【渓流未経験者】初めての渓流山行釣り 用意したもの、苦労したこと【こうすれば良かった…】

2021-08-12釣り具

なぜか磯大物ルアーをなさる人は渓流にも魅かれるようです。なんででしょう?

今回は先日の渓流山行釣りで用意したもの、持参したものを列挙していきたいと思います。また、こうすれば良かったなと思うものも記していきたいと思います!
登山に関しては全くの素人、渓流釣りは近いものなら幼少の頃にアユ釣りをした程度です。そんな人がどんな装備をしてどんな問題が出たか、ご参考になれば良いかと思います。準備の参考まで道具にリンクを貼っています。

前提

渓流は本流でなくそこまで大きな流れなし、巨岩がゴロゴロしている状態。道中の道は荒れた登山道をそこそこの斜面で山越え。最大高度は1000m超くらい。時間は片道3時間くらい。避難小屋にて山中泊です。水は持参しました。スタート地点で気温摂氏20度くらい、早朝は摂氏7度くらいでした。まあ超本格的な減流行の方からすれば大したことないと思うレベルです。

ワタクシのスペックは・・・

身長173cmの87キロです。いわゆる肥満ですね。最近は運動不足でしたので山行前に多少有酸素運動はしていましたが。
今回のルートの渓流山行釣りはザイルワークを伴わないそこそこの登山だったと思います。滑ったら大けがぐらいじゃ済まない箇所がいくつかありました。もちろん経験者がいなければ単独で行くべき道ではありません。

装備準備での要点としては

  • 基本的に高度差のある登山なので寒暖と汗対策をちゃんとする。
  • 楽観視した準備をしない。登山としての下調べをする。
  • 自分の体力とコースタイムを把握しておく。
  • 渓流用のタックル専用品を準備しておく。
  • 装備の最大長はザックの最大長内に合わせる。
  • 一度装備を詰めて歩いてみる。

ちなみにトータルで16キロぐらいでした。
ではまず入れ物から…。

ザック

同行者1のアドバイスに従って近所のジャンク屋さんにて中古のザック35Lを購入しました。4000円くらい。新品で買うと15000円以上はしますが本格的にやるなら悪くない投資だと思います。ちなみにテント泊するのであればこれではぎりぎり小さいです。40L以上あった方がよいかと思います。あと少しでも軽くしたいので磯で愛用の防水ザックはやめておきました。あと登山用のザックは背負い方というのがあります。YouTubeなどで調べてみましたが正しい背負い方による疲労度の軽減にはかなり差が出ると思います。

中に水バックを入れているので不格好ですが。
参考にさせていただきました。

服装

まず下着。汗っかきなこともありここは普通のもので汗冷えになります。磯で愛用している登山メーカーfinetrackさんのドライレイヤーベーシック VネックTドライレイヤークールブリーフ MEN’Sを使用しました。おかげで汗冷えは最小限にできたかと思います。そこに磯で使っているタイツと通気性の良いTシャツ、アームガードはもとから所有しているものを使用、上着は釣り用のゴアテックスのレインウエアの上着を着用しました。
靴下は防水ソックスを使用しましたが沢越えがそこその深さもあったため負けてしまいました。二日目からはネオプレンの靴下を使用しました。いわゆるウエーダーは持参しませんでしたがせめてゲーターを持参すべきでした。5月中旬でも渓流魚のいる水は冷たいのでした。(ゲーターは以前から所有、足先部分はカットしてあります)

ゲーター


帽子もゴアテックスのもの。汗でビタビタになりましたが乾きが早くて助かります。ここで特筆すべきは素肌をむき出しにしないことだそう。蛭が多いのでかなり不快になるそう。サングラスは磯で使っているものを使用。
あと個人的な装備ですが山道ではグローブをして渓流では釣り用の2本指出しグローブを着用しました。

素手で触ると魚が傷むので。

問題は靴!

