識。
6月4日
あと59日。
240の目覚まし。あ、釣りに行く目覚ましだったが今日は行く予定なし。二度寝する。内地に帰ることが決まってホッとしたのか。とにかく次の一歩が踏み出せて嬉しい。今後は険しい道のりであるけれどワタクシにとっては島にいても前進はないのだ。
今日の業務も道路。先輩は口は悪いが色々と気にかけてくれる。
昼休み、予約した帰りの船のチケットを簡易郵便局に取りに行く。そしてあっさりご飯。
業後は東港へ。ヨツバリをスタンディングロック(昔の磯釣り用の竿の名前です)で泳がせ。しかし掛かったのはネムリブカのみ。サメはヨツバリでも食っちゃうんだな。久々の高台ファイトは怖さもある。沖を見るとマグロのジャンプ!イカ釣りの島民によると時々跳ねているとのこと。体にドキリとワクワクが響く。またしばらく通うことにしよう。
月道。
ハイボールを作り、一杯ひっかけTwitterのタイムラインを閲覧。同じような思いを抱いている遠くの土地の釣り人達。
見た目カッコ良いキャタリナLD20です。スーパーワイドパワーがガタ来てるからラストはこれかな?もうちょっとドラグ値が高ければよいのに。これで20キロ以上のGTとかを釣るのは大変そうだ。
6月5日
あと58日。
今朝は全く起きる気がないのにアラームをオフにするの忘れた。ここの所仕事場がハード。朝の釣りは控えておく。油断して先輩に絡まれるのは避けたい。
昨日は夜半まで酔っ払いツイート。磯からの大物釣りの終焉、引退を最近思う。自分のエンディングはどうかなと思っていたが体力の衰退、情熱の衰退なのかも、もしくはその楽しくも苦しい魅力に取りつかれてしまった呪縛から抜けたいのかも。大人の余裕なんて吹っ飛んでしまう(笑)。
朝飯ワカメスープおじやを食べて溜まっていだブログを仕上げる。
平穏な日々はどこだ!
いよいよ今の工事も佳境に近づく。少し力仕事をすると汗が止まらない。
今日も遠征時にお世話になった女将がやっている宿ルシエルの日替わりランチ弁当。うまし!弁当作成はサッカー女子。
昼下がりの集落から海を見る。ベタ凪夏の空。いよいよ島が一年で最も穏やかな期間に入るのかな。
業後は東港へ。今日はどうだろうか?
今日は先生から譲っていただいたルアーを色々試す。
ステイ200グラム。XXで投げてみる。100メートル飛んだかな。海外のマグロジギングでこれの大きいサイズを使うとどこかのブログで拝見したので試してみたかったのだ。
メモ書き。
1740中くらいの魚のバイト、乗らず AR-C に変更。
1800おそらく良型カンパチ。デカゲロオスギにアタック、針触らず。魚が出たのは先生にもらったAR-Cと変な名前のルアー。このルアーにに出たのは良型のカンパチかもしれなかった。針には触らなかったのでまたチャンスはある。
今日も月が山から顔を出しましたよ。ちゃんと地球は回っているのがわかりやすいこの島。内地の市街地にいるとあいまいになってしまう気がする。
お向かいさんよりすき焼きのタレもらったので手持ちの在庫を使い切る。お向かいさんは加工調味料をあまり使いたがらない、気分の良い自然派といったところ。このすき焼きのたれは内地の親御さんから送られてきたそう。
ちと味が濃くなってしまった。
6月6日
あと57日。
今日の仕事も油断できないので朝釣行は控えておく。まだ大潮だが。堤防では1発何か出たようだがブレイク。マイウェイ君とのこと。中々大物を上げるのは難しい。簡単には結果は出ない。
今日は舗装。コンクリートは難しい。この会社での1番の仕事。暑さの中で滝のような汗をして作業している。ワタクシは交通誘導。
打設終わり。空が青い。天候には恵まれた。コンクリート打設は天気との闘い。また先輩がなにか言ったようだがスルーである。ということで仕事は終わりじまい。昼過ぎに終わった。
業後は磯探索。入ったことのない磯への道を探してみる。しかし森を進んで藪をかき分けかき分け海が見えたと思ったら崖。むう。
海が青い。先にはブレイクもありそう。降りられなければどうしようもない。
一休みして東港へ。何も出ない。
変な名前のルアー。ロングキャストで狙う。
夕暮れ。
夜は母島来島を企むオガ友にに今の状況をLINE。来れると良いが母島までは難しいかな。
6月7日
あと56日。
大事な休日なのに雨の音に二度寝。5時半に起床。雨は上がっていた。しかし5時半ではプライムタイムは過ぎているのだ。
朝飯。
昼過ぎから磯でも行くかとグダグダしていたら先輩から夕暮れオフショアのお誘いが。あれ?この間もう乗せないと言ってなかったっけ?(笑)きっと最後のオフショアになるだろう。釣果というより小笠原の海に出られるということでテンション上がる。
東港。港周りを色々と探索する。行けそうか?
青い空。
昼飯。ひどいピンボケ。一休み。
15時過ぎから出港。
カメラをつけてみた。釣果はなし。それでも至高で夢のようなボートフイッシングである。小笠原の海にここまで近づけるなんて。
ざるラーメンと冷凍チャーハン。チャーハンがイマイチ。
ついにACT販売である。しかし間に合わないかな?
