【偶然 必然】2018年6月15.16日 伊豆大島釣行【ハマフエフキ クエ】追記あり

2021-12-30釣り遠征記

(旧ブログより過去の釣行記を再編集して掲載します。釣行の参考になれば幸いです。)

2018年6月の伊豆大島釣行を記録として時系列にて記します。

この週

大物を釣りたいワタクシは連休を利用してなんとか釣行を計画。天気サイトと海流のサイトとにらめっこ。八丈島はなんとか黒潮からずれたが、水温が高めか。外房ではヒラマサ釣れたとの情報あるも簡単に入れる釣り場ではない。

木曜日

台湾の先の熱帯低気圧が台風になり、島釣行の確率が減っていく。

金曜日

朝 八丈島の知り合い(以後スイーツマン)にツイッター経由で状況を聞くも海況、雨共にいただけないと返答あり。日曜日朝から午前いっぱいはやれそうだが危険か。   15時  東海汽船が八丈島までを欠航とした。丈への道は途絶えた。   ほぼ定時で上がるも二連休どうしようか悩む。SUPか小物釣りか。筋トレか。天気サイトや海流みて悩む。

6月15日 

6/15は午後から回復、日曜日は午後から晴天と天気予報は言う。 

この二日間の潮回り等
6/15 新月に近い大潮 満潮18:49 日没18:58
6/16 中潮 干潮0:02 満潮5:21 日の出4:28 

8時 

スイーツマンとツイッターでやりとり。三宅弾丸を提示するも水温がすべてとたしなめられ、伊豆大島を勧められる。伊豆大島が水温良好なのも風裏もわかっているが受け入れ条件が厳しい。それはジェット船なので船代高めなのと波高に弱い点、あとレンタカーが少ないこと。とにかくレンタカーを問い合わせるもすでに予約済み。とスイーツマンより「スクーターにしたら」との事。
むむ。
そこにツイッターにて伊豆大島在住の高校生からタカベの群れが入っているとベイトの情報あり。少しチャンスあるか。またスイーツマン「大きいのは分からないけどヒラマサの水温だね」と。


よし!!

10時30分

伊豆大島行きを決断。スクーターを予約し、ジェット船を予約。行きは最終便帰りは日曜日の島発14時40分の臨時便。さて道具を準備。竿は3本。玉の柄は細めの6mのやつ。ジェット船なので極力絞らないと。


12時32分 自宅出発。

13時32分

竹芝到着。チケット購入。JAF割引使って往復1万3千円ほど。軽く昼食を取り。荷物のお金を追加で確認すると分け方で大丈夫になるとのこと。荷物の高さが問題であるよう。

鞄はたすき掛け。

14時10分搭乗開始。14時18分出航。埠頭にはアメリカ海軍の病院船マーシーが。その後は音楽聴きつつ夢の中。
15時40分ごろ目がさめる。東京湾出ると少し揺れるこの辺は海洋哺乳類が多いとのことで少し減速する。

16時

伊豆大島着。霧雨が降る。あれ?晴れになりきってない。レンタカー屋さん憐れみの表情。他の先客さん(釣り人)の手続き終わってワタクシに「なんとか車用意するよー。」

車内

ということでスクーターから箱(釣り用の軽バン)に変更になった。レンタカー屋さんの臨機応変に感謝。

16時30分

レンタカー屋さんを出発、まずは伊豆大島を代表する釣具屋の丸市釣漁具店さんへ。アミコマセと電気ウキ用の電池を買い地元スーパーで食料仕入れ、釣り場へ。基本夜釣りするので埠頭に車が入れる所へ向かう。ちなみにこういう時、お酒は買わない。私感ですが釣り場にいる時にお酒は絶対に飲みません。個人的な考えです。

