離島移住記③2019年4月の小笠原母島 【離島大遠征?】
4月、釣り的には磯のシーズンインです。移住して数週間、環境の変化に対応するのに苦心していきます。月末にはGWも始まります。
※本編をお読みになる前に注釈にお目通し推奨です。https://remember-fish.blog/emigration-preambl/
4月1日
今朝は少し寒め。と言っても気温15度以上はありそう。水温計が電池切れ。少し筋肉痛が残る。島にCR2032電池売っていて安心。
朝は起きるのやっとで釣り行けず。夜更かしのため。
昼はうどん。上手く出来た。業後は釣り。港にて。釣り名人とならんで。暗くなってからメアジが釣れたが、ライントラブルで二尾。
4月2日イワシ ハタ系
今朝の水温20.2度、また下がった。風冷ため。これではまた魚が動かないな。自分の体も日曜日のカヤックの筋肉痛が出てきてギクシャクした動き。遅れて筋肉痛とは都市の証拠。
今日は草刈り、ラム酒ビン、鉄筋切り。休憩中先輩よりイワシ接岸の噂を聞く!一気にテンション上がる。
業後は急いで東の港へ。この島での通称イワシ(ミズン(2021年11月 ミズンに訂正))がいた。かなり密集した群れ。時折チビカッポレの襲撃を受けていた。水温は集落の港より高めである、感覚的に。
しかし大型魚は見られず。五匹ほど確保したところで群れは消えていった。堤防上は強風だったので怖く、下側へ。そこへ若者2人登場。イカ釣りを学ぶとのこと。大騒ぎして釣りしている。この二人を以後イカップルと呼ぶことにする。楽しいお話を聞かせて頂いた。この港はなにかと出会いがある。今日の釣果は小さなハタ系のみ。
4月3日アオチビキ
水温20.2度、今日も寒い。曇り。今日からベイトの投げ練してみる。右手が痛い。腱鞘炎か。
仕事中ふと見上げると森の中。空気がスーッとしている。前職の緊迫した日々とは大違い。体がきつくてもあの日々よりマシだ。しかしまあ、腱鞘炎には困っているのだが。
業後はまたしても東へ。
イワシは、いた!早速釣ってライトベイトタックルで泳がせしてみる。
この群れに何か小型の魚食魚が突っ込んでいた。釣れたのがこれ。
島に来て初の本格的魚食魚。アオチビキ。どこでも釣れてくれる。
昨日来たイカップルがイカを釣ったとのこと。おめでとうございます!あとから来たイカ釣り名人である先輩はアオリイカを一匹。今日は夜まで粘る。星が今日も綺麗。しかし寒いな。ここは亜熱帯ではないんか?
4月4日
今日は早朝釣行。先輩と向かいの堤防へ。しかしテトラが怖く挫折。以前は行けたのにめまいの病気を過去にしたのが効いているのか。そこで小磯から投げることにした。正味1時間くらい投げたか。魚はアカマス(バラフエダイ)が一匹至近距離でバイトしてきたが乗らず。しかしこの場所気に入った。今後通おう。
仕事はプラントにて。少し力仕事、昨日とは別の仕事である。
業後は入港日で買い出し。昨日の二人の相方の片割れと出会う。夕方からメアジ確保へ。しかし振るわず?サイズも大きめ。4匹ほど確保。
30センチ近くある。
帰寮すると内地より竿が届いていた。色々荷物も。
これでオフショアのタックル間に合った。地磯用の少しライトな?タックルも準備OKである。明後日は沖磯!先輩よりお誘いいただいたのだ!
4月5日
気温14.6度、水温19.4度。1番寒いのでは?
今日もベイトで投げ練。なかなか飛距離が伸びない。竿を曲げきれてないのかもしれない?