Twitterを見ていたらLDベイトリールを使いこなす女子がいるらしいとのこと。よく読んだらアマチュアでは日本トップクラスのLDカスタムビルダーの彼女さんらしい。なーんだ(笑)
6月8日
あと55日。起きれた。(笑)
久しぶりの朝磯釣行。少し高台で投げるとアタリ。しかし30秒ほどでラインブレイク。感覚があった瞬間に飛んだ。
こんな感じ。サメ?GT?単なる根ずれだがこのクラスのリーダーが瞬殺なんてとんでもないエッジである。
朝飯ガッツリ。
今日も道路。気乗りしないがお向かいさんの言葉を思い出したりして乗り切る。しかしそんなに悪いか?
この島の閉塞感。行きたい時に行きたい場所に行けない仕事事情。昭和的な人間関係。まあこれは田舎ならどこでも一緒かな?しかし人が少ないので他の人間関係はない。逃げがないのだ。内地から来た人にその感覚は違和感ありである。昭和的な感じというのはこういうことか。
昼食、とにかくめんどくさくて。午後はのんびり。
今日も東港。なんもなし。仕事の合間の観光の人らしき3人組来る。ガイドもしているさわやか夫妻の旦那さんあり。魚のアラにカンパチが食ってきたと力説。のこと。珍しいこともあるもんだ。
改めて見ると山深い。石門方向?フリークライマーが見たらときめくかしら?実際はもろい岩質っぽいから難しいのかな?まああの辺りは立ち入り制限エリアかな?
夕食。影竿使いさんとタマンについてLINEにて情報交換して就寝。彼の磯タマン釣果は敬意をこめて言うが常軌を逸している。
6月9日 チギ
あと54日。昨日の反応でキチッと起きる。ワタクシは現金な奴なのである(笑)
海保の船?海自の船?
面白い写真が撮れたかも。
ふと我に帰って明け方に何でこんなことしてるんだと滑稽になる。
軽食を食べ一休み。
この島での日々はまさに大遠征だ。そのうちカテゴリー名を大遠征にしようか?とも思う。あと早く135ZG直らないだろうか?待ち遠しく。滞在中に直らないかもしれないのに。
帰寮して軽く食う。ガッツリ食べてもほとんど太らない。島の暮らしはそんな感じ。いや人によりけりだな。
さて。仕事は道路の仕上げ。今回も色々あったがなんとか完成である。良かった良かった。
最近島内の外食及びテイクアウト巡りをしている。ちと高いけれど人の作ったご飯はうまいのだ。その写真をInstagramに載せている。後日の旅人の参考になればな、と思う。今日はお食事処めぐろのチキンカツ。チキンカツに弱いワタクシである。
業後は釣り。
足元には良型のアカマスが!先にイワシを投げるとすーっとよってきてパクパク。しかしハリ糸が付いていると直前で見切る!よく見ているというか違和感を感じて食わないというか。色々してみるが釣れなかった。釣れないとき「魚がいない、と簡単に言ってはいけない」とは今は亡き八丈島の釣り名人の言葉である。
チギが釣れてくれた。
気分が良かったのでガッツリ作る。しかしランプ虫が台所に侵入。恐ろしい。ランプ虫は正確にはオガサワラハイイイロカミキリモドキと言うらしく体液に触れると火ぶくれのようになってしまう。しかもその水膨れの水に触れると飛び火みたいになる恐ろしい虫です。小笠原にはスズメバチも毒蛇もいませんがこいつには要注意です。
6月10日 チギ アオウミガメ
あと53日。新しい現場だからと朝釣行は控えておいた、は言い訳で昨日は水割りを飲み過ぎたのだ。楽しい夜であったが。
今日は草刈り。小まめに刈ればよいのだがそうともいかず、ぼうぼうになってから刈るので一仕事である。
前は大々的にテイクアウトやってなかった気がする。コロナ対応なんだな。客商売には厳しいシーズンだ。
昼はここのところ外食。今日はキーマカレー。チャンと作ってあるような感じ。多層な味がして美味しい。
午後になると少し日が陰って涼くなる。
業後は気分も乗ってきて小場所に。色々見て回りつつ。
小イカ発見。
綺麗な風景をおが友に送る。
今日もチギが釣れてくれた。このチギも沖磯のようにいつも釣れてくれるわけではない。
甲羅だけで1mは超える海亀が上陸してた。ヘッドライトの赤ランプでフラッシュなしで撮影してみた。静かに退散。この島にいるとこれも感動無くなる。ネタになるかと撮影したのだ。
帰寮して鼻をかんだら鼻水が止まらない。アレルギー性鼻炎か。ほこりだろう。ちなみに小笠原ではスギ花粉による花粉症はないのです。
食欲はあるが作るのが面倒くさくて。明日の準備をして寝る。もちろん明日の準備とは釣りのことだ。
6月11日
あと52日。ちょっと風邪気味か?ということで朝釣行はお休み。今日はいつもと違うルアー構成を考えていたのだが。
今日も草刈り。風があるのが助かる。
昼は麻婆豆腐丼をルシエルで。いわゆるマーボー豆腐とは違うけれどこれまた美味い。
業後は港へ。最初砂浜の入り口でやっていたが気配なく。
漁港の入り口に移動したらなんとカンパチがウロウロしていたとのこと。すれ違いか。
そういえば先輩が疑心暗鬼。しかしそういう感情を隠して生活するは閉鎖的な田舎ならではである。島の正規メンバーになるといわゆる三すくみ状態になるようだ。そのストレスが新参者に当たるのはきっとこの島だけではないだろう…。
肉そば。美味かった。
6月12日 アオチビキ
あと51日。うわ、寝過ごした。
