2020年3月29日 母島沖磯釣行 鬼岩~向島北端地磯

2021-12-21小笠原母島遠征

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当日の朝 中潮 満潮8:28 干潮15:14 日の出5:25

※釣行記を読む前にご一読願います。https://remember-fish.blog/hahajima-rock-fishing-report-attention/

春休みで留学生とその友人が遠征にやって来た。彼らのお誘いで沖磯釣行が実現した。3月は沖磯にはアベレージの釣果としては厳しい時期なのだがもしかしてもしかして一発大物はあるかもしれない、小笠原だもの、そんな時期である。

昨日乗った彼らの話では20センチ以下のルアーに反応が良く、カマスサワラが当たってきたとのこと。しかしルアーも奪われたとのことで、ザイロンを入れたシステムも用意しておく。朝船長に会うと開口一番「今日は磯乗れないよ〜。」と弱気な事を言う。「どこか乗れそう」とこちらは思うが。

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五時半出船。が留学生が寝坊。顔がパンパン気味。島の若い仲間と飲んだかな?「久しぶりの沖磯は疲れました。」とのこと。大願成就した彼は目の奥にあった闘志は影を潜めていた気がした。それでも釣りは好きなのだろう。

夢を叶えたあとはどうなる?をふと考える。

こちらはといえば久しぶりの沖磯にワクワクが止まらず、先輩もワクワクしているのが伝わってくる。

戦友達の希望と風向きにより、乗るのは鬼岩。ウネリが少し当たるがなんとか乗れそう。無事に4人渡礁。足元を波がさらうのでそれぞれ立ち位置を限定されつつ釣り開始。若き釣り戦友達が視界に入る場所に立ち、先輩と声を掛けて釣り開始。もちろんワタクシが優れているわけではないが、見ているという感じが大事かと思っている。

さてポッパーから開始。思えば135ZG初沖磯である。果たして良いところが発揮されたりする。まずキャスト。安定して飛距離を出していく。シャキッとしたキャストでは130ZRの方が若干良さげではある。加えて今回のような立ち位置が制限される事態では立ち位置からの選択範囲が広いのがまた良い。欠点としてはやっぱり重い(笑)投げ込みしてなかったら無理だな。大体沖磯にはロッドを3本持ち込むのだが状況などを見て切り替えていくのがよさそうだ。距離が欲しい時、磯際の形状、ルアーを機敏に動かしたい時、あまりにも障害物が多い時。そしてちと疲れた時、などなど…。
その後水面が荒れているので水面のアピールは厳しいとマグナムミノー20cm にチェンジ。
一通り探ってみてからXR2スピニングタックルを手に取る。とても軽く感じる。これは135ZG投げ練効果かも。投げるとスイングスピードが自然と速くなる。昔はこれで戦っていたのだ。とても華奢に感じてしまう。ギリギリの設計でつくっているのだろう。良い竿だがこの竿で目標魚に挑むにはちと不安になってしまう。ルアーとしては小さめのシンペンを通してみる。ローデッドのスモールのものやアスカモジョー、マグナムミノー のシンキング16センチ、150gジグを巻きで通してみたり。
しかし反応はない。他のメンバーは何かがついてきたりはあるもののバイトはないとのこと。皆ダイペンを投げている。時折ミノーも。先輩は初ボアー。気に入った様子。

ワタクシはと言えば同行者1の釣り方を思い出して立ち位置を固定してマグナムミノー を淡々と投げ続ける作戦とした。ジャークしてみたり少しステイしてみたり。マグナムミノー はスローシンキングだと思う。最終的には中程度の速さで足元までしっかり油断しないで巻き、ワンテンポ待ってから水からあげるのが良いかと思っている。魚を寄せる能力はどのくらいあるのかは感覚として掴めてはいないが見かけた魚が食らいつく確率が高いルアーなのは確かだ。そういえば繰り返し引き抵抗があるルアーを使い続ける時、巻き重りする竿は疲れるのである程度張りがある竿が良いというのがワタクシなりの結論。内地にいる時はそれを満たしてくれる竿を探した試行錯誤の日々だった。

さてなんとなくだが魚食魚がベイトを追い込むのに良いかと思う凹みにルアーを持っていく。追ってくる魚が餌をくぼみに追い込だぞ!という感覚になるように。しかし瀬際に近づけすぎると一発でラインが噛んでしまう。良型の魚は何にせよ隙をつくのが上手いのだから仕掛けが水についている間は油断してはいけないし、やばいところと食わせてもいけないのだと思う。

しかし開始30分で誰も音沙汰がない事から今日は厳しいと思う。足元に小型のベイトが見えないのだ。それでも「下げ始めからが時合だよー。」と若き釣り戦友に声をかけて投げ続ける。下げ始めて潮が走り出すことに期待する。少し期待値が下がった時、凹みに誘導したルアーを下から来た鈍い銀色の魚が咥えて反転した。1メートルほどのイソマグロだ。巻き合わせを入れ更にスプールを掴んで追い合わせを入れた。しかしガチ止めはせず走らせる。1つはこの角度でガチドメしてもこちらが耐えられないこと、もう一つは根ずれの感覚が無かったことで沖に出てから止めれば良いと判断したから。しかし70メートルほとで重みがなくなる。針が外れた、か噛んでいただけか、と回収してくるとまた何かが咥えた。こんな感覚を二度繰り返した所で釣れたのが、可愛いカッポレ。

撮影7:42

しかしこの後うねりは厚みを増しリスクが高まって来た。遠征の若者たちがいるので早めの用心して船長を呼ぶも気付かず。今日に限って電話も通じず。40分近く気付いてもらえなかった。寝てたかな。船長も歳なのだ。この島の遊漁はどうなるかな?遊漁は難しいしリスクがある。皆がやってくれるわけではない。

先輩はワタクシに向かって「大きい声出るんですね(笑)」と。島ではかなりおとなしくしてるのだ(笑)

10時すぎ回収、移動。

次に向かったのは向島の北端の蝶々岩。島の影と影でうねりは来ない。

早速チギ。

この北端周りは浅い。良型チギ。

遠投すると深みまでは届く。しかし潮が動いていない。一通りルアーで攻めてからデットベイトで。

岩の西側はフラット。宝貝がチラホラ。デットベイトで打ち込むと一度ラインが走るが乗らず。活性が低いのだ。ともかく初めての磯なので色々散策してみる。島の色々な場所を見るのが楽しい。

デットベイトでチギ。根に噛むがクリア。

デットベイトを打ち込んで待つ間日が出てきてポカポカ。ついついウトウト。先輩に撮られた。彼はワタクシを笑い者にするのが好きなのである。いつか何かあるなと予感が強くなる。

ウツボ(名称不明)。長いが135ZGの敵ではない(笑)。

にゅる~とした感覚で上がってきた。

釣り戦友が最後にサメを釣った。動画を撮りつつ「ちゃんとファイトしないとだめだよ~。」と声を掛けた。

15時すぎ撤収。厳しかったが海がざわついてはまあこんなもんだろう。久しぶりの沖磯楽しかったな。

走り書き的覚書

重りをデッドベイトに入れるのは可能か?
マグナムミノー を投げ続けて寄せる(?)。
デットベイトのリーダーは太めが良いかも。
140lbのネズレで切れるまでの時間が早くて対応が追いついていないのが課題。ラインコントロールするのが追いつかなくてブレイクしてしまうのだ。
遠目のキハダなどを狙うには飛距離は必須。組み合わせは色々用意しよう。
影竿でのファイトのタメ具合、ドラグ設定練習せねば。

小笠原母島遠征

Posted by Kamaji