今日は昼めしを民宿つきのお弁当を食すというイベントだったが失敗。(売り切れというかご主人が席を外していた)来週再挑戦だ。電話して予約してほしいと民宿のヘルパーさん。「明日磯釣りに行く」と言ったら羨ましそうな顔をされた。イベントが少ないのだ。
業後は明日の準備からデットベイト確保へ。先輩が結構釣ってくださった。サビキで(島の漁協で売っている、ハリス3号のものを使用)釣ったりひっかけ釣りしたり。
明日は凪だが風が強そう。乗れる磯が限定される、そこが問題だ。あとデカイの設定で良いのか微妙。この時期に沖磯遠征したことないので事前知識がないのである。
4月6日
今日は移住後初の沖磯渡船の日、待ちに待った日。
6時集合だが朝飯や弁当を作るので早めに起きた。しかしここは寮。あまり音は立てられない。が一人はかなり早起き。ジョギングに出かけている。
船は他の組もあり。先生たちの歓迎船釣り会だそう。かなり揺れそうだが大丈夫かとお節介。
詳細は別枠にて。2019年4月6日母島沖磯釣行。
先生たちは船で赤い魚が大漁だったようだ。写真の赤い魚は島ではチギ(バラハタ)と呼ばれている魚。センネンダイもいる。
4月7日オキザヨリ カッポレ
今日も休日。いきなりだが結論として中年独身者が借家を借りて永住を目指すのは難しい、となった。今は会社の寮であるが仕事をできなくなったらアウトである。借家はほぼない。都住は妻帯者のみ、しかも入居待ちが10組いるらしい。
さて今日は先輩と磯へ。
まず右側にて。キャストするもイルカのペア出現、ガックシ。なんとかそれでもと投げ続けるも釣れたのはオキザヨリのみ。
よくこの魚を内地のダツと混同してしまうがダツよりデガイ。でも同じくらいのサイズで素人が区別できるかな?ちなみに巨魚たちの好物でもある。
色々試すがジグは高切れ。海は穏やかでわるくないのだが。島民大好き穴だこ取れた。キープ。美味しいらしい。
先輩より左側へ行こうとの提案。手がかりが少なくて少し怖い岩登りをしての釣り。磯際で一匹。
カッポレ。2.5キロ。17cmミノーにて。職場にカッポレ好きな人がいるので持ち帰る。初めてこのザックを正式な使い方をしたかも。
帰寮し、シャワー、洗濯、部屋の清掃、ルアーの整理。釣り具に足りないものが出始める。島の商店に釣り具は最低限のもので大物釣り用はほとんどない。
地磯の釣りについて考える。ルアーは沖磯よりも小さめが良さげ?この時期だけかもしれないが。タックルは飛距離重視で行くべき。先輩と飛距離に差がありすぎる。
午後はアルバイト。マンゴー防護のためのコウモリガードネットの支柱修繕。最中オーダー主の話を聞いていると、島暮らしにブルーな気配がじわじわ。小笠原の釣りは慣れた時が危ないよとの忠告を受けた。その通りだと思う。肝に銘じよう。カッポレは先輩がさばいてくださった。
のち東の港へ。雨予報であったが。かくして港は雨の中。ずぶ濡れになってイワシ(ミズン(2021年11月 ミズンに訂正))からの泳がせしようとするも高めの堤防に足がすくむ。イカ釣りをする島の人に違う人に間違われた。ミジュンも釣れるもポロリ。30分ほどで帰る。イカ釣りの人は結構粘っている。
穴だこは唐揚げにした。内地のタコよりプリプリした味わい。これも巨魚たちの大好物。
4月8日
今日は水温も計らず、釣りにもいかず。昨晩の雨でテンション低い。右手の腫れは変わらず治癒しない。
考えていたAmazon
昨日作業ズボン濡らしているので今日は古いチノパンにて仕事、動きにくい。プレハブ倉庫改修の仕事中に釘を軽く踏みぬき。油断していたわけではないが。踏み抜き防止板の入ったソール
昼は民宿つきの弁当。見晴らしの良い所で食す。
うまい。定期的に食べても良いなぁ。民宿のヘルパーさんとの約束は果たした。
午後も倉庫改修。ボロボロであるが。
業後は港で先輩とメアジ泳がせ。風強い。メアジなかなか出てこない。港の入り口にメアジの群れ。なんとか確保して泳がせようとすると対岸からキャスト。足元の水面に仕掛けがズボリ。攻撃か。ここでもかと少し悲しくなった。
4月9日 ヒレナガカンパチ