350くらいだろうか。うーむ、過ごしやすい朝なのにもったいないことをした。それならばと東港へ行ってみた。
440ごろ到着、釣り開始。しかし気配なし。
東側は少しウネリがあるな。何も釣れず。
さて今日は草刈り。暑い暑い。
めんどくさいので冷凍、インスタント。
先輩の影響でアップルサイダー。うまし。いつも釣りに行く前にジュースを買うのがルーティン。そういえば彼らはボートでオフショアに出たようだ。ペンションの旦那が休学生と漁協にあり。軽く話す。
メアジが何かに追われている。こんな時、明るい時間はほとんど口を使わない。そこで引っ掛けて泳がせ。なにもなし。
ここはいまいち。移動する。
移動先はメアジが浅瀬に。これは来る!とまずカンパチがポロリ。サメ、ラインブレイクでより戻しが顔に当たる。これ実は危ないことである。先輩によると過去に会社にいた人で跳ね返ったより戻しが目に当たって失明した人がいるとのこと。もちろん島で使う大物対応のより戻し。ハイテンションのラインが切れれば相当の速さである。眼球もつぶれるってもんだ。さて釣り。
そしてこのアオチビキ。1mいかないくらい。撮り方でかなり印象変わる。スマホなんだから良い写真を撮るにはちゃんとピント合わせて沢山撮ればよいんだな。
そして浅瀬にはメアジが大群で群れている。堤防には去年沖磯に同行した英語の先生。漁協売店のパックロッド片手に「魚釣りをするんだ!」とのこと。アタリはあるが簡単に釣れるわけでもなくて楽しそう、病みつきになりそうとのこと。かくして7匹釣り上げた。食べるとのこと。しかし食べたら「?」だろうなぁ。まあ着任1年で日本語片言喋るなんてやっぱり頭いいなALTの先生。
先日東港で見かけた釣り人Pさんは仕事で赴任してきたとのこと。結構釣りのキャリアありそう。島の爺は相変わらず釣り上げたサメを刺している。無駄なことだ。
夜グループラインにてGT初心者であった先輩がついにGTを釣ったとの書き込みあり。おめでとうございます!「(ワタクシ)がいる間に釣れてよかったよ」とのこと。島に住んでるからってGTが簡単に釣れるわけではないのだ。しかし明日朝は釣りに出ないとのこと。チャンスなのに。
夕食、肉を食う。ほぼ毎日お酒を飲むがたくさん飲むほど強くはない。
NHKで新日本紀行の再放送、数年前に撮影した様子。父島を中心とした構成、母島は診療所の事のみ。しかし小笠原で小笠原の番組を見る。不思議な感覚だ。内容は父島が多いのであまりときめきはない。しかし帰ることで希望を持つ人、リフレッシュされたので帰る人、いや穏やかならば帰らないだろう?なかなか永住は難しいのだ。診療所の先生が言う「終わりと始まりがない島」、言い得て妙である。
ちなみに母島診療所の医師はだいたい1年で交代である。自治医大から派遣されてくるよう。歯科医師は島に定住しているとのこと。歯科医師が定住しているのはありがといことだろう。
しかし魚が釣れると帰るのを名残惜しくなってしてしまうな。帰るしかないけれど。借家がないのだもの。まあ今日は楽しい一日だった。
…。
小笠原に取り憑かれた月日ももう少しで終わる。
6月13日
あと50日。昨日の先輩のオフショア釣果に刺激され、スッと起きる。ちなみにオフショアとオンショアの釣果の関連は分からず。まあ良型のGTなんてたくさんいるわけではないのだけれど。
潮回りは微妙だがそういうことではない。間違いなく凪だ。行くしか無かろう(笑)
朝焼け。
海保の船?がまだいる…大変な仕事だ。あの船は母島には入港しなかったのだ。
しかしこれだけ釣りに行っているから釣り具の耐久性テストにもなるかな。やはりギヤがだいぶ痛む気がする。
今日はコンクリート打ちかと身構えていたら別の仕事で拍子抜け。
昼飯。今日もルシエル弁当。作り置きではないので頼んで10分後に受け取りに行くのである。しかして出来立てである。
部屋には段ボールが置いてあるがまだ引っ越し準備中ではない。
今日はタコライス。旨し!スタンプを貯めてやるんだ!
業後。
午後先輩がいきなり船に誘ってくれた。オフショアキャスティング。雰囲気は良いがなにも出ず。
赤ブイのカツオドリも静か。つまり上ずった小魚の群れがいないってことだ。
夕飯、めんどくさくなって焼きそば飯。野菜はどこだ?
6月14日
あと49日。貴重な日曜日。なのに足がだるい、と朝釣行はやめ、スクーターで早朝散歩。地磯のハイシーズンはほぼ終了してしまった感がある。
はと。
はと。特別天然記念物っぽくない数の多さである。夏前までにはこのように目撃頻度が上がる気がする。
動画も撮ってみた。
北進線終点。透明度高い東港に北港。大物の気配はない。
踵を返して南進線。例の人とマイウェイ君が朝釣行の帰宅途上、すれ違う。
側道を入る。畑にはと。残った何かを食べているのか??とその奥の畑にはご近所の農業のお姉さん。朝早くからご苦労様です。はと撮影を目撃されてしまった。なんか恥ずかしい。島民は環境関連の人以外はほとんどアカガシラカラスバトを観察したりしない。慣れっ子なのだ。
終点まで走りパノラマ撮影。なかなか開放感が表現できないな。
一眠りして先輩の船上げの手伝い。今朝はなにも出なかったとのこと。
しかし暑い暑い。心折れ惰眠を貪る。
夕方から港へ。メアジは少なめ。確保に苦労する。
最終的にサメ。在島中何匹サメを釣るのだろう。
カツ丼。明日は磯かな?