色々さえぎられて凪です

16時50分

現着。埠頭先端。5人組の若者達が先端でルアー、左側でファイト中。先端に近寄ると左端の青年がファイト中。スレ化しているがアタックしてきたと思われる針かかりのカンパチ。「結構当たってるんですよ」とのこと。時合だなと青物ライトなタックルでルアー参戦。40分ほど投げるも音沙汰なし。そこで餌釣りに。サビキで足元に見えるタカベを狙う。右隣のファミリーサビキで釣れず。やはり伊豆大島のタカベは難しい。小さいスキンサビキでやっと三匹。フラッシュサビキやトリックを忘れた!バタバタしすぎである。

魚

このタカベをエサにXR-2にエレベーター仕掛けで投入。潮は左から右へ。速い。しかし食わない。ルアーと併用で釣り続ける。

19時頃 

夕闇迫り、タカベの姿が消えると左端の青年またもやファイト。先ほどより抵抗感が強い。針が移動したのもありそうだが、でかそう。とばらし。あーっと周りから声が上がる。ルアーはリライズ。

それでも二本はキープしているとのこと。いろいろ情報伺うと、「年に数回大島に来る。少し沖でトビウオがはねたのを見ました。」とのこと。彼らはその後帰宅。夜は飲み会だそう。後ろにはイカ狙いの地元民が入り始める。ぱつりぽつりとは釣れた模様。徐々に昼間組帰り、真鯛狙いやら夜フカセの人が入ってくる。サバやらイサキを釣っている。

19時30分すぎ 

地元の人と話しつつ(最近タマン釣れてるんですよ~。なんて)シンペンのリライズをフォールしてからジャークして6しゃくり目くらい。ぐにゃ。ん?海藻?地元の人「そんなとこに根なんかないよ!魚だよ!」「えー?」カリカリカリ・・・。グン!ぐにゃー!魚だ!ジリジリジャッ!ジャッ!ジーッ。なんだかわからないが一個しかないルアーを渡してはいけない!久しぶりにサムプレスとスプールテンション掛けたりする。この青物ライトタックルでは初めて。「切れるな切れるぁ~。」と祈る。タックルの限界を超えた相手なことは間違いない。やばい。「せめてルアーは持って行かないで~。」
結局フックアウト。5分くらいやりとりしたか。「姿見たかったなー」と地元の人。「ウミガメじゃねー?」とギャラリー。エイではなさそうだし、青物でもない。うーむ。
話をした地元の人は定年退職して移住したとのこと。「海を見ているだけで癒されるよ~。ここは大物は夜だね。」とのこと。もちろんそのつもりで来ましたとワタクシ。その後スイーツマンにツイートすると「モロコかもね」地元の高校生「モロコならタカベでも狙えますよ」とのこと。やや疑心暗鬼。いるのは聞いているが専門に狙ってる釣り方でもないのでまさかそんな。

20時50分頃

底近くに落としたサビキには小ムツ。タカベはもう確認できず。サバを狙うためサビキを大きいものに変える。20cmくらいのサバが釣れる。これをエレベーター仕掛けの餌として泳がせる。もう一匹は切り身にしてタマン狙いへ。寒くなってきた。風はまだ吹いている。ヒートテックを着てレインウェアを上下着こむ。

21時20分

夕食。釣り始める前に買った弁当で夕食。それにチキンフライを追加。お菓子を少々。弁当のご飯は半分は廃棄。甘いものを絞るより炭水化物を絞る方が血糖値はコントロールしやすい。そしてそのまま寝落ち。

22時30分ごろ 

外が騒がしいので飛び起きる。エレベーター仕掛けに何かかかっている。クリック音が鳴り響いている。飛び起きて合わせると結構な引き。ポンピングして寄せてくる。走るときのスピードは定速で走る感じ。これは・・・。と寄せてきたところでプツン。ハリスの切りくちすっぱり。おそらくサメだろう。泳がせあるあるだな。
ここでタマン用には釣った鯖を捌いてぶっ込み。XR-2でエレベーター仕掛けで巨鯖を流そうと思うも弱っていて泳がない。なんとか鯖を確保しようと奮闘するもエレベーター仕掛けを根掛かりして高切れ。切り身の方にはウツボが。

ピンぼけ失礼。トラヒゲウツボ?