右手の腫れ、湿布をして寝たら少し腫れが引いたか。
なるべくゆっくりして過ごす。朝食は卵2個でプレーンオムレツ。今日は釣りをしないつもり。
と先輩が昨晩東の港で2キロ超えのアオリイカを釣ったとのこと。むむっ、流石。おめでとうございます。
今日は休み時間にリレーセンターへ。折れてしまったエギ竿をリメイクしようと。中々修繕に使えそうな良いものはないな。まあまあと二本ほど持ち帰る。
業後。先輩より、「迷ったら行った方が良いですよ、えさ釣りなら負担も少ないでしょう。フフフ。」との囁き。そこにイカっプル(男)より「行くぞぉ!」とのあおり。むう!行ってくるか!と、北港から東港へイワシを探してみて回る。北港は風が直当たり。東港はおだやか、釣り人も数人いる。イカっプルは先着していた。さて堤防の付け根にイワシの群れ。なんと足元に固まっている。完全な集団陣形。いや追いつめられているのだ。
これは何かあるな。と落ち着きを意識しつつイワシ釣り。数匹釣ったところで群れに大きめの魚のアタック。カンパチかな。で、イワシ6匹確保したところで泳がせ開始。タックルはライトめのベイトタックルにフックを付けただけの物。イワシが小さいのでごついタックルでは厳しいのだ。群れの沖側へ投げる。さらにイワシを確保しつつ。すると糸が出てゆく。む?と思い一度回収しようと巻くと急に糸が走る。一瞬で根ずれの感触なのでゆっくりやりとり。スレがなくなったところで強く巻きすると突っ込みでフルベント。これはじっくりやるか。左右に対応しつつ根に行かせないよう竿のコントロールで。姿見えた。予想よりデカイ。ファイトに気づいたイカ釣りの人が取り込みを手伝ってくださった。落としギャフ初使用。
PE4号にリーダーフロロの14号、より戻しを介してシーハンターのハリスにムツバリ。
先輩に固定してもらいました。ありがとうございます。
11.14キロでした。JGFAの正式な秤
母島に住んでやっと10キロオーバーのイワシ付きの魚を釣ることが出来た。遠征に来ていた時からイワシ付きカンパチ純粋に嬉しい。これだから釣りはたまらない。
4月10日
今日は脇浜にルアーで行ってみるもロッドの1番を間違えて出直し。海は澄んで音沙汰なし、ベイトもなし。そこに地元の爺が50号ナイロンを分けてくれときた。先日攻撃しておいて勝手な。実際無いのでその旨伝える。なんでも早朝カンパチを釣ったとのこと。
天気は良好日々少しずつ日差しが強くなってきている気がする。昼休みに先輩が昨日のカンパチを捌いてくださった。腹身を早速刺身に。めちゃくちゃ美味い!
業後は入港日なので買い出しへ。思わず天ぷら買う。ごぼうは我慢した。買う量大分抑えるようになったかと思うのだか。買い物は上手くない。その後炊き込み飯を仕込み釣りへ。先輩とメアジを二尾確保。明日流してみようか。
Amazon
昨日のカンパチのカマ。夕食にする。
めちゃでかくて焼くのに時間がかかる。少し釣り以外のこともしようかな、とも思う。
4月11日
早朝から強風。そして業務開始時間に雨。かくして野外仕事の我々は休み。収入が減ってしまう。午後には天気回復しそうだが。
まずは休息。先日のアオチビキをInstagramに上げたのだが、前からコメント下さる方(のちの影竿使いさん)から「何航海ですか?」と聞かれる。知り合いに伝えずに移住してきているのでコメントでは曖昧にしておく。
アジスカリに入れてあった昨日のメアジは死んでいたので回収し、餌として冷凍にする。先日の倉庫改修で使っていなかった冷凍ストッカーを見つけていたのだ。その後先日手に入れていたエギングロッドの修理。道具は釣り竿と一緒に送ってもらった。折れた部分を接合しガイドを二つ移植。弱そうなところのブランクをエポキシコーティングしてフィニッシングモーター
昼飯は前に買っておいたつけ麺を。ゆで卵も付けて。美味い。太ってしまうかな。その後はまたもや爆睡。
16時前に先輩よりお誘いで東の港へ、とその前に給与を受け取り。お金がもらえるのって嬉しいものだ。ここでは根本的な嬉しさを体感することができる。ご飯を食べてうまいとか、買い物して嬉しいとか、きれいな風景見て物思いに耽ったり、とか。