6月15日
あと48日。昨日ゆっくりしたので目覚めは良い。
海に来てみて熱気のような空気を感じる。単なる南風か、水温も高いのか。
ふと欠伸が。今日もダメかなが、よぎる。鳥も三羽確認されるのみ。
なにも当たらない。440で上がる。
軽く仮眠をして仕事の用意。今日は草刈りに変更。少しホッとする。
昼に水温を測ってみる。気温32.0度港入り口の水温表面で28.0度。高い。ダメだこりゃ。
今日もルシエル弁当。煮込みハンバーグ。前のと味を変えてある。めちゃ美味い。ハンバーグってちゃんと自作するとかなりメンドクサイ料理である。
午後も草刈り。現場は遊歩道である。手入れしないとすぐ猛草たちに飲み込まれてしまう。
休憩中ふと先輩が退職の話をしてくる。集落隣の小さな山。見晴らしは素晴らしく。この島、釣りには申し分ない環境だが住むには厳しい場所。若ければもう少し長く住めるのかもしれないが終の住処を考えなくてはいけない年頃。本来なら借家を得ることが難しいことが判明した時点で島を離れるべきだったのだがついつい長居をしてしまっている。
業後は堤防へ。メアジの確保に苦労する。根に潜られたり切られたり。良い魚はいる。今日も人が釣りに来る港。ALTの英語の先生もやってきた。メアジ釣りが楽しいとのこと。(メアジの味が気に入ったのか?)しかしリールが壊れてガッカリしてAmazon!Amazonする!と言っていた。漁協売店に売っている安物パックロッドのリールを破壊する引きを見せるメアジのパワー。(強いのか弱いのかわからないな)
お向かいさんに飲みのお誘い頂いたが辞退し炊いたご飯を食す。ご飯も炊いてあったし酒が弱いので差し飲みは申し訳ないと思ったのだ。
6月16日 GT イソンボ
あと47日。もう高水温なのはわかっているので今日は朝釣行せずに遅起き。
やはり若干高めに感じる。
海況、少しざわついている。
今日の潮。渡礁や浅瀬を攻める時は別として実はそこまで潮回りを重要視していない。水温とベイト、流れだと思う。
さて仕事は台風で壊されたフェンスの除去。難敵である。特に重機を使わない基礎の掘り出しがキツい。また嫌味を言われるのは嫌なので特に頑張ったらのぼせかけた。
昼は焼きそばライス。(写真はなし)
午後になり風が出てきたが社員の中には軽い脱水症状の者も出たりして厳しい1日だった。もう夏の気候なのだ。汗をかきすぎて足が攣ったりすることもある。
さて業後。今日も泳がせ。よっぽどの好条件でないと良い魚は浅瀬に来ないのでは?というほどの水温。港の周りにベイトなし。タックルは90%ガチ。
さて18時ごろ、並んで釣りをしているとなりのPさんにGTヒット。「デカそうだな。」、と見てたらワタクシのメアジにも間髪入れずGTヒット。元気だけどそこまで大きくなさそう。群れで入ってきたのかな?久しぶりなので手際良くはあげられなかった。ノリコ君にギャフがけしてもらいノリコ君2号に撮影をお願いした。115センチくらい、15キロあるかな?記録魚ではないので計量はせず。
早めにリリースしPさんのサポートに回ると先輩から電話。港の奥からファイトしていたのを見ていたのだ。恐るべき視力。羨ましい。PさんのGTは浜の沖を左旋回した所でブレイク。残念。ラインシステムを聞くとちょっとライトな感じ。それではちと厳しいかも。
早速GT釣ったことを先輩にLINEしたところ「餌釣りでしょ(ふっ)」とのこと。餌でもルアーでも良いとワタクシは思うんだけどな。
さてそれを見ていたノリコ君、自分も釣りたいとライトなショアジギタックルみたいなのでメアジを泳がせ始めた。するとこれが食ってしまうんだよな。今日はアタリの日なんだな。
ノリコ君がPE3号リーダー10号で釣り上げたイソンボ。振り向かせずにさっさと巻き上げる先手を抑えた対応にふわふわ寄せられたところで素早くギャフ掛けして取れた、ある意味技ありの1匹。ギャフ掛けの時に軽く煽られたが(笑)。まあ漁師だからなぁ、イソンボにも緊張しないんだな。先手を抑えるとこんなものなのかも?と思ったり。
遅くまで泳がせてみる。先日北港で話した研究業務の方と釣りについて語りつつ帰宅。大物を釣ってみたいとのこと。僭越ながら多少アドバイスをさせていただいた。これまた穏やかなさわやかな方である。
今日は冷たい麺。しかして気分は良い。
6月17日
あと46日。ゆるゆると4時過ぎに起床して北港へ。
水温27.4度、うねりあり。北の低気圧のせいか?あたりなし。
東港にも行ってみる。ベイトはいる模様。大物は見えず。
空と海が同じ色になる日。いやあれはきっと春先だからこういう感じではないな。水蒸気が水平線に展開してるだけだな。
アニメで神社の風景のシーンを見かけた。人は歴史的バックボーンや原風景を求めるのだ。この島に来たからわかること。ふと自分のルーツがわからない人の不安感をイメージした。(←何か見たのかな?)