とりあえずこのウツボを外してモンスターのほうにフロロのリーダー60lb、シーハンターアシストのフックのマゴチ泳がせ用のより戻し付き針。小さめの鯖(20センチくらい)を泳がせにしておこう。小さめの鯖は流すとキュンキュン走っていく。wm60にはクリック機能はないのでメカニカルブレーキしめて鈴付けて流しておく。もちろん尻手ロープ忘れずに。

23時過ぎ ハマフエフキ!

先ほどの高切れしたXR-2タックル、糸巻量が足りない。そこでリーダーのフロロ90lbをロングリーダよろしく20メートルくらい巻きこんでおく。そこからよりもどしを介してシーハンター20号のバイトリーダー30cmからのムツバリ(だったかな?)の18号。これを用意しておく。

釣り針
こんなのです


しかし今日の大島のサバ。同じ桟橋でも釣れるところが限定されている。なぜかワタクシの釣り座からは釣れなくなった。仕方なく50メートルくらい離れた場所で釣ってきて流すことにした。巨サバ(35cmくらい?)は生かしておくのがが難しい。アジバケツもないし。そもそもタカベ餌しか考えてなかった。
と良いサイズのサバを釣ろうと苦労しているとWM60のタックルがじゃっじゃっ!と曲がっている。うむ餌のサバは引くなぁ。
(15分経過)
うーむサビキ仕掛けを絡ませてしまった。巨サバはサビキをぶっちぎっていく。仕掛けをほったらかしヒラメさびき(正式名失念)に交換する。離島のサビキ釣りはかかる魚のパワーが強いので内地の鰺用のサビキだとプチプチ切れてしまうのだ。
ふとライト泳がせのタックルを見るとリールのラインが全部出ている。(約200m)あーサバ元気すぎだ。でもこれで掛かったら瞬殺されてしまう。一度回収や。カリカリカリ・・・。ん竿が少し曲がるな・・・。ん?ぐんぐん引くぞ。んん?竿がしなるぞ。お?何か食ってる。20センチもあるサバを食うなんて・・・。エイか?いや違う!なんかでかい!しかしへばってるな。なんか白い!浮いた!で、釣れたのが。

ハマフエフキ

一瞬真鯛かと思ったがこれはタマン。なぜかメジャー忘れていた。慌てすぎである。この写真から竿のガイドの位置とグリップの位置から75cmくらいかと推測される。重さはフイッシュグリップの具合から5キロ前後かな?あいまいだと釣友に指導受けてしまうな。(笑)

針

ちゃんと閂にかかってる。合わせは竿がやってくれたからこれは釣った、ではなく釣れた、だな。タマンはいつも拍子抜けに良型を苦労せずに釣ってるからなんかもったいない。ぶっこみの人からはメインターゲットなのになぁ。あのサバで釣れるなら夜釣りのルアーでもいけるかも。とりあえず生かしておこう。ストリンガーにつないでおく。
桟橋の先ではときおり巨サバかトビウオが何かに追われてるのかパシャパシャやっている。青物ライトタックルはルアーに戻してすこし投げてみる。しかしもっとまったりするかと思いきや全然まったりでないな。と思う。

6月16日

0時過ぎ クエ!!