海は夕暮れで少し霞んでいる。少し高いところを走る北進線はとワインディングは綺麗。ここにいること自体がなんて贅沢なのだ、と思う。さて東の港。イワシの群れは抜けており、小さなトウゴロウイワシのような魚がパラパラ。早々に切り上げ。北の港も覗くがベイトはなし。集落の港へ。灯台の所で先輩が2.5号エギでコイカを釣る。農協売店の女子あり。旅行で来ると最低限の対応だが先輩だとよく喋る。人見知りだったのだな。イカを持って帰っていた。明日はキロイカ記念日だそう。 その後は新しいことをしてみようかと居酒屋の島っ娘へ。少し緊張。所謂飲み屋さん。女性二人で運営してるそう。と、お一人は先日雨の日に東港で話した人でした。あと他の建設会社の人。何故かカンパチの事を知っていた。島では情報は回るのが早い。
どこかのペンションの旦那とイカトーク。東港の過去のイカ釣りの盛況の話も伺う。もしかしたらそれは捕鯨関係の施設のお陰だったのかもしれない。建設会社の二人はアンチテーゼについて討論していた。飲み屋のご飯なので割と高くついたが唐揚げが美味しかった。人の作るご飯はうまいのだ。店内のモニターの映像はクラムボンのサラウンド。南の島で聞くとは。
帰寮後は湯船にお湯をはる。久しぶりに風呂に浸かる贅沢。さて明日は仕事出来るだろうか。天気は?
[ad02]4月12日
少し寝坊して灯台の所へ。メアジはかなり疲弊していた。なんとか生きてるレベル。こりゃ使えないか。取り敢えず泳がせ。ふと今まで困難な日々が多かったせいか平和な日々に少し戸惑い感じたりして。
今日の仕事は何故かスッキリしないものとなる。まあ楽であったが。
業後は今朝先輩1が15キロくらいGTを釣った(流石である)磯へ。
先輩にカンパチのチェイスあるも乗り切らず。ワタクシには何もなし。釣り力の差を感じる。
帰り道、小笠原で釣りをする幸せを改めて噛みしめる。
そして磯釣りが気持ちいい。明日から2連休。うまくやりくりしつつ釣りに行きまくる予定。
4月13日
今朝は早朝から先輩と磯へ。支度にもたついていたら日が出てしまった。海況はザブザブだがオキザヨリのバイトが二回あったのみ。しかし良い釣りだったと感じる。お互い小笠原で釣りという贅沢を話しながら帰寮した。
続いてはバイト。マンゴーの木の高い場所のビニール張り。ちなみにネットはコウモリ対策なのだ。オガサワラオオコウモリは天然記念物。死なせてしまうと厄介だがフルーツ農家には頭の痛い問題。して買い出し、飯。
途中若旦那にラインシステムの話をして。釣りの事を知りたい模様。
午後もスポットバイトへ。そして東港。イワシが少ししか釣れず、やっとで泳がすもカンパチらしき魚にブレイク連発。こんなもんである。直したエギ竿は合格点、今日のところは。
4月14日ネムリブカ チギ
今日は日曜日。釣りに行く会あったが前日の疲れありでお休みした。先日破損したマンビカ126XXXHのガイド交換をしてコーティング。洗濯をしてなんとなくイカ釣り。釣れず。まあよい。先輩現る。見るとヒイカを釣るくらいのエギを投げている。
サメがいっぱい。
ゲンを担いだのだが、今日の効果は無かった。
そして二回目の磯へ。ちとしんどい道。それでも少しは慣れたか。油断はできない道。
マイウェイ君が釣った本日の最大魚。
少し体が慣れたのか?しかし帰り道は竿を包んで持っていただいた。恐縮です。それでも少しずつは体が出来てきたのか?が、まだまだ足手纏いであろう。帰寮し、マイウェイ君にお礼のLINEを入れた。先住の先輩感もあるだろうし。それでも、非力なワタクシを小馬鹿にせずにいてくださるのは感謝。
夜疲れていたがヒレナガカンパチのカシラを酒蒸しに。うまし。まさに生き物直の味だ。
4月15日
今日は曇り。朝、港外の鳥偵察がてらルアーを投練に行く。鳥は見えずたむろっている先輩と釣り名人に声かけられる。いつも港の上を旋回しているしているカツオドリも佇んでいる。
今日の仕事はきつくないが午後から雨が。だる重である、というか昨日までの疲労が出ているのだ。食事の内容も問題か?