夕飯は簡単に。ともかくタンパク質。
6月18日
あと45日。今日はどんよりとした雲。西側の海はうねりあり、朝釣行は控えるのは変わらず。
(あまり記述がない1日。何かあったわけでもないのだろうがパッとしなかったのだろう)
6月19日
あと44日。今日も朝釣行はせず。風が強い。疲れて仕事に差し支えるのも嫌なのである。結構真面目である。
また買わねば。
50㎏まで測れてJGFA対応のはかりです。さっそくポチっておいた届くのは何便先かな?
お仕事、今日もコア抜き。気を付けないとちゃんと真っすぐ削孔出来ないので慎重に。
昼はルシエルのランチ弁当。
島だから高くても値段相応じゃなくても良いよね、でなくちゃんと値段相応のお弁当。
業後、港へ。
良さそうだが釣れないのである。少し大きい魚がたまにたまーに釣れる、が母島おかっぱりの真実なんです。
(夜は飲みに行ったようです。)
6月20日
あと43日。昨日の飲みが少し残るが普通に起床。といっても早くはないが。
仕事はこの数週間続けていたなんとかコア抜き終わる。あらら、と思う。(わかりにくくてすみません)
昼飯。なぜか腹が下った。ネットニュースによると来客絞ったからおが丸のチケットがプレミアらしい。入港日なので買い出しして港へ。
今日もメアジは沢山いるものの、めぼしいあたりはなし。気分を変えてリールを替えてみたのだが。
夕食。
すき焼き的肉豆腐。
6月21日
あと42日。今日は日曜日である。
朝見たテレビ。土地に対する人がいることといないことの歴史的影響をふと見た写真から感じた。それは伊豆大島の宿の軒先の映像でした。人の営みが土地に浸み込むような感じ。小笠原の土地はそういう人の手垢、思いの浸み込みが少ない場所が多い。
さて暑さと海のうねりに負けてぐずぐず起床。表に出るとALT英語の先生が「お元気デスカー?」と通り過ぎて行く。疲れて見えたか?
朝飯。
のち東港へ水中撮影をしてもようと。泳ぐわけではない。中華製アクションカメラを防水ケースに入れて重りを付けて沈めてみたのだ。
昼飯はつけ麺。
岬手前まで来てみたが。あと50メートルが届かず。泳げば行けそうだが。
…。135ZGは島にいる間に直るだろうか…。今までの修理経験からすると難しい気もする。
集落に戻って泳がせ。日が落ちてもしばらく粘る。
夕食はソースカツ丼。もちろん総菜カツである。生からカツを上げる余裕はないのである。釣りをする時間が大事ですからね。
6月22日 GT
あと41日。
今日は乳房山の遊歩道の草刈りというハードなもの。弁当を持参して山に入るのだ。山といっても登るだけならゆっくりで1.5時間くらいなもの。
しかし港外の海がざわついているので2時50分ごろ起床して港の出入り口近くでルアーを投げてみる。
夜釣りに効くかと思われたルアー。しかし音沙汰なし。二度寝して備える。起きて茹で玉子にご飯を1.5合豚肉のニンニク醤油炒めとモヤシ炒め、シャケをつけた。気を引き締めて仕事開始である。集落近くの登山道から登る。
南方面を望む。綺麗である。
昼休憩はいつもの同じようにとる。ただ下山はしないのだ。
希少種?
希少種??
山の上部には希少種が見られる。間違って伐採したら環境省に怒られてしまうので慎重に。ベテランの先輩は見分けがちゃんとつくそう。
東の海、そして見えるのはウエントロの離れだろうか?いやちがうか?初めてGTを釣った磯なのだ。ウエントロとはウミガメの事である。(参考資料http://nihongo.hum.tmu.ac.jp/~long/bonins/07nobushima.htm)
帰り道は通行止め区間を確認して進む。何年か前に東側の斜面が崩落したので人の通らない道は容易に草に飲まれるのだ。遊歩道の上の方が崩落面になっている。やはり脆い地質なんだな。
この花は!山の中腹に咲いていた!なんでグラジオラスが山の中に生えてるんだ!誰が球根植えたのだろう?