XR-2+エランスーパーワイドパワーにやっと確保できた元気な巨サバをラチェットのみのフリーで流す。もちろん周りに人はおらずなのでできること。巨サバは桟橋を行ったり来たり。クリックを入れメカニカルは絞り目。小物釣り用の竿掛けにて保持しておく。

流して20分くらいか。(ちなみにこのころ潮止まり)
突然XR-2が右方向にがっつり曲がる!!竿掛けが根元で曲がる!一瞬置いてラチェットがギャッ!で止まる。竿先はまっすぐに戻っている。糸のテンションを少し上げて待ち(20秒)で少し竿先が入る。よし!合わせっ!一気に満月にしなる。しかしドラグを緩めに調整してあるのもあり伸されず体制はうまくキープしてある。そして恒例のずりっ。障害物に擦っている。でも魚の動きは伝わってくる。ラインは根に噛みついてはいないな。一度ポジションを魚側によって巻き取って。ロングリーダーが見えるところまで巻き込むことができる。少しドラグを絞めて巻き上げてみるとガチ突っ込み。XR-2が満月になりタックル構成限度超えの引きと確信。これはパワーファイトではだめだと思う。魚を興奮怯えさせずに体力を削らなくては。この魚ダッシュする時とじりじり出す時と二通りの泳ぎ方をする。とすると夕方の謎の魚と同じかな?
(なぜこんなに覚えているのかとこの段階では巨タマンかなぐらいにしか思ってないからで緊迫してないからであります。)
相変わらずお魚は根の向こう側だけど動きがしっかり伝わってくる。「これは引っ張りだせる」と確信。比較的シンプルな構造の根なのだな、と思う。もしくは魚が大きめで入れる隙間がないとか?
竿の角度を考え巻取り開始。根の感覚消えるもまた当たる。当たってる場所はフロロの部分。きつく当たってはいないようでぷつぷつした感覚はない。根ずれの当たり具合と角度、触れ具合に細心の注意を払う。魚の動きにも気を配る。そんな根際の攻防を5回ほど繰り返したところで魚の頭の向きがこちらに向く。(もちろん見えてはいないが経験から抵抗の感じでわかるのだ。)ここで一気に浮かせようとショートポンピングでの攻防。約三度くらいやり取りしたものの最後に一気に浮かせる。ここポイント。ボコん。よし!

ん?


タマンじゃない!!!モロコだ!!!!!スイーツマンは預言者なのか!
堤防を20mほど引っぱり、たも網のところまで移動する。


さあ大変だ。小さくないぞ。長さはそれなりだが腹回りがやばい。つまり重いってことだ。生憎ギャフは今回置いてきた。こんな時に限って。
たも網使用は10キロくらいまでを想定していたのだ。「ああ、まずいまずいまずい。」まずは5分かけてネットインする。これは出来た。しかしちょっとでも柄に変なたわみを掛ければ折れてしまう。周りには人がいないので応援は期待できない。しっぽにロープをかけようとか思っても無理。一度ネットインしているのでもう鰓ぶたが引っ掛かっている。ネットも折れてしまうかも。・・・。一か八かやるしかないと決断。たも網たち頑張ってくれ!!竿を置いて垂直に上げる魚体は2/3はネットインしているが水面から離れると危険な重さ。15キロ以上はある!やばい!と一度下す。枠の向きを際と並行にして再度引き上げ。垂直に引き上げないと柄が折れてしまう。

頑張れ頑張れ道具たち。「ダッシャー!」ズリズリ。タモ枠は変形こそしているが折れず。タモの柄も頑張っている。2.5m、1.5m、50cm、10cmついに枠に手がとどいた!引き上げる!ヤッター!この時1時すぎ。

魚
がっつりネットイン。2Lのウーロン茶ボトルと。
たも網
元は丸枠です。よく頑張ってくれた。
クエ
竿と記念撮影。
クエ
針がばっちり閂へ。しっかりかけたよ(いえ針の性能です(笑))
魚
吐き出したこのフォルム。アジ族かな。

釣り具たちよく頑張ってくれた。
ファイトは会心の出来。しかし取り込みバタバタ。そんな戦いでした。
モロコが掛ったのは運。だけどファイトは偶然ではない。しかし取り込みはラッキー。そんな感じでした。しかしここから次の戦いが始まるのであった。

次のページに続く。

離島の友

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釣り遠征記

Posted by Kamaji