業後は何故か東港へ職場の先輩たち二人と行くことに。イワシゼロでした。すぐ帰寮。
雨はシトシト降り続いているがきっとこの程度水不足は解消されないだろうな、と思う。この春の水不足はかなり深刻だ。
4月16日
やはり集落の港にもイワシは接岸していない。以前はこの時期ならイワシが黒い群れをたくさん作っていたと先輩。水温21.2度。体のあちこちが痛い。今日は倉庫改修の仕上げ。ごみ捨て、エンピパイプ置き場作り。
そして入港日。3月に遠征に来ていた大学生(=留学生)が半年限定で住み込みバイトに来た。すごい環境での半年。釣りキチには堪らないだろうなぁ。原付の免許と取ってくることを勧めたが彼の地元では予約が難しかったとのこと。電動自転車を持ち込みました、と。
さて業後は買い出しのちの釣り。灯台の所でメアジボイルあり。多分原因はカンパチ。明日は頑張る!
4月17日
あっ!今日で島に来て一ヶ月だ!あっという間だった!
今日は堤防で釣り。昨日のメアジは2匹生存。
ビニニツイスト+キングノット、いいかも?しかしロングリーダーには縛りにくい。
しかしてかかったのはネムリブカ、つまりサメのみ。落としギャフ失敗。修練が必要か。
漁師の経営するお店というワタクシを上回る環境で滞在。向こうの堤防には先輩。しかしこちらは沈黙。向こうの堤防では四発バイトがあったそう。
仕事は午前少しやってあとは待機。午後はお休み?待機。家事をしたり投げ練したり。ガイドの事を勉強したり。やっと記号の意味は分かったけどメーカーページの解説がわからないから元サイズが不明。
夕方は年度打ち上げ&歓迎会&会長歓迎会。ビールを飲んだら食べられなくなる定番パターン。なんだかんだで医療の話をした。結婚もこれからだよと先輩方に励まされた。雨の中帰寮。同寮の先輩は傘を差さず。「これが小笠原式ですよ」、とのこと。
帰寮後ステラのオーバーホールしたら間違えてロータを付ける前にナットを締めてしまい大事に。ウオームシャフトのナットを痛めてしまった。強度が出てればよいのだけれど、精密機器な事を思い知らされた。ほろ酔いでメンテなんすなんてするもんじゃないな。外は荒れ模様になってゆく…。
4月18日
昨晩は風がすごかった。しかし雨水は多少ダムに溜まった程度みたい。農業用水がやばいのだ。
今日も職場の先輩達ににいじられつつ仕事。先輩方の体力はやばい。これでナチュラルというのだから!業後先輩より沖磯釣行のお誘いあり!しかも土日2連荘!
業後はメアジ釣りし、夜は若旦那の引き上げの人からもらったというリール手入れ。ソルティガZ6000である。島ではソルティガが普通に使われてたりする。彼も日曜日に沖磯に行くのだ。しかし装備が色々問題あり。何とか整える。リールを追加で買いたいと相談されるがどの程度のものを勧めるべきか難しい。どれくらいの魚を釣るのかから決めるしかない。小笠原で本格的に釣りをするとして国産でスピニングを選ぶならツインパワーやキャタリナ以上を選ばないと夜が手は壊されてしまうし…。
4月19日
・・・寝坊した。
朝は灯台のところで留学生と釣り。堤防の外側にはボイル?