東側の海。
遠くに隣の島を望む。コロナ禍で観光客が通らないためか道は至るところ草に飲まれて時間を要した。途中先輩達が希少植物について教えてくれた。一般的なイメージとして自然が残っていると思われているこの島。しかし実際は多くの場所が移入種に侵食されている。そんな中でも少しだけ残る固有種。ヒトと手つかずの自然、共存は困難。どちらかにするかだとは先輩の言葉。同感である。
帰り道は遊歩道整備に使っている旧道を抜けてゆく。足親指をぶつけて痛い。道すがらこの島では珍しい比較的巨樹を見る。島の秘密を見たような気分である。ちょっとうれしい。さて集落に降りてきた。車を取りに行って帰社である。
業後は一休みして堤防へ。堤防には行かないといっていた人も来ていた。堤防の上にはALT先生がヨガしながら夕日鑑賞中。この日は新月に近い大潮、夕方に上げ潮になるのだ。上げ潮は良さそうな気がする。
さて。新任先生達やPさんと並んで釣り。ワタクシはオカッパリならどこでも良い感じでやっている。ここは手強い。地形を覚えて時には止めること、本気のタックルで臨むこと、初動で魚の向きを多少でも変えることを出来なくては大きい魚は獲れない。条件の良い磯の方がよっぽど楽だ。いや、そもそも堤防なら楽だは早計な意見だ。
まず日没直後18時半くらいに新任先生にカンパチ。しかしワンダッシュでブレイク。釣り初心者にこの島の魚は手強すぎる。そしてPさんがGTを見たとのこと。時折堤防際でボイルがあるが本体は少し沖に待機しているかな?とメアジを投げ込む。このメアジは新任先生が先に帰るのでくださったものだ。投げ込んで1分ぐらい。泳いでいたメアジの動きからゴスっ!と感覚があった後速めの速度でラインが出ていく。「これは食ったな。」とレバーをオンにして竿をピシリと立てて合わせる。ズシリ、乗った!と一気に港出口に走る魚。ドラグを締め込みサムプレスで止めようとするとさらに突っ込む。こちらもさらにスプールにも圧をかける。止まったところで走る側に竿を倒して巻くと泳ぐ向きをかけて泳ぐ魚。ジワリと圧をかけ、止まるとすぐにポンピング。手を持ち替えてポンピング。そしてこの中程度のダッシュ、これはGTだと確信。抵抗が弱まったところで素早くラインを巻いて浮かせる。竿を持ってもらい自分でギャフ掛け。一度落ちてしまったがもう一度かけて無事ランディング成功。しかし昼の労働もプラスして腰が重い。
無事堤防に引き上げ、周りの皆と握手やらハイタッチやら。初心者の方々にはちと刺激が強かったかもしれない。ALT先生は「ツナだったらよかったのに」とポツリと一言。釣り人のロマンは分からないようである(笑)。
漁協のお兄さんに動画に撮ってもらった。見返すと面白いな。
ふう、ファイトは少してこずったが冷静には対処できたかと。これくらいはきちんと最短で対応できるようにならないと。
109センチ。
抱っこしてみるとサイズの割には重く感じたな。20キロ行ったかな?自己記録魚でもないしそもそも秤が壊れて持参していないのでわからないが、お兄さんたち、初心者、先生の前で釣ったGTは相当インパクトがあった模様。
写真を撮ってもらった。取り込み時に竿を持ってもらったら重い重いとPさん。
リリースが終わったら腰が疲れて思わず仰向けに転がる。なんと幸せなことか。釣りに関しては申し分ないこの島。
帰宅して久しぶりに風呂に入り(島ではほぼシャワー生活であります)腰をほぐす。明日も山仕事だと思われるので疲れを残さないようにせねば。
とにかく回復させねばとエネルギーとタンパク質をガツガツ摂取。炊飯器をセットして寝る。
6月23日
あと40日。今日も山かと気合を入れていたら普通の草刈り。かと思いきや残材の処理。残材は島内では処理できないので持ち出せるよう整えなくてはいけないのだ。華やかな建設の業務ではないが重要な仕事だ。
朝礼時に雨が。
昨日のGTの写真をSNSに上げてみた。なかなか写真を撮ってもらうのは難しいことがあるので自分でも撮っておいたのだ。暗闇の中だからぶれてしまうこともある。さて上手く撮れたかな。
作った弁当は昼に。
業後は堤防へ。泳ぐ魚のアタックはあるものの誰も当たらず。ワタクシはといえば冷凍メアジで挑むも当たらず。浜では誰かギターを弾いていた。
夕飯はオムライス。
夜は影竿使いさんとLINE。聞けばワタクシの旧ブログの影竿購入記事がそこそこGoogleで上位に来るとのこと。ちなみにワタクシとしては長い竿がいつでもベストと思っているわけではなく適材適所で釣り場によって選択した方が良いと思っており、その中での選択とご理解いただければと思う。あと10メートル飛べは釣果が変わる状況は必ずあるし、根をかわすのにリーチが生きる場面もたくさんある。また長いと非常に使いにくい場面もある。適材適所の考え方って最小限の装備で行く地磯行を是とする磯大物ルアーでは厳しいのかな。
まあ本気で磯大物スタンディングをやってる人なんて全国でどれだけいるかわからないくらい少ないと思うので一般メーカーで長竿を作ることなんて費用対効果的に大変すぎるのかもしれない。
6月24日
あと39日!今日も急な予定変更で1人仕事である。代理人に写真を撮って貰い、社長の指示で動く感じである。いくつか仕事を行う。