沢歩きを意識してラバーソールで水はけのよいハイカットの磯靴を使用したのですが荒れた登山道ではワタクシの足首の弱さもあって足を痛めてしまいました。やはり靴は登山用と沢用と分けて使用すべきでした。お気に入りの林業スパイクでもよかったかもしれません。まあ用途が少しづれたという感じでしょうか。

長年使っている磯靴

装備品

まず水。道中で飲む用に1000mlのペットボトル3本とダイソーで買った3.9Lの水バックを持参しました。これで約7キロ。
ロープとナイフは磯で使用しているものを。
湯沸かしができる道具として小型のガスストーブとキャンプ用の鍋。
一泊分の食料と着替え、ユニクロさんのウルトラライトダウン。
ランタンヘッドライト。ヘッドライトは磯で使用しているもの。少し重いが許容範囲です。
いつものiPhoneとモバイルバッテリー。iPhoneは社外の防水カバーをしている。というか普段からしている。防水というより衝撃ガードの意味合いが強い。もっと丈夫な製品作ってほしいが…。加えて登山アプリをいれておりルート記録や現在地把握には不可欠。地図も持参したが現在地把握は難しいので。なんでも今の登山業界では登山系アプリは必須な模様。もちろん圏外だが何かの技術で表示できるそう。
寝袋は7度まで対応のもの、+シュラフカバー。最悪野宿になってもなんとかなるもの。実際少し寒かった。エマージェンシーシートも持参。
普通のポータブルラジオも持参したのですが電波が届かなかったです。内地でもそういうもの?
あと試してみたかった浄水器も持参してみました。使用しませんでしたが。
あと安全策でトレッキングポール二本。ホームセンターで購入。足少しくじいても同行者1に極力迷惑を掛けないためです。
食べ物は麓のコンビニで購入したパンとおにぎり、カップヌードル、缶詰カロリーメイト、インスタントコーヒーの元など。いつも持参している塩剤タブレットも持参しました。大量に汗をかくことは分かっていましたので。
ちょっとオーバーに感じられるかもしれませんが最悪を考えるのがワタクシの考えです。
あと熊よけの鈴

一番安かった

熊出没情報が多いので。効果はわかりませんが本州でも熊には出くわしたくありませんね。熊スプレーも装備したかったのですが予算の都合で諦めました。
夜、宿営地の周りは多くのシカやモモンガ?ムササビ?が見られました。首都圏から遠くない釣り場でしたが野生動物がいっぱいです。熊の爪の跡も確認できました。

こうして見ると磯で使っているものが結構流用できるといえます。

釣り具

餌とルアーで欲張ってしまいましたので両方持参。少しかさばりましたね。
竿、ルアーは5.6ftのスピニングロット、2ピース。これが山行でかさばりました。荒れた登山道では木々の間をくぐることも多く、また小さい支流では5.6ftでさえもキャストに引っかかる状態。
餌釣りは4.8mの普通の延べ竿を持参しました。仕舞寸法は良いのですがハリが柔らかくピンポイントで振り込むには厳しものになりました。またミャク釣りで片手でキープして握りのみ支え続けるので軽い方が良いですね。そう考えると渓流専用品が良いのかと。実際同行者1は5m超えの専用竿を使っていました。仕舞寸法はザックに完全収納されていました。
まとめると仕舞寸法はザックの長さ以内のものでないと邪魔になるということです。手で持っていくのは厳しいです。
仕掛けはセットのミャク釣りセットを購入しました。目印が大事、もっと予備を持参すべきだった。ラインが細いので見失いやすいです。また底近くを流すので替えの針は多めに持っていくほうがよく。ハリス0.6号にマス針6号くらいを持参。同行者1の事前のアドバイスにより竿の長さより短めに設定して長さを調整しておきました。餌は釣具屋で売っているブドウ虫を2パック持参。
ルアータックルはラインはナイロンの1.5号、アジングで使用しているスピニングリールのレブロスを持参。ギヤ比などはよくわからず、しかしながら細いラインだからドラグは大事かと認識。

レブロス

最近流行りの?渓流用ミノーを数個持参しました。なんでも春の良型渓流魚は幼魚をよく食べるとのこと。だからヤマメカラーのミノーが多いのか…。

共喰いは魚食魚ではよくあることですが自然は厳しいですね。あと管釣り用やメッキ釣りで使ったルアーを持参してみましたがやはり渓流の速い流れに向くルアーの方が使い勝手が良かったです。あと以前から持っていたランディングネットも持参。マス用の目のきめ細かい奴です。キープして撮影するときに使おうかと。

ヒイコラいいながら下山するワタクシ。

最後の装備は登山計画書を出すこと。出さなくても行先、コース、同行者の連絡先、帰着予定時刻を家族等に知らせておくことです。今回のコースでも何人も遭難者が出ているそうです。釣り人からすると登山計画書とかは縁遠いものです。山でなくてもそうですがハードな釣りに行くときは家族や親しい人に具体的な行先を伝えるべきかと思います。

以上未経験者の初めての渓流山行準備でした!何かの参考になれば幸いです。


離島の友

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Posted by Kamaji