業務は小剣先山の岩除去。登るのにフウフウ言う。情けなや。大したことはしてないが疼痛みたいなものがあるのは何だろう?いつまでも若くはない。筋肉のつきも遅い。さて岩を割り落とすと火薬のような匂いとパチッと放電するような音。こんな前触れがあるのだな。
明日は沖磯。ガチで行く。リーダーはフロロカーボンで行く。前回の問題の解答のつもりで行くつもり。磯は違うが。
4月20日
今日から沖磯2連荘。別ページに乗せておきます。
4月21日
沖磯釣行2日目。別ページに。
帰りの船には観光客3名。港で声かけたとのこと。
帰寮して先輩のキハダを留学生と3人で測定と写真撮影。なんと魚のウエイトが減っている!しかし先輩はあまり気にしてない模様。
[ad02]4月22日
今朝は雨。ワタクシと留学生は堤防へ行くのは控えた。先輩とマイウェイ君は挑んだようだがノーバイトだったとのこと。
そして仕事は休み。雨が降ったらお休みで〜♪だ。部屋の片付けなどをする。今日も農協のスパム握りゲット出来ず。
今日からあのWさんが母島入り。ナイロンタックルでどの様なゲームをするのだろうか。
夕方は毎度のメアジ釣り。港はドロドロ。脇浜へ。とここにメアジはいた。釣り続けていると単発ボイル!急いで泳がせするもサメ。その後留学生と合流。少し話す。のち宿にのWさんを表敬訪問。興味深い話を伺い明日の良い釣りを願った。
帰寮すると荷物が届いていた。父のチョイスは流石。
4月23日
5時起床。
少しジョギング。同寮の先輩の影響である。石次郎海岸入り口まで。坂で足が止まる。全然体力ない。情けないだが少しずつやろう。腰が重いのは筋肉痛か?
仕事も雨で途切れ途切れに進行。車少しずつ慣れたか。
業後はメアジ確保へ。島に来ているWさんにメアジをあげようとするも辞退される。自己完結したいとのこと。心中お察しすべきだったと反省。
脇浜にはメアジの群れ。カンパチらしき姿も見える。
帰寮後は何故か遠方の釣り友からの連絡多し。人間の活性って重なるのかな?
4月24日
今日も霧雨。
水温21.4度。屋久島のI様の影響でまた測ってみる。情熱が熱いが、面白い方である。昨日はまたもや長く電話で話してしまった。彼の科学的アプローチは勉強になるし、先輩の経験則から取捨選択したシンプルシンキングも正論だと思う。
そういえばオーバーグラス届いた。この島には眼鏡屋はなく、日差しは強く。もともと弱点である目を保護しないとやられてしまう。先輩の真似っことも言えるが。
朝からの雨で仕事は待機。
狙っていたスパム握りをゲットして、よしトレーニングをしよう。12キロのザック背負って小剣先を登り。なるべく速く登る。足元はRT-R。ラバーの磯靴である。
タイムは8分15秒でした。しかし下りの方がおっかなびっくり。雨で滑るのだ。公園にも行って階段昇降をしてみたり。港にはははじま丸出迎えの人々。屋根下にて若旦那と話しているとどこかの宿の人に「入港時ここにバイクを停めちゃダメだ(ちと強い口調)」と注意をされた。ちょっとブルーな気分になる。港は危険がいっぱいだが島民ノリでのやり取りは危険かもしれない。今回はワタクシが悪いのであるが、旅行者であれば現住民とのコンタクトが島の印象の大部分になってしまうからだ。
午後は快晴。仕事も再開。しかしGWは9連休。良いやら悪いやら。しかしGWなんてまともにとった記憶がないな。
業後はカンパチ狙いに。しかしボイルはなし。明日は業務前に磯アタックのお誘い。先輩たち二名と。楽しみだしトレーニングにもなるかと思う。
4月25日
今日は早朝から磯へ。距離は近いが玉石とぬかるみの斜面を下る難ルート。最後に崖を下ったりよじ登ったりして到着。水温21.4度。少し低い。
遠くの潮目が近づいてくれば。釣果としては先輩のタコベイト付きのジグにバラクーダが1匹のみ。ワタクシのルアーにはあたりがあったのみ。帰り道もしんどいが先輩方は普通。自分の体力のなさに情けなくなる。滞在時間は有限なのに。
さて、仕事。今日もいぢられつつ仕事。不甲斐なさと今朝の事が相まってブルー。
遠征のWさんか帰っていった。今一つでしたとのこと。業後は東港向かうも通行止め(島では道路保持のため年中道路の張替えを行っている。なのでタイミングが悪いと北進線の単線部分が通行止めになり北港までいけないこともある。二航海で母島に滞在する時は要注意である)脇浜にて投げるもお目当ておらず。
4月26日
寝坊はしなかったが今日は釣りに行くのを控える。灯台までジョギング。桟橋には釣り名人。サメよけの秘策を見せてもらう。外海には鳥がパラパラ。イソマグロもいた模様。水温は22.6度。
先輩より、仕事中使っていた水筒の人が秋には帰ってくると聞き、急遽元あった場所に戻す。ほかの先輩方は大丈夫だと言ってくださったが。きっと揶揄われているのだろうがそれに付き合う心の余裕がない。
今は釣りのこと、体力的なことで余裕がなくちょっとしたことにも過敏反応してしまう。HSPの本領発揮だ。腹立たしい事もあるが堪えねば、と自分に言い聞かせる。永住移住が不可能となった今、釣り留学の時間は一年だ。職場の先輩方にも甘えてはいけないなと思う。
午後の業前に先輩の釣ったキハダの書類記入のお手伝い。ワタクシ自身のこだわりは無いが関われのは光栄な事だと思う。
業後は東港へ。少しだけイワシらしき姿見えるものの音沙汰なし。夜まで粘る。しかしこれだけのポイントに一人とは。
4月27日カッポレ
最近過敏になっている。「言葉にあまり囚われすきてはいけない。自分の常識を人に当てはめすぎてはいけない。」と自分に言い聞かせる。
今日の前浜水温24度。しかし磯は23度くらいではなかろうか?