杭にシロアリが。社長に報告。隣の島はシロアリの大量発生が問題になっている。シロアリはなんでも2種類いるらしい。隣の島のシロアリ大発生は枯死させたアカギの枯れ木が温床となって増殖しているという。巣立ちのシーズンになると霞むほどの羽シロアリが群れ飛ぶそうだ。母島ではそのような事態にはなっていないので、そうならないよう関係省庁は警戒しているのである。
昼は毎度のルシエルのお弁当。未だはずしがない。器が品切れで代用品とのこと。ちと残念だけど、外しがないのはすごいことだ。
午後は遊歩道入り口の草刈り。やはり草に飲まれている。一人で取り組む。汗が止まらないが不愉快な気分で仕事するよりよっぽど気分が良い。
業後はやはり釣り。八の字引きで興奮させてPさんがカッポレを釣った。やはり一級の釣りキチであるPさんである。しかしこの魚以外は誰にも釣果なし。イソンボやらGTやらアカマスは見えたのだが。久しぶりに強めのアジングタックルで臨む。大きくなくても楽しい。釣りの楽しさはサイズだけではなく色々楽しめるのだな。
何も思いつかなくて適当すぎる夕飯。ゆで卵はお弁当に持参予定だったものだ。
6月25日
あと38日。
すっかり早起き(2時半~3時ぐらい)しない日々になってしまったが。仕事が気候的にハードなので温存しているのだ。今年は暑いと職場のベテラン達も言っている。今日も草刈り。暑い。
昼はまたもやルシエル弁当で。
午後も草刈り。中々鎌での草刈りも難しい。指摘、指導を受ける。なかなか習熟が難しい草刈りである。どんなものでも行っていくと核心のような頂のようなものがある。
業後は間髪入れず、すぐさま釣りへ。するとメアジの群れ周りに黒い影が!GT。20キロくらいかもだが真っ黒の個体。さらにアオチビキとカンパチとイソマグロまで目撃。しかし喰わない。遅くまでやると身構えているとPさんがやってきて、「GTを見ました」と情報提供あり。
そんな話を聞きつつ、メアジを投げるとらしきあたり。バシッと合わせると重く少し早めの走り。GTっぽい。方向を変えようとするも圧をかけ切れず右に走る。仕方ないのでガチドメを2度仕掛ける。しかしプツッとラインブレイク。傷が入っていたか?リーダーのサイズを下げたややライトタックルだ。GTを狙うにはちょっとライトだった。おそらく針の少し上で切れた。はずれてくれるとよいが。反省しきりである。その後掛かったサメでエランワイドパワーからは異音、逆転。ストッパーが破損したか?いや昔に入ったフレームのクラックがついに悪影響を及ぼしているのだ。
完全に夜になってから帰寮。寮の下では姉さんたちが飲んでいる。恐ろしやと(笑)関わらず自室へ。
しっかり食べねば。
6月26日
あと37日。ふと昨日とある人から言われた一言を思い出す。まあ良い。結果は出ているのだ。(何と言われたのだろう?)
さて今日も草刈り。しかし暑い。全身びしょ濡れになる。午前と午後で着替えるのがワタクシの定番だ。
カレーうどん。ササミを入れた。暑いと辛いものが食べたくなる?
午後も草刈り。皆汗だくである。間違いなく去年より暑いと思う。
今日は入港日。買い出しは良いが買い忘れもあり。二度手間だ。もう一度商店に行く。なるべく業務は集中させてロスを省きたいものだ。
そして堤防へ。今日は先生たちおらず連絡船の船員さんと隣の島からの親子の旅行者。またもやちびっ子とならんで釣り。海にはメアジトルネード、そしてイソマグロが遠巻きにウロウロ。これを本気にさせようと手を尽くすも難しい。結局薄暗くなってからイソマグロも少しやる気を出したか?チェイスはしてきたが。ちなみに港でイソマグロは滅多に釣れない。(早朝の外側除く)先日のノリコ君の魚くらいと去年の留学生のサビキにのメアジに食らいついたものぐらいしか見たことない。ラインを見切っているのか、人がいることは認識しているはず。
今日もPさんとならんで釣りをする。英語のALTの先生現れて少し話す。定期的に運動しており自己管理できていて凄い。「元気って英語でなんだっけ?と聞いたら「う~なんでもいー!」と笑ってシャウト。海外で1人暮らし。しかもいきなり辺境の離島。「それで暮らしていける。あなたは凄い人だ」と伝えてみた。隣の島には同じようなALTの先生が二人いるそうだが。もちろん外国からすれば治安は格段に良いがそれでも厳しいものだろ。ホームシックになることもあるが問題ない様子である。
そして今日も半デットのメアジに良いアタリ。何かはわからないがデカイ魚。走りからしてイソマグロではない。少し引きづられる。カイコンのドラグをフルに締めて止めに入るもおそらくテトラにロングリーダーが触れて?痛んでいた?で、ブレイク。止まらない魚なんてあの磯以来だ。油断したわけではないが止め切れなかった。どうするべきだったか?のち巨エイを掛けてしまう。中々浮かせられなかったがなんとか姿確認まではしてラインカット。とほほである。Pさんもサメをかけてやり取りしていた。
帰寮するとブログにコメントあり。どちらの方がわからないが「記事を楽しみにしている」と。恐縮である。
そして飯。ふと翻訳アプリを検索してみる。だいぶ英語も忘れたものだ。他の言語も使えるようになりたいものだ。あと手話とか。
Amazonより新しい正式秤が届いた。よし!
