2020年7月11日 母島沖磯釣行 二本岩
先週に引き続き今日もIくん、そしてPさんと沖磯へ。しかし今日は競合あり。海は東からのうねりがあるので南方向の二本岩を提案された。二本岩は比較的多方面からのうねりに強い磯。当たり外れが大きいが初めてならば名礁に乗りたいだろうし日陰もあるしこの時期には良いかなと思う。
※釣行記を読む前にご一読願います。https://remember-fish.blog/hahajima-rock-fishing-report-attention/
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潮はこんな感じである。
Iくんは色々とこだわりのあるちと拗らせ男子である。二航海で大分この島の気候にも慣れたとのこと。そしてこの島の沖磯に魅入られてしまった模様。治らない病だな(笑)船は海徳丸である。予約はI君がしてくれた。彼は前日に他の遠征者と沖磯に渡礁して良い成果に恵まれたそうである。
磯へは港から30分くらいで到着。二本岩を一周してから渡礁した。南側はウネリが多少当たっているが裏(北側)は大丈夫そうだ。例によってバラ…バラと小石がたまに落ちてくる。この磯は流れが速い。潮止まりの時間にもよるが釣り始めの1時間でその日が大体予想がついてしまう。さてルアーを引いてみるとイソマグロのゆっくりチェイスあり。お、いるのだな。磯際にはカッポレとササヨがチラホラ。今日は悪くない雰囲気かもしれない。しかし散発的な追尾でスイッチが入らず。ルアーで水面叩きつけたりしてみるも魚は浮くのみで口は使わない。ここでまずは泳がせしてみようと餌釣り。
メアジも刻んでコマセにした。何度も書いているがコマセ(チャミング)はルアーの人の中には「邪道だ」とかや「サメが寄っちゃう」とか言う人もいるけれど小笠原の磯で巨魚との接点を増やすには良い手だと思う。すると
後はオーバーサイズのササヨ。と、さんが釣った40センチくらいのカッポレを水面でバチャバチャ。ナマズのポカン釣り的な感じである。これで食わせるというより寄せるための音である。すると時折フラ〜っとイソマグロや何らかの魚が深いところを横切るのだ。
そしてポカンしていたカッポレをラインフリーにして泳がせてみる。一瞬小用で離れるとタリカⅡ25
こんなサイズが続く。
Pさんが良さげなホシカイワリを釣り上げた。美味しそう。
12時過ぎとうとう眠くなってうとうと。
日陰がまだある。するとまたもやクリッカーの音。すぐに対処するも磯際にスタック。なんとか仕掛けは回収できた。いかんいかんとタックルを上げしっかり仮眠。前日飲み会はやはり堪える。年だろうか。2人は磯際のカッポレ釣りに夢中である。
…。
さて目覚めて磯変えするかどうか。目の前の潮は結構走っているがこのまま走り続けるならこの磯はダメだ。すると今日は潮の方向に変化がある。ベイトも多い。ギンユゴイがカスミアジに追われたりしている。これは夕方の潮止まりに時合来そうだ。と。すると魚を回収に来た船長が「裏はイソマグロの運動場だよ〜」とのこと。うーむあいつら裏の陰にいるとまったりしているんだよな。と、Iくんマグナムミノー200
裏。我らは少し休憩で波打ち際で穴ダコ探し。するとメインラインだけになったタックルを持ってIくん帰ってきた。「イソンボにやられましたぁ」、とのこと。太いイソマグロが真下から出で止められずにブレイクしたとのこと。お、珍しい。Iくんは、基本的に接続金具~リーダー~スペーサーのシステムを何個か用意してとメインラインでつなぎ変えるスタイルの様子。メインライン大丈夫かなと思い声掛けるも「擦れてる部分取ったんで大丈夫です!」とのこと。ここで魚回収に来た渡船からパラソルを取りに。船長に最後までこの磯でやることを告げる。こういう見極め難しいといつも思う。運命の分かれ道。
さて。
裏は先に潮が緩み始めたようである。ならばとIくんに声を掛けて裏でマグナムミノー200
ともかく二人とも楽しんでいて何より。ワタクシの方は結局細工したデットメアジをイソンボが一度咥えたがすぐ、ぺっ。最後に並んでチェイスしてきた別の魚が食った、いや食ってしまった。
あーあ。まあまあな元気なサメ。よく引くけどなぁ。Pさんが針が勿体ないと引き揚げてくださった。サメは近寄ってきたIくんを尻尾で引っ叩いた。Pさんが「危ないよ」、と声を掛けていた。「怖いー」、と呟くIくん。
針を外してやった。16時、ここでタイムアップ。
Iくんは海から宿題出つつも良い思い出になった1日となったのではないだろうか。船は時間をかけて帰港。Iくんはなにか沢山話していたな、と記憶。何を話していたかは記憶ないのだが、帰港する磯師は饒舌になったり物思いに耽ったり、である。Iくんの小笠原遠征もこれにて終了である。