今日は磯に三人で。
ワタクシは右側。二人は左へ。しかし音沙汰なし。毎度のことである。
先に職場の先輩達は上がり、ワタクシ1人残る。小笠原の地磯に一人なんて贅沢な。と、ここでカッポレがヒット。
のんびり過ごす。
先輩船にエンジンが届いていた。自分たちで取り付けしている。というかこの先輩はなんでも自分でやってしまうスーパーマンである。
しかし今のご時世金持ちか島でないと船なんて持てないよな。
昼寝して向こうの堤防のテトラ帯ルート検索。ダメ。付け根も波が荒くてダメ。踵を返して脇浜へ。とここでカンパチのボイル、すぐに移動してホッパーを投げると一発アタックあり。しかし乗らず。残念。
夕食後は寝落ち。
4月28日チギ
GW、今日も磯へ。
左側へ入りたかったが力量と人員構成から仕方なく右手へ。しかしこの島の地磯を独り占めだから贅沢なことだ。しかし音沙汰はなし。左手はどうだろうか?結局プラグでは当たらなかったのでインチクにて、チギ。
その後はアルバイト。アカギで板作り、搬出。帰宅してラーメンライスで食後爆睡。
起きて港でやっとお世話になった船長と再会。飄々とした面白トークで爆笑。その後お出迎え。遠征人語さん、影竿使いさんご一行来島。ご一緒出来ると思われる。遠征人語さん、「島に住むとはズルい」と笑う。買い物後脇浜へ。カンパチのボイルあり。アジャスト出来ず。その後はメアジを狙いに留学生と合流。
島に定着する人の少ない理由を話し合う。色々と油断ならない事、期間限定でないと厳しい事などを話し合った。釣りにとって天国でも住む環境としては厳しい。何故この島に定住出来ないのか、少しづつわかりかけてきている。
今回のGW、島にも多くの猛者が集っている。かつて八丈で出会った方、拙ブログを数年前から読んでくださった方々。(ヨイショでもお誉め頂き恐縮です)
このGW、海は少しご機嫌斜めだが少しでも夢に近づけるようにと願ってしまう。
遠征のワクワクと切なさ。きっと皆さん今日は眠れぬ夜を過ごしているのだろう…。
4月29日
今日はいつものメンツで3時集合で向こうの堤防へ。といってもワタクシは小磯。
しかし音沙汰なし。5時ごろ遠征沖磯組の船が出て行く。
帰寮してガッツリ朝飯を食べアルバイトへ。休日だらけなので少しは働かねば。
午後はまずラメーフ へ。遠征組のタックルが半端ない。ヤンバルアートの堀さんも来ていた。カルティバの吉成さんともう一方もご一緒。先日のSFPCでお声を掛けさせていただいたのだ。LD使いとしては憧れのアングラーでもある堀さん。さてどんな釣りをするのだろう。
夜はメアジを揃えた。明日持参するのだ。
4月30日
平成最後の日。今日は遠征組と沖磯釣行へ。別ページに。
厳しい釣行だった。明日も沖磯釣行だ!桟橋にはメアジを狙う遠征者や単独行のロングロッド使い。あのサバロでオーダーメイドしたらしい。ウーム只者ではないな。
5月に続く。