6月27日
あと36日。
昨日のコメントを思い返してみる。この場所は来たくても来ることができない人がたくさんいる島であることを思い出した。
小剣山を望む。日が立ち上ってくるなぁ。今日も暑くなるだろう。
ふと魚の動きが良いことを思い返した。高水温に慣れたのだろうか?昨日さんと話していて彼の経験の話から「住みたくても場所や家、仕事内容も重要だ」と再認識。離島暮らしはアイランドポッパーである彼の方が経験豊富である。
昼
魚食魚に煽られて上ずっているメアジの群れ。
夜
つまみである。
ふと覚書。釣りの話。スタンディングで、固定しないでという限定での最大値。自分のありとあらゆることを人力で、という限定でやるというのがルール。糸が太ければ取れるのか?否。しかし全てベストにした上で獲ることのできる最大値はどこだろう。運だけでなく自分の最大限を尽くしての最大値を獲りたい。それは、まあ場所によって違うかもだが。(←酔って打っています。)
6月28日 ハタ系 チギ
あと35日。今日は先輩と行ったことのないの海岸へ。地面の状態に苦戦苦戦…しかも暑い。
やっとたどり着く。またもや秘境。ウキウキしてしまう。見たことのない風景。
多少波がある。そう、今日も釣りに来たのだ。
ルアー では何も出ず。なのでデットメアジで探ると瀬際で良型コクハンアラに奪われた。油断していた。大型魚は虚をつくのがとてもうまいから生き残れるのだ。目が合ってしまったし、ほんの数秒ファイトしてしまったから二度と出てこなかった。
先輩が美味しいハタをゲット。しかし魔が刺したのかリリース。30分後、先輩は後悔していた(笑)
のちジグでチキ2匹。小さい個体をデットベイトで投げてみたら何かに奪われ、ラインブレイク。潮位も加味して早めに上がる。しかし暑い。
帰寮したら水風呂で休憩。ミートソースをライスで食って昼寝。
起きたらスクーターで毎度の島内ツーリング。そして港へ。カノー(カヌーじゃなくカノーというそう)の人たちが練習中で浮かんでいる。島にずっといるなら参加しても良いかもな。
夕方は港で釣り。皆で並んで釣りをするのだ。今日は一度怪しいあたりがあったのみ、乗らず。他の人がイソマグロらしい魚とファイトするもスプリットリングが伸びてバラし。もったいないが大物経験がないと強度具合が分からないよなぁ。仕事で島に着任した人が初めて大物釣りをしてなんか割高に感じでしまって強度の低い釣り具から始めるのは毎年の事だろう。この島ではおかっぱりルアーの最強モードの釣り具ぐらいで釣りしていても誰も気にしない。魚の力が強いということを島の釣り人なら皆知っているからだ。
つけ麺。夕飯ぽくないな。
6月29日 アカマス
あと34日。これはこのエリアを離れる日までの日数。帰る前にお隣の島に遊びに行こうか迷っている。
朝からスプールの修正、そしてライン交換。エッジの傷はラインを1番痛めるからもっと気をつけないと。
花がシートの上にチラホラ。スクーターはスクーターで島と馴染んで暮らしているのかも。擬人化しすぎである。
ロコモコ丼。フルーツが載っていたのが残念。以前お世話になった船長に島を離れる旨伝えた。Twitterで島に来たいという方の相談を受ける。つくづくこの島の渡船は難しいし、何より解禁で人が一気に来るのかもと少し心配である。
今日も釣り。20キロクラスのイソマグロが数匹ウロウロしている。
ちらっと動画を撮ってみる。
久しぶりにアカマス。55センチ2.5キロ。ずっと足元でウロウロしていたやつだ。リリースしたらサメに喰われた。
釣り後飲み屋さんの島っ娘にてPさんと飲み。その釣りにかける情熱や入れ込み具合や時間などのぶっ飛び具合にびっくりである。ちょっと怪魚系や釣りというギミックを色々楽しむ系のようである。
やはり釣りで移住なんてしてくる人間が普通の訳ないなと再認識(笑)。今日も楽しい飲みの席でありました。
6月30日 ハマフエフキ
あと33日。
今日は曇り。そういえば朝先輩からあと何日的な話をされたな。このブログ(旧ブログ)を見ているのかな?Aという事態があればまたその対になったものもあると思うべきだ。
残飯のような飯。まあエネルギーになれば良い。今日も草刈り。曇りなのでややマシだが湿度は高い。
ほぼ一か月ぶりに日中に雨が降った。午後休みになるかも?と思うぐらい激しく降った。
あ、指が映りこんでる。昼はざるラーメン。炭水化物だらけである。
しかしながら午後の仕事はできそうだ。
雨に濡れた鳥。いつも絡んでくる奴かな?
月桃である。綺麗な花だったので一枚撮っておく。仕事は順調に進み終わりじまいは早上がりとなった。
業後は釣りへ。濁りがありメアジは密集、と雰囲気は良いのだがイマイチ泳ぐ魚とタイミングというか、何かかが合わない。カンパチとイソマグロがちらっと見えたのみ。なぜか釣り名人がメアジをくれる。彼の好みのサイズではないのだろうがこの間の水のお礼なのかも?(日記には記していないが水をあげたようである)
ふと沖に投げた大きめのメアジに何か食った。一度突っ込んだあとあっさり上がってくるのでサメかと思いきやハマフエフキだった。60センチ位。釣れたら先輩から電話。又遠くで見ていた模様である。島はどこで誰がみてるかわからない(汗)。ハマフエフキは職場の別の先輩にあげることにした。家に持参しようとしたら釣り名人が連絡してくれた。
しかしすっかりサメ恐怖症である(笑)。
結局今日はサメ2、エイ1、ハマフエフキ1だった。エイはかなり上ずって食ってきたよう。1.2メートル四方くらいの個体であったが取り敢えずはちゃんと浮かす。それなりのタックルならこれくらいのサイズのエイくらい浮かせられないと巨魚なんて獲れない。そういえば、島の若者に軽口で返された。気をつけよう。ワタクシ側の対応も悪いところ、甘いところがあるのだろう、自省せねば。
こんな飯が多い。野菜ジュースで野菜分をごまかすのだ。6月は雨休みが一度もなかったな。
7